学校、仕事

【絶対成功】英語でプレゼンテーション

【Don’t Be Afraid of Challenging A Presentation in English!】

今回は、英語でプレゼンテーションをするときの絶対成功させるコツや心構えについて書いていきたいと思います。

カナダに留学すると、語学学校やオフィスで英語プレゼンをしなければいけないという状況に直面します。「日本語でさえプレゼン嫌いなのに、英語でプレゼンなんて無理!」と思う方もいると思います。私もそうでしたが、クラスにおいても仕事においても自分だけプレゼンを免れる、なんて方法はないのでやるしかないのです。

この記事では、英語プレゼンの基本の進め方や、実際にプレゼンで使えるフレーズを各シーンごとに紹介しているので英語プレゼンが苦手な方、まだまだ人前で英語で話すのに自信がない方、ぜひ最後まで読んでください!

目次

カナダへの留学生が通る英語プレゼンテーションの道

語学学校では、授業内で個人プレゼンテーションやクラスメイトと何人かでのグループプレゼンテーションが課されれることがほとんどです。

いろいろな国の生徒たちが集まっているので、お互いの文化や国について知るため、「出身国、出身地紹介」「自国の文化や言語」「自国の歴史や将来」などのお題が多いと思います。他にももっと自由に「自分が好きなもの、好きな音楽、食べ物」などプレゼンテーションで緊張しすぎないようにさせるためか、生徒たちがしゃべりやすいお題にしてくれる先生もいます。

基本的に、OfficeのPowerPointを使って、スライドを作ってきて、教室のプロジェクターで映しながらプレゼンテーションを行う形が多いです。パソコンは学校によって、貸出してくれるところや、校内のパソコン室を使えたりすることもあるので、絶対自分のパソコンを日本から用意して持っていく必要はないですが、やはり自分のパソコンならいつでも、どこでも使えるのであると便利です。

ここからは、肝心のスライドを英語で説明する際の流れやコツ、言い回しの表現について詳しく書きます。

英語プレゼンテーションの基本構成

基本構成は以下の3つです。
Introduction(導入)、Main/Body(本題)、Conclusion(まとめ、締め)に分けるのが英語プレゼンの基本です。

10分ほどのプレゼンを予定している場合は、
Introduction 約2分 (約20%)
Main/Body 約5~6分 (約50~60%)
Conclusion 約2~3分 (約20~30%)
で時間配分を組むのが理想です。

1. Introduction(導入)

導入部分で必ず行うべきポイントは、8つあります。「8つもポイントをしゃべらなきゃいけないの?多くない?」と思うかもしれませんが、それぞれのポイントで必要なのは1文または2文程度なので導入部分がすごく長くなることはないです。

挨拶

聞き手と自分の空気感を左右する重要なオープニング!自分から笑顔で、集まった全員にはっきり聞こえる音量で挨拶すると、聞き手もそれにこたえて、挨拶を返してくれたり、笑顔を向けてくれるので聞き手も、プレゼンする自分も緊張がほぐれて話しやすくなります。

“Good morning, everyone!” 「みなさん、おはようございます!」
“Hello/Hi, everyone!” 「みなさん、こんにちは!」
“Good afternoon, ladies and gentlemen!” 「みなさん、こんにちは!」
“Hey, guys!” 「どうも、みんな!」

余裕があれば、
“How are you?” 
“How are you doing?”
“How’s it(everything) going?”
「元気ですか?」「調子はどうですか?」

と付け加えてみるのもいいです。聞き手のノリが良ければ、”Good!”とか答えてくれます。

感謝

プレゼンを聞くために来てくれたこと、聞く姿勢を見せてくれていること、プレゼンのチャンスをもらえたことに感謝を示します。

“Thank you all for coming today.”
「今日は来てくれてありがとうございます。」
“I’d like to thank you all for coming today.”
「本日はお越しいただきありがとうございます。」
“I’d like to thank you all for giving me this opportunity today.”
「本日は、このような機会をいただき、皆様に感謝しています。」

自己紹介

「名前」とプレゼンをする立場として所属先(役職名や学科名など)を紹介します。

“I’m Sara Canada and I’m a student at ABC Language School.”
「私はサラ カナダです。ABC語学学校の生徒です。」
“My name is Sara Canada and I’m a leader of this marketing project.”
「私は、このマーケティングプロジェクトのリーダーを務めるサラ カナダです。」
“My name is Sara Canada and I’m from Chiba, Japan.”
「私はサラ カナダです。日本の千葉県出身です。」

