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【カナダ】語学留学初心者がするべき英語の準備!

【What a Beginner of Studying Abroad Should Prepare】

今日の記事は、カナダに語学留学する人が準備しておいた方がいい英語の勉強について書いていきます。

留学に実際に来てから、または留学を終えてしまってから、「あー、もっと準備しておけばよかった、もっと英語を勉強しておけばよかった」と後悔して、せっかく留学に掛けた時間とお金を無駄にしたくない方は必見です。

目次

  1. 単語・語彙力
  2. 用途別・レベル別に使いこなすべき単語帳

    文法とともに一番の基礎になる単語・語彙力を伸ばします。おそらく誰でも学校などで買った(買わされた)単語帳が1冊はあるかと思うので、一通りまた目を通しなおしておくと良いです。

    中学校時代の単語帳

    中学校時代の単語帳なら全単語マスターするくらいの勢いで使っていいと思います。基礎的に必要な単語ばかりなので、全部覚えておいても無駄にはならないです。

    高校(大学)時代の単語帳

    一方、高校や大学?(大学で単語帳買うことは少ないと思いますが)時代のものになると、受験対策に特化した単語が多くピックアップされています。

    海外の現地大学やカレッジに留学する場合や移民を考えている方でTOEFLやIELTSなどの英語資格を受ける必要がある場合は役立つと思いますが、基本的にはアカデミックすぎて日常会話では使わない単語も多く掲載されているので、その単語帳で語彙力アップのため勉強するのは全然問題ないですが、全単語マスター!とまで意気込む必要はないと思います。

    TOEIC対策の単語帳

    また、TOEIC対策の単語帳を持っている方も多いと思います。これも日常的に使われる単語が多く掲載されていて、語彙力アップにはとてもいいと思います。

    注意点としては、TOEFLやIELTSがアカデミックなのに対して、TOEICはビジネスシーンでの英語が多いので、少し堅苦しい単語も多く、オフィスでは使われていても日常会話ではあまり使わない単語もあります。

    日常会話の単語帳

    他の単語帳と並行して、軽めの日常会話に特化した単語帳もあるといいと思います。単語数の多い中学英語レベルの単語帳ならカバー範囲が広いので、それ1冊で足りることもありますが、薄めの単語帳だと、日常会話の身の回りのものの単語(家の中の家具の名前、キッチン・水回りの器具?の名前など)が載っていないことがあるので、日常会話編の単語帳もおすすめです。

    ホームステイしている時やバイト先でちょっとしたものの名前を英語で言えず、何度も辞書で調べました。。(「蛇口:fauset」や「おたま、ひしゃく:ladle」、「ざる:strainer」、「泡だて器:whisk」など)

  3. 文法
  4. 中学文法をマスターすれば会話中の文法も完璧?

    よく言われるのが中学英語の文法は最低限マスターしておくこと、というアドバイスですが、確かに文法と言う基礎はしっかり固めておいた方がいいと思います。

    ただ、どんなに完璧にマスターしていても、机の上で勉強する文法の難しさと実際に生身の人間相手に会話で文法を意識しながら話す難しさの間には大きな差があります。

    文法は分かっているはずなのに、話したい内容、自分の意見を頭の中で思い浮かべつつ、話の筋道をたてて、話そうとすると単語単独でぽんぽん浮かんでくるので、じっくり考える時間がない会話では、もうその浮かんだ単語をとりあえず口に出していくことしか出来ず、文法めちゃくちゃで話していることもしばしば、、笑

    特に最初のうちは、沈黙を埋めようと何か話さなきゃ、このことを言いたい、それからあのことを言おう、と頭の中はフル回転で文法どころじゃなくなります。

    本当におさえておくべき基本文法

    なので、本当の最低限はとりあえず、単純文であれば、主語+動詞+その他(目的語や補足部分)の語順、疑問文であれば、be動詞や動詞の一部を主語の前に置く、など本当に基本的な語順を意識していればなんとか形になり伝わります。

    もちろんだんだん英語に耳が慣れ、英語で話すことにも慣れてくると、話している間も頭の中の考えるスペースに余裕が生まれてくるので、そこで初めて時制や、to do(不定詞)なのかdoing(動名詞)なのかなどに気を配れるようになってきます。

    ということで初めのうちこそ、まったく使いこなせない文法ですが、あとあと慣れて来た頃に、勉強しててよかったと必ず思える時が来るので、中学英語レベルの文法は勉強しなおしておくと良いです!

