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【カナダ留学】想像と違う⁈留学・ワーホリ『非キラキラ』な瞬間5選

【5 Not-Sparkling Moments That I Didn’t Expect During Living and Studying In Canada】
SNSを通じて見る『留学』や『ワーホリ』は往々にして、「キラキラ」した部分が目立ちます。留学生活の「キラキラ」した部分に魅了され「私もカナダに留学したい!」という気持ちになります。

このブログでも、カナダ留学を通して得られる楽しい経験や、カナダのいいところなどをたくさん紹介してきました。ですが、今回はSNSなどではなかなか明るみに出ないカナダ留学・ワーホリの『非キラキラ』な瞬間について、自分の経験をもとにご紹介したいと思います!

これからカナダ留学やワーホリを考えている方で、留学の『キラキラ』な面以外に、『非キラキラ』な面も知っておきたい、理想ばかりの留学でなく、現実な部分も知っておきたいという方、ぜひ最後まで読んで参考にしていただけたら嬉しいです!

目次

1. 「語学学校の初授業日!だけど誰とも友達になれなかった。。」

私の『非キラキラ』留学体験談の1つ目をご紹介します!泣

初めてカナダに留学した時、最初の3ヶ月間はトロントのダウンタウンにある語学学校に通うことにしました。語学学校初日は、英語の実力度を測るテストとオリエンテーションが行われました。テストとオリエンテーション後は校内やトロントの街中を案内されたのですが、入学日が同じ50人以上がぞろぞろと語学学校担当者の後ろにつき見て回ります。歩きながら、たまたま隣にいた人となんとなくその場だけ話したり、仲良くなったりはしましたが、校内・街中ツアーが終わると全員解散となり、バラバラと帰る人もいれば仲良くなった人たちはグループで出かけたりしていましたが、私はその日は友達という友達はできませんでした。

翌日が実質初登校で、自分のクラスに行く初授業日でした!前日のオリエンテーションには、100名以上の新入生が参加していたので、私はてっきりクラスもみんな新入生たちのみで構成されていると思っていました。しかし、トロント1のマンモス語学学校だったこともあり、全体の生徒数は1000人以上いるようで、クラスにはすでに前タームから参加している生徒が多く、私が入学したタイミングでそのクラスの新入りは私だけでした。

クラスの子たちは和気藹々としていてみんな仲がよく、すでに仲良しグループもできている印象でした。授業が始まるとみんなすでに「勝手知ったる」といった感じで、いきなりペアワークやグループワークでディスカッションが始まったりで、私だけが何がなんだかよく分からないという状況でした。。

そんなこんなで初日は、クラスの子と頑張ってコミュニケーションを図ってみるも、圧倒的にスピーキング力の差を感じ、相手も私が言いたいことがよく分からず、ということが何度もあり『英語で話して新しい友達作るぞ!』という意気込み虚しく撃沈しました。。

2. 「ホームステイ中、ホストファミリーと何話せばいい?一人で部屋に閉じこもりっきり。。」

次にご紹介する『非キラキラ』体験は、ホームステイ中のエピソードです!

初めて海外へ留学する人の多くは、ホームステイをする方が多いかと思います。その中での1番の心配事は、やはり『ホストファミリーと英語でどれだけコミュニケーションが取れるか』です。ホームステイ中にホストファミリーのいるリビングやダイニングに行って、おしゃべりするタイミングが分からない…何を話せばいいのか分からなくて、暇なのに部屋に閉じこもりっきりだった『非キラキラ』体験談をシェアします。

私のホストファミリーの家族構成は、ホストマザー、ホストファザー、ホストブラザー(中学生※当時)、ホストシスター(小学生※当時)、ホストグランパの5人家族でした。ファミリーはみんなとても温かく迎え入れてくれました。

