役立つ英語

「ぎりぎりに」英語でなんて言う?

【An Idiom about Time: Useful English Expressions⑧】

今回の役立つ英語表現は、「ぎりぎりにお願いしてごめん!」など
目的の時間の「直前、間際、ぎりぎりに」という意味で使えるものです。

レストランやカフェで働いていると、こんな場面に出くわすことがあります。

お客さん「お店まだ開いてる?」
店員さん「開いてますよ。10時までやってます。」
(現在時刻9時50分)
お客さん「よかった!閉店間際にごめんね。。」
店員さん「いえいえ、大丈夫ですよ!」

こんな時、英語では以下のような会話になります。

Customer  “Are you guys still open?”
Server  “Yes. We’re open till 10pm.”
Customer  “Great! Sorry for coming in at the last minute…”
Server  “No worries!”


解説をすると、今回のイディオムが
last minute:ぎりぎり
at the last minute:ぎりぎりに

直訳すると、「最後の瞬間、最後の1分」という意味ですが、
本当に「1分前のぎりぎりに」というわけではなく、「ぎりぎりに」と
総称的に使えます。

ちなみにここでの”open”は「開いている、営業している」状態を表す
形容詞なので、前にはbe動詞がつきます。
また”No worries”は”Don’t worry”と同じ意味合いで使え、
「大丈夫ですよ、気にしないで」という感じです。

最初の例えの場面は確かに、閉店10分前なので、数分という感覚で
文字通りに近いですが、以下のような場面でも使えます。

バイト先の同僚「あのさ、ぎりぎりで申し訳ないんだけど、明日のシフト誰か
代わってくれない?」
自分「いいよ、私代われるよ。」
同僚「ありがとう!」


Co-worker “Hey, sorry it’s really the last minute, but can anyone take my shift tomorrow?
Yourself “I can take it.”
Co-worker “Thanks!”

バイト先のチャットグループにて。例文はここから抜粋しました!

このように「数時間前、半日前、前日」という「ぎりぎりに」
場面でも“last minute”を使えます。
minuteをhourやdayなどと直す必要はないです!

これも当日の約束の数時間前の会話で友達は”Sorry for the last minute change”と言っています。

最初に、この表現を聞いた時、明日のことなのに、なんで”last minute”で、ごめん!
って言ってるんだろう??まだ明日まで何時間もあるのに、、と思って、
違和感がありました!笑

ちなみに“take someone’s shift”「(バイトなどの)シフトを代わる」
となっています。
バイトをすると、スタッフ同士の連絡交換をしてマネージャーに相談する前に
スタッフ同士でシフトの交代や代わりのお願いなどをすることがあります。

その時に、よく使われる言い方なので、覚えておくと便利です。

おしまい