  5. 発話表現、イディオム、熟語
  6. ネイティブ英語に近づくポイントになる

    語彙力と重複しますが、ある程度英語で話すことに慣れてきたら、表現のバリエーションを増やすため、ネイティブも使う発話表現やイディオム、熟語を知っておくとかなり便利だし、英語を話していてネイティブに近い自然な英語になります。

    また、使いこなせなくても、勉強しておくと、誰かがその表現を使った時に見覚え、聞き覚えがあるなと耳に音がひっかかりやすくなります。知らないと、聞き流してしまうので、知っておくだけでも十分アドバンテージになると思います。

    イディオム・熟語勉強おすすめサイト

    ウィニペグにいた頃、暇な時間が多かったので、友達作りもかねて移民支援の団体が週1日1時間ほどの英語クラスを無料で開催していたので参加しました。その時の先生が紹介してくれたイディオムを勉強するサイトを載せておきます。移民の人向けのウェブサイトでカナダで生活する上で手助けになるサイトなので、ネイティブな表現を勉強できると思います。

    Website:https://livelearn.ca/learn/canadian-idioms/

  7. リスニング・発音矯正
  8. 英語を話す上ではリスニング力もかなり大事です。というかリスニングできないと相手が言ったことが分からないので、何と返したらいいかも分からなくなります。好きな洋画や洋楽を観たり、聞いたりするのもいいのですが、私のおすすめ(特に効果が出たと感じた方法)はシャドーイングです!

    シャドーイングとは?

    英語の音声を流し、聞いたと同時に話し手を追いかけるように、同じように発音することをシャドーイングといいます。(shadow:影、shadowing:つきまとう)

    トランスクリプト(話したままを文章に書いてあるもの)があれば、まずはそれを見ながら、音声を聞いて、すぐ音声で聞こえた音を追いかけるように声に出して読む。

    リスニング力向上と発音矯正のダブル効果

    地味な作業ですが、続けると、音声の英語に慣れ、かつ自分の発する英語にも慣れ、自然とリスニング力があがります。1日、2日で上達するものではないので同じ音声を何度もシャドーイングして、トランスクリプトなしで、聞いただけで同じように発音することができるようになるまで続けましょう!

    さらに、ネイティブの英語をよく聞き取ろうとし、それをコピーするように復唱していくので自然と発音が矯正され、ネイティブの発音に近づくことができます。

    おすすめは、最初は話し手が一人でゆっくり話している教材が分かりやすいです。おすすめ教材はプレゼン形式で様々な国の人が自分の研究や意見を発表するTed Talkです。
    (こちらから。https://www.ted.com/#/

    5分未満の短いビデオから30分以上の長いビデオまで、トピックも面白いものや科学的な難しい話などいろいろあるので、勉強にもなるし、英語の上達にも役立ちます。

    それぞれのビデオを開くと、タブにTranscript(トランスクリプト)が英語や日本語でも見れるものもあります。

  9. まとめ
  10. ここまで準備出来たら、あとはいかにどれだけ多くアウトプットするかです。
    日本では今回紹介した4つの準備に集中して、カナダに来てから、英語のネイティブスピーカーと話す機会は毎日あるので、無理に日本で英会話学校やオンライン英会話を受ける必要はないと個人的には思います。
    (余裕があれば、たくさん日本でもアウトプットするに越したことはないですが、そしたら留学しなくてもよくなってしまいそう、、?)
    ということで、後悔のない留学をするために語学留学初心者が、留学前にやっておくべき英語勉強の準備についてでした。