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【カナダ生活】カナダに住む!知っておくべき8つ住宅タイプ

【Life In Canada; 8 Types Of Housing In Canada】

今回は、カナダ留学生やワーホリの方も、カナダ移住をお考えの方も必見の知っておくべきカナダの住宅タイプ8つを紹介していきます!

日本とカナダの環境や文化の違いから、住宅のタイプにも違いがあります。また、日本の住宅タイプを知っていても、カナダでは英語でどのように呼んでいるのか、意外と知らないことも多いです。カナダ生活をする上で重要な住宅選びは、慎重に行いたいですよね。事前に基本知識があると安心です。

ぜひ参考までに最後まで読んでみてください!

目次

1. 戸建ての住宅タイプ

まずは、だいたいどこの都市でもダウンタウンを除いて一般的な戸建ての住宅タイプから見ていきましょう!「戸建て」と一口に言っても、そのカテゴリーの中で、住宅タイプがいくつかあるので、今回はカナダで代表的な6種類の戸建て住宅タイプを解説します。

○ Detached house「一戸建て住宅」

“Detached house(ディタッチト・ハウス)”は、”detached”「分離した、戸建ての」と言う意味でいわゆる独立した「一戸建ての家」となります。

建物も土地も一人のオーナーが所有するのが一般的です。カナダでも最も一般的な戸建ての住宅タイプの1つです。日本の一戸建てと違う点を言えば、やはり国土の広さも関係してか、1つの家の大きさが日本の家よりも大きいものが多いです。(もちろんコンパクトな作りの一戸建てもありますが、日本ほどではないと思います。)

○ Semi-detached house「二戸建て住宅(1棟2軒)」

次に紹介するのが、“Semi-detached house(セミディタッチト・ハウス)”です。”semi-“「半々、半分の」と言うように、1棟の建物が2軒に分かれたタイプの「二戸建て住宅」を指します。

写真で見て分かるように、1つの建物が真ん中で区切られていて、左右に1軒ずつ真ん中の壁を隔てて独立した2軒が入っている住宅タイプです。この場合、1つの建物ですが、左右それぞれの建物部分とそれに付随した土地を別々のオーナーが所有できます。

○ Townhouse「タウンハウス(長屋の集合住宅)」

“Townhouse(タウンハウス)”とは、複数の住戸が壁を隔てて、つながっている2階建(あるいは3階建)の「低層の長屋」です。

各々の住戸専用の玄関やバルコニーなどがあり、それぞれの住戸を別々のオーナーが所有したり、建物も庭などの共有スペースがある土地も、建物のうちの専有面積に応じて共有する場合があります。

○ Duplex/Triplex「デュープレックス/トリプレックス(二世帯/三世帯住宅)」

次に紹介するのが、“Duplex(デュープレックス)/Triplex(トリプレックス)”と呼ばれる「二世帯/三世帯住宅」です。建物の様式としてはSemi-detached houseと似ていることもありますが、建物や土地の所有権のタイプが異なります。


引用:Patricia Houlihan LLB Personal Real Estate Corporation

DuplexやTriplexは1棟の建物内に2軒あるいは3軒の別々の住戸がありますが、基本的に建物、土地の所有権は一人のオーナーのもので、2軒目や3軒目を親世帯、子世帯などの家族が利用するケースや、賃貸として貸し出すケースも多いです。

○ Laneway house「レーンウェイ・ハウス」

5つ目に紹介するのが、日本やメトロバンクーバー以外のカナダでは聞き慣れない“Laneway house(レーンウェイ・ハウス)”です。

レーンウェイ・ハウスとは、日本で言う母屋に対する「離れ」のような同じ敷地内にメインの住戸とは離れた独立の玄関、キッチン、バスルームなどを備えた小さな住戸のことを表します。


引用:Birds Nest Properties

(上の写真を参照していただくと分かるように、同じ敷地内に左奥のメインの住戸と、中央にあるメインとは離れた住戸がレーンウェイ・ハウスです。)

近年では、トロントでも見られるようになってきた住宅タイプですが、もともとはバンクーバー市やメトロバンクーバーでのみ利用されている住宅タイプです。

DuplexやTriplex同様、建物と土地の所有権は一人のオーナーが持ち、レーンウェイ・ハウスは賃貸で他人に貸し、賃料を回収することでローン返済の一部に充てることも多いようです。

○ Mansion「大邸宅、豪邸」

日本人にとっては勘違いしやすい住宅タイプですが、“Mansion(マンション)”は英語では下の写真のような「大邸宅、豪邸」を指すものになります。

なのでカナダで「マンション」といえば、セレブや大富豪などが住むような広い土地に建つ大きくて、豪華な住宅を意味するので単語の使い方には注意しましょう。

2. アパートタイプ

戸建ての次に紹介していくのがアパートタイプです。(英語では“Apartment(アパートメント)“)※イギリス英語では”Flat(フラット)”と呼ばれますが、カナダではApartment(アパートメント)と呼ばれることがほとんどです。

日本での認識と同じように、複数の独立した住戸で区切られた大型の建物がアパートとなります。主に賃貸での居住用として利用されていることが多いです。玄関ホール、庭、エレベーター、廊下などを共有します。

3. 分譲マンション(コンドミニアム)タイプ

最後に解説するのが、分譲マンションタイプです。ここでも注意が必要なのが、英語ではこのような住宅タイプをマンションとは呼ばず、“Condominium(コンドミニアム)”や略して“Condo(コンド)”と言います。

カナダでも特に家賃高騰が続くトロントやバンクーバーなどではダウンタウンはもちろん、ダウンタウンから少し離れた地域にもどんどんコンドミニアムが建てられています。

基本的に、分譲マンションと同様、各住戸を別々のオーナーが購入し所有していますが、住戸の一部の部屋などを賃貸用として利用していることもあります。

このような部屋を留学生やワーホリの方などが借りるケースもよくあります。自分専用の1部屋のみとキッチンやバスルームは共有しなければならないのと、家賃も高い傾向ですが、アクセスがよく、学校などにも通いやすいダウンタウンに住みたいという方に人気です。コンドミニアム内併設のジムやパーティールーム、プールなどがある場合はそれらを利用できるのも魅力です。

まとめ

いかがでしたか?私自身もカナダで家の購入などはまだ考えたことがないので、気にかけたことがありませんでしたが、カナダ生活をする上で知っておくとアドバンテージになると思います。今回の記事がカナダ留学、カナダ移住を考える方に役立ったら嬉しいです!