カナダ留学

カナダ留学の不安を解消10の質問と答え【留学前・中・後】

【You Can Overcome Your Fear After Reading This Blog】
カナダ留学前・留学中・留学後は誰もが一度は不安になることがあります。今回は、ワーホリ・カレッジ留学の経験から、多くの人が不安に思う10の質問をピックアップし、その不安を少しでも解消できる答えを紹介していきます。

今まさにカナダに留学前・留学中・留学後で英語力のこと、将来のことなど不安に思っている方、ぜひ参考までに最後まで読んでみてください!

“Never Stop Dreaming”

目次

  1. 留学前の不安
  2. 留学中の不安
  3. 留学後の不安
  4. まとめ

留学前の不安

まずは、一番不安に思うことが多い留学前です。準備期間はカナダのすべてのことが未知なので、想像や様々なところからの異なる情報で混乱したり、不安になってしまう方も多いと思います。そんな留学前に抱きがちな質問4つから見ていきましょう!

質問1.『英語力ゼロだけどカナダで上手くやっていけるかな?』

答え1.『最低限英語の基礎を身に付けることが大事だけど、英語で話すのにもっと大事なのは人間力!』

もちろん基礎の語彙や文法などの最低限の英語力は必要です。けれど、私がカナダ留学で身に染みて感じたのは、人間力=コミュニケーション力がとても大事ということです。

例えば、日本にいる時からどんなに英語の知識が多く、成績が良くても、カナダに来て様々な国出身の、様々な年齢層、様々な生き方やバックグラウンドを持つ人々とどんな話題を話そうか、どう信頼関係を築いていくかを考えて行動に移すには『英語力』というよりも『人間力』が必要です。

「自分の好きなもの、興味があることがはっきりしている」「カナダに留学に来るのに強い意志を持っている」など自信を持って話したり、他の人にシェアできる話題が豊富な人は例え『英語力』が高くなくても、英語で話す相手をたくさん見つけて、英語を話す機会をたくさん作り、そして自然と『英語力』も伸びていきます。

そうして信頼できる人が周りに増えると、カナダで暮らしていく自信もつき、異国の地でも逞しく生活できるようになります。

質問2.『家族も友達も頼れる人がいなくて大丈夫かな?』

答え2.『優しいカナダ人はたくさんいる!どこの都市でも日本人コミュニティもあるので本当に困ったら、現地の日本人に頼る。』

留学に行くと、程度は違えど誰しも一度は『ホームシック』を経験すると思います。留学前は特に、「しばらく会えないからいろんな友達に会っておこう」「家族孝行しよう」と思っていると、余計に家族・友達が恋しくなり、「留学行きたくない、、」と感じがちです。

でも、今まで日本にいた期間の方がこれから留学する期間よりも圧倒的に長いので、人生において1,2年日本を離れてカナダに住んでみる経験はとても貴重になります。始まる前は1年間というのがすごく長く感じるけど、留学が始まると意外とあっという間です。

また、カナダには優しい人がたくさんいます。移民の国だけあり、英語が片言でも人種や見た目が違っても、差別されたり、嫌な扱いをされることは少ないです。そんなカナダ人たちに助けてもらったり、本当に困ったらエージェントや学校カウンセラー、日本人留学生、現地の日本人コミュニティーに遠慮せず頼りましょう。

質問3.『留学に対して、周りから反対されることが多い。それでも留学した方がいいかな?』

答え3.『正論だとしても、やってみなければ分からない!狭い日本を出て世界に出ると、どんな意見でも尊重されている。』

「今から留学?1年留学したくらいじゃ英語なんて身に付かないよ。」
このような意見を家族や友人から言われたり、インターネット上で目にしたりする方もいると思います。留学を反対される理由は様々で『正論』と思うものもあるかもしれません。

ですが、その意見を言ってくれた人は留学のエキスパートですか?カナダ留学の道のベテランですか?おそらくその方が『留学経験者』である確率は低いと思います。なのでその方だって、実際に留学するとどうなるか、については全く知らないのです。そしてインターネットで見る意見や経験談もその人の一意見、一体験であって、カナダに留学するからといって、自分も100%同じ道を辿るとは限りません。

結論としては、留学に行こうが、行くまいが、自分で決断することです。周りの意見を参考にするのも時に大切ですが、自分の意見で、理由で決断すれば後悔はすることはないと思います。

質問4.『カナダで事件・事故に巻き込まれたりしないかな?』

答え4.『100%安全な場所はないのは、日本もカナダも一緒。でもカナダは比較的平和な国だから安心!』

特に親御さんも心配することだと思います。これに関しては「カナダは大丈夫」という絶対安心はないです。日本のように置き引きもほとんど起こらない、落とし物をしても無傷で返ってくる、というレベルではないですが、事件や事故に遭遇するかもしれない確率は日本でも、カナダでもほぼ変わらないと思います。

アドバイスとしては、日本にいる時よりも少しだけ身の回りのものは自分で管理する、「怪しいかも」「危ないかも」というのを察知する感覚を養うといいです。

留学中の不安

留学が始まってしまえば新しい環境や新しいことにワクワクしたり、忙しかったりで不安に思っている間もないほどですが、カナダでの生活にも慣れてくると襲ってくる新たな不安を3つの質問で紹介。