学校から帰ってきたタイミングや、一緒にランチやディナーを食べたりする時に、今日学校はどうだった?と聞いてくれるなど話す機会をたくさん作ってくれるファミリーでした。また休日のディナー後には、家族みんなでリビングで映画鑑賞したり、ホストファザーがテニス好きでお気に入り選手の試合を、夜な夜な一緒に観戦することもあり、ザ・海外生活を体験できました。

なのですが、例えば平日のディナー後や休日のランチ後などファミリーも思い思いに時間を過ごす時などは、私はリビングには居づらい時もあったので、結局自分の部屋に引き上げ、特にやることもないのに一人で部屋で過ごす、なんてこともよくありました。。

3. 「学校終わりは、一人図書館で宿題。。一人で街をブラブラして帰るだけ。」

カナダ留学の語学学校や大学、カレッジなどの学校帰りと聞くと、たくさんの友達と一緒に出かけたり、宿題をやったり、公園でのんびり寝そべったりする生活を想像する方も多いのではないでしょうか?

3つ目に紹介するのは、そんな海外での学校帰りの『非キラキラ』エピソードです!

トロントで語学学校に通っていた当時のスケジュールは、午前中は必修クラスで、昼食を挟んだ午後は選択クラスで遅くても夕方4時頃までには授業が終わるといった感じでした。

本格的に現地の大学やカレッジに通っているわけではなかったので、放課後の時間が割とたっぷりありました。宿題は各クラスで出されますが、そこまで難しいものではなく短時間で終わらせられるものがほとんどでした(※プレゼンなどの発表系に関する宿題はそれなりに時間がかかりましたが。。)

その為、学校終わりは理想ならば仲良しな友達何人かと一緒に宿題をさっさと済ませ、カフェへお茶しに行ったり、買い物に行ったり、夜になればクラブに繰り出すなんてことも思い描いていました。しかし、実際の留学はそんな毎日ではありませんでした。。実際は学校が終われば、一人で図書館に行って宿題をしたり、用もなく一人で街をブラブラして帰るだけなんて日もよくありました。。

4. 「バイト漬けの毎日で、稼ぎ時の祝日は潰れる。お金がなくてイベントやカナダ国内旅行も行けない。」

カナダ留学で理想とすることの1つが、学校での勉強以外にカナダならではのイベントに参加してみたり、カナダ国内の様々な都市に旅行することが挙げられると思います。4つ目に紹介する『非キラキラ』な瞬間は、そんな理想が打ち砕かれるエピソードです。

『カナダ留学したら英語の勉強だけじゃなく、カナダのいろいろな場所を旅行してみたい!』『アメリカのニューヨークや、シアトルなどもカナダの都市からなら近いから旅行もできそうなのが楽しみ!』とカナダへ留学する方の中にはこのように考えている方も多いと思います。私のそのうちの1人でしたが、いざカナダ留学に来てみると現実は違いました。。

実際の留学生活ではバイト漬けの毎日で、稼ぎどきの祝日は潰れ、イベントに行くタイミングはなく、カナダデーの花火も遠くに音を聞くだけ。。もちろんバイトもやりたいことも、スケジュール詰め詰めで実現している友達もいましたが、私の場合は日々のバイトの疲れで、遊びに行きたい、旅行に行きたいけどそれほどの気力がない、という感じでした。。

このような理想と現実が違った留学を回避するアドバイスとしては、留学のためのお金はできるだけ余裕をもって準備することです。経済的に余裕があるだけで、留学がより充実したものになります。もちろんバイトを通して、現地の生きた英語を学ぶことができ、たくさんの人とコミュニケーションをとる機会になるので、英語力の向上にはつながります。ただ、留学生活を後から振り返ってみて、思い出がバイトだけ、というのも悲しいものです。。

5. 「学校で自分の意見が英語で言えない。知っているのに上手く言えなくて無知な人と思われる。。」

カナダ留学で語学学校に通うと、クラス内で発言したり、ペアワークやグループワークで自分の意見を英語で言う場面がたくさんあります。また、学校内に限らず仲良くなったカナダの友達と話している中で、『サラはどう思う?』『日本ではそこのところどうなの?』と意見を聞かれる場面もよくあります。

