【カナダ英語】カナダのユーモラスな英語キャッチコピー7選
【7 Canadian Humorous Catchphrases】
今回はちょっと変わった視点から学ぶ英語を紹介します。
カナダの街中で見つけたユーモラスでときどきハートフルな英語のキャッチコピーを7つピックアップして解説していきます。学校やテキストで学ぶばかりが英語の勉強ではありません。
外に出て街中で見る、より生きた英語表現から学ぶのも1つの効果的な勉強法です。カナダ留学してもっともっとネイティブに近づけるように英語を勉強したいと思っている方ぜひ最後まで楽しみながら読んでみてください!
目次
『キャッチコピー』は和製英語?
さて英語のキャッチコピーを見ていく前に、そもそも『キャッチコピー』という英語はカナダでは通じない、分かってもらえないことが多いのを知っておかないといけません。
『キャッチコピー』でコピーを”copywriting:広告文作成”から来ていると予測できたカナダ人ならなんとなく分かってくれるかもしれませんが、だいたいは理解されないです。
英語では「人を惹きつける、魅了する文章・フレーズ」ということで“catchphrase(キャッチフレーズ)”と言います。
カナダで見つけたユーモラスフレーズ集
それではさっそくちょっと面白い英語キャッチフレーズを紹介していきます。
1. “Blowout Sale!”
“Blowout Sale”(ブローアウト・セール)は直訳すると、「爆発、吹き飛ばしセール」となります。「売れ残っている商品を売り飛ばす、売り払う」ということになるので日本語にすると「クリアランスセール・大安売り・在庫一掃セール」となります。
個人的に”blowout”でこんなイメージが湧いたので面白いなと思いました。笑
2. “Your Escape Begins At:~”
これは見かけたことがある方もいるかもしれません。カナダの映画館で見つけることができます。係員にチケットを見せて中に入ってから各シアタールームの入り口横にある映画のポスタースクリーンの上方に書いてあります。
“Your Escape Begins At: 18:30.”
このようにAtの後ろにその映画の上映開始時間が書かれています。日本語訳にすると「あなたの逃避(現実逃避?)は18時30分に始まります。」となります。真面目に「こちらの映画は18時30分より上映開始です。」と書くのではなく、「まもなくあなたは現実世界から逃れて映画の世界に行けますよ!」と観客をわくわくさせるユーモアがあっていいなと思いました。
3. “Fall Into The Classics”
このキャッチフレーズはバンクーバー発祥で日本にも店舗があるBlenz Coffee ブレンズコーヒーの秋のドリンクメニュー広告で見つけました。
秋の広告なので「秋=fall」と”fall into”「はまる」を掛けています。”Fall Into The Classics”で「定番にはまろう」というキャッチフレーズになっています。広告に載っていたのがパンプキンスパイスラテなどだったので「秋のドリンクの定番」と言うことを意味しています。
photo credit: GoToVan Blenz Coffee via photopin (license)
4. “Eat Me!”/ “Drink Me!”
イギリス文学作品でディズニーアニメにもなっているルイス・キャロル作『不思議の国のアリス』の中でも使われているフレーズで知っている方もいると思います。
クッキーや飲み物に書かれて”Eat Me””Drink Me”で「私(クッキー)を食べて」「私(飲み物)を飲んで」という食べ物や飲み物を擬人化した言い回しでユニークです。
バイト先のカフェでも、売れ残ったクッキーやクロワッサンに”Eat me!”と書いてあり、売れ残りが欲しいスタッフが持って帰ります。
5. “Page Turners”
続いてはカナダにある本屋さんIndigo(インディゴ)で見つけたキャッチフレーズです。
“Page Turner”は直訳すると「ページをめくる人」なのですが、「先が気になってどんどんページをめくりたくなるような面白い本」という意味で使われています。
6. “The Stage Is Yours!”
このフレーズは学校や何かの発表の場などで耳にすることが多いです。
“The Stage Is Yours!”意味は直訳のまま、「舞台はあなたのものですよ!」ということから「ここからはあなたのタイミングで自由に話して(プレゼンして)ください!」というニュアンスを込めて使われます。
7. “See Something? Say Something”
最後のフレーズは電車内、バス内、電車のホームなどで見かける防犯に関わるキャッチフレーズです。
“See Something? Say Something”も直訳通り「何か(不審なもの、人を)見た?(そしたら)何か言ってね(教えてね)」ということになります。
「電車内などで怪しいもの、不審な人を見かけたら係員にお知らせください」とストレートに言わず、かつそれぞれSから始まる動詞とSomethingの組み合わせで語呂をよくしているのも上手いなと思いました。
文法的には疑問文で「何か見た?」は”Did you see anything?”なのですが、語呂合わせでキャッチーに見せるためSomethingを使っているのだと思います。
photo credit: AvgeekJoe Incoming Canada Line to Vancouver City Centre Station… via photopin (license)
まとめ
いかがでしたか?意外とキャッチフレーズからも英語の面白さを学べるのでみなさんもカナダ留学中は街中のいろいろなものに注目してみてください!