質問5.『帰国までに英語力は十分に伸びるのかな?』

答え5.『英語力の伸びにブランクや浮き沈みはつきもの。リミットを決めない。帰国後でも勉強を続けるべき!』

「カナダに来たからには英語がペラペラにしゃべれるようになって帰国しなきゃ」とプレッシャーを感じる(あるいは自発的にプレッシャーをかける)人も多いと思います。よく見る回答で「頑張り次第」とは言われるけど、「自分はどう頑張るタイプなのか」を考えましょう。

「帰国までに」というリミットやプレッシャーで自分を追い込んで頑張れる人もいれば、プレッシャーがありすぎると不安になり、悪循環に陥る人もいます。後者の方は、「帰国までに」というリミットを一旦忘れて、今やっているバイトや学校通学を着実にこなし、帰国後も英語を磨き続けるから今焦ってもしょうがないという精神でいくと気が楽になります。

質問6.『日本語環境になっていて、留学に来たお金と時間を無駄にしていないかな?』

答え6.『英語力アップだけを留学の「お土産」にしない!』

「カナダに留学する」と決断、それを実行に移している時点でまず一段階成長しています。カナダに留学に来た目的は人それぞれですが、「英語力アップすること」だけが目標、カナダ留学から得られるものと限定しすぎないようにしましょう!日本語環境でも、文化の違いやカナダ人だけでなく日本人も含め、日本の中にいるだけでは見なかった視点での考え方などを学べることも大きな経験です。

日本に帰ったら、「英語力」がどれだけ変わったかを重要視してくる人もいますが、「自分がどれだけ成長したか、考えや見方の幅が広がったか」を自信を持って見せられるように残りのカナダ生活を送ってみるようにしましょう!

質問7.『カナダですぐバイト見つかるかな?準備してきたお金が足りなくなってしまわないかな?』

答え7.『理想条件が高くなければバイトは見つかる!準備・行動は早めに。』

金銭面の不安も英語に対する不安同様大きいと感じる人もいると思います。「ジャパレスでは働きたくない」「時給〇ドル以上がいい」「家から近いところで働きたい」などの理想条件が高いと、レジュメを歩き回ったり、数か月バイトが決まらないということもありますが、カナダはある程度日本食レストランやアジア系レストラン・カフェも多く、日本人を雇ってくれやすいところもあるので、切羽詰まっていて、バイト先の条件もあまりなければバイトは見つかるので心配しすぎなくて大丈夫です。

ディッシュウォッシャーのポジションしかなかったり、時給やチップが高くないこともあるので、お金に余裕が出たら英語環境のバイトや条件のいいバイトを探すのもありです。ビザの有効期限やお金の残額を考えながら早めに行動しましょう。

留学後の不安

「カナダ留学でやりたかったことはやりきった」「英語力も格段にアップし自信につながった」と満足のいく人もいる一方で、留学後の将来で不安になる3つの質問を紹介。

質問8.『進学、就職で周りに遅れをとらないかな、ちゃんと英語力を生かした仕事に就けるかな?』

答え8.『1,2年のすぐ先の未来ばかりだけ見ずに、長く将来を見据えるべき。』
今は周りから1,2年遅れた道を歩んでいても、5年後、10年後には大した差はなくなるかもしれないし、または越えているかもしれない。英語力や、留学の経験もあとあと生きてくる場面に出会うこともあります。なので短期での人生計画より長期の人生計画を軸に考えてみるのが賢いです。

周りと一緒だと安心するけど、自我がない自分になってしまいます。せっかく日本以外の国で新たな価値観や考えに気づいたのに、日本に戻って自我を殺すのはもったいないです。

質問9.『日本に帰ったら、英語力が落ちてしまわないかな?』

答え9.『何もしなければほぼゼロ近くまで落ちる。留学終了が英語の勉強のゴールではない!』

日本に帰って、生活のほとんどを日本語で話す環境で、何も英語勉強をしなければほぼ確実に英語力は下がります。「一度自転車に乗れたら、何年たっても体が感覚を覚えている」のとは全く異なり、英語の勉強や英語で会話することを続けていかなければ、英語はまた話せなくなってしまいます。

『英語力』をキープしたいなら、カナダで生活していた時と同じような環境を作る必要があります。完全にカナダの生活を再現するには、日本では限界があるので「英語で話すコミュニティー」を見つけたり、オンライン英会話や外国人とのミートアップに参加するなど工夫しなければいけないです。

質問10.『帰国後、元のマンネリ生活に戻り目標がなくなってしまった。どうしようかな?』

答え10.『カナダで体感した(学んだ)日本の常識・価値観とは違う常識・価値観が世界には存在することを心に留め続ける。』

それまでは「カナダに留学する」「英語力をアップする」という目標に向かって頑張ってきて、帰国してその目標を果たしてしまったら、「次はどうしよう」と悩むのは自然なことです。

けれど、「次の目標を決める」となっても、またカナダや海外に行く新しいことをするチャンスは状況によってはなかなか作りにくいです。次の目標が決まらなくても、カナダで学んだ日本では得られなかった視点や価値観を忘れずにいることで、次に何か挑戦したいことが見つかったときに、「周りの意見」や「不安・プレッシャー」に打ち勝つカギになります。

まとめ

いかがでしたか?留学を考えていたり、留学している本人の方はもちろん、留学する人が周りにいるという方にも読んでいただけたら嬉しいです。

あくまで個人の意見なので、留学が100%満足いくものになるという保証はありませんが、留学の後押し、留学中、留学後の方の応援になっていればと思います。