簡単なトピックや自分の興味のある分野の話ならまだしも、例えば日本の歴史や文化、経済や環境、金融問題について話すこともあるかもしれません。そんな込み入った話題の場合、日本語でもどう答えたらいいかわからないのにそれを英語で意見を言わなければいけません

日本の学校では、先生の授業をひたすら受動的に聞く、という姿勢が一般的です。先生に指名されても問題の答えを言うだけ、など意見を求められることに慣れていない日本人は多いのではないかと思います。

そんな私もカナダで語学学校に通っていた時に、意見を求められてもうまく答えられず、『何も知らない人、自分の意見が言えない人』と思われてる、と落ち込んだことが何度もありました。

答えられないケースとしては二通りあり、一つは質問に対する知識もあって、ちゃんとその問題についても知っているのに英語でどうやって言ったらいいか分からないケースと、二つ目はそもそもその問題について考えたことがなく、自分の意見というものがないため答えられないというケースでした。

『英語だけでなく、もっと日本のことを知っておいたり、ニュース等を見て自分の意見を言えるようにする練習が必要だな』と感じた体験でした。。

6. 「バイト先では英語が拙いせいで、人と話す必要がない雑用や単純作業をやらされる。。」

最後のエピソードも英語力に関係するものです。やっとの思いで見つけたバイトで、英語力を伸ばせると思いきや、自分の英語が拙いせいで、人と話す必要がない雑用や単純作業をやらされることもあった非キラキラ体験談です。

アジア系のファストフード店でサーバー(キャッシャー)のバイトをしていたのですが、英語力が仕事に見合わず、レジでの業務を任せてもらえず、『サラは今日こっちに入ってくれる?』と使い終わった食器をテーブルに回収しに行き、汚れたお皿などをひたすらキッチンの奥で洗う作業を任されてしまう日もありました。

バイト先がトロントのオフィス街にあり、11時30分〜13時30分頃までラッシュアワーとなります。ヌードルかライスを選び、ソースの味やトッピングの野菜などをカスタマイズすることができるお店なので、お客さんは自分のカスタマイズが決まっている人が多く、早口でオーダーしてきます。それを聞き取って、レジに打ち込み、オプション(ソース少なめ、辛さ控えめなど)がある場合は、手打ちでデータを入れたりするのですが、1人のお客さんに対し、大体1分以内で接客を終えないと、レジの列がどんどん長くなってしまい、他のお客さんを待たせる時間が長くなってしまうので、素早い対応が必要でした。

そのため、最初の1ヶ月はシフトの初めの時間だけレジにつかせてもらい、混み始めるとディッシュウォッシャーに回されるという感じでした。1ヶ月もすると、接客英語は定型化されてきて、だいたい勝手が分かってくるので慣れればずっとレジに立つことができました。。

まとめ

いかがでしたか?カナダ留学している人のSNSを見ては、『自分もいつかこんなキラキラした留学生活を送るぞ!』と夢みる方も多いと思います。しかし、SNSの裏では実は非キラキラでない場面もたくさんあります。人それぞれカナダで経験することは異なると思いますが、カナダ留学のすべてがすべてキラキラなわけではないことを認識しておくのも必要かと思います。

誰しも新しいことを始めた最初のうちは、失敗やうまくいかないことがつきものです。落ち込むこともあると思いますが、慣れてくると1人前にできるようになってくるので、諦めずに続けていくのが克服のポイントだと思います。今回は、なかなか表ではシェアされにくいカナダ留学の『非キラキラ』な体験談をご紹介しました。これから、留学に行く方やいま留学中で『カナダ留学生活こんなはずじゃ…』と思っている方にも参考になったら嬉しいです。

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