プレゼンテーションのテーマ

パワーポイントのスライドタイトルを指さしながらタイトルを読み上げてテーマを紹介してもいいし、言葉を言い換えてテーマを紹介してもOKです。

“Today I’m going to talk about Japanese Cuisine.”
「今日は日本料理について話していきます。」

“The theme of my presentation is Where is The Best Sightseeing Spot in Japan?.”
「私のプレゼンテーションのテーマは『日本のベスト観光地はどこ?』です。」

“I’m going to give you an overview of the challenges of our product in the current market.”
「現在の市場での私たちの製品の課題についての概要をお話しします。」

聞き手の利益

自分のプレゼンを聞いて、聞き手は何を得られるか、どんな情報が分かるかを示し、関心を引きます。

“You will be familiar with Japanese Cuisine more by the end of my presentation.”
「私のプレゼンテーションの最後には、日本料理についてより親しみが湧くと思います。」

“My presentation will help you understand the current status and achievement of our project.”
「このプレゼンテーションで私たちのプロジェクトの現状や成果をご理解いただけると思います。」

プレゼンテーションの構成

プレゼンが何部構成になっているか、いくつトピックがあるかを示します。

“My presentation is divided into 5 parts.”
「このプレゼンテーションは5部に分けられています。」

“The overview of my presentation is like this.”
「このプレゼンテーションの目次はこのようになっています。」

と目次のスライドを見せながら、読み上げるのもありです。

所要時間

終わりが分からないプレゼンを聞くのは、しんどいのであらかじめ何分くらいのプレゼンになるか示します。

“My presentation won’t take more than 15minutes.”
「私のプレゼンテーションは15分以上にはならないでしょう。」

“I’m going to talk about this theme for about 10minutes.”
「このテーマについて約10分間話す予定です。」

質疑応答スタイル

質疑応答のスタイルを提示します。主に、いつでも質問OKや1スライド、1トピック話し終わるごとに質問時間を設けるスタイルか、プレゼンがすべて終わってから質問を受け付けるスタイルの2種類です。

“If you have any questions, please feel free to ask/interrupt me anytime.”
「もし質問があれば、いつでも聞いて/さえぎって下さい。」

“You can ask me questions at the end of this presentation.”
「プレゼンテーションの最後に質問をしていただけます。」

この導入部分の8つのポイントをゆっくり目に話してもだいたい1分ちょっとくらいにおさまります。無理して難しい言い回しをせず、自分が言いやすいものを選ぶとつっかえずに進めることができます。

2. Main/Body(本題)

導入部分が終わったらいよいよ本題に入ります。

本題に導くフレーズ

“Ok! Let’s move on the first topic, The History of Japanese Cuisine.”
「それでは/じゃあ、最初のトピック、『日本料理の歴史』から見ていきましょう!」

“Alright! I’d like to begin with the current status of our project.”
「よし、それでは私たちのプロジェクトの現状から始めていきたいと思います。」

など導入部分が終わり、本題に切り替わったと分かるように言いましょう。また自分自身に言い聞かせ、勢いをつけるためにもOK!…Alright!…So,…などを上手く挟み込み、自然に本題に移る文を言えるようにしてみましょう。

図やグラフを説明するフレーズ

ここでは、各々のスライドに沿って説明が必要になるので、使える表現をいくつかピックアップします。

・”Please look at this map. As you can see, Hokkaido is the largest prefecture in Japan.”
「この地図を見てください。見てわかるように、北海道は日本で一番大きい県です。」

下線部を他にも以下のように言い換えられます。

スライド:slide スクリーン:screen
箇条書き:bullet 
画像・絵:picture/image
図・図形・図式:figure/diagram
グラフ:graph 棒グラフ:bar graph 折れ線グラフ:line graph
円グラフ:pie chart 
表(テーブル表):table/chart
配布資料・プリント:handout

“There are 3 reasons. First,~. Secondly/Then,~. And lastly/finally,~.”
「理由は3つあります。1つ目は~。2つ目は~。そして最後は~。」

・”That’s all I have to say about the history of Japanese Cuisine.So, now, I’d like to move on to the typical Japanese breakfast.”

move on toをturn tolook atに置き換えもできます。

本題部分のフレーズの種類と説明が少ないですが、この本題はどんなテーマのプレゼンをするか次第なので、比較的に自由に進めることができます。

3. Conclusion(まとめ、締め)

本題をすべて説明し終わったら、プレゼンのラストスパートです!まとめに入りましょう。まとめのポイントは、4つあります。

本題を簡単におさらい

ここも長々とまとめる必要はなく、話したトピックを再確認して聞き手に思い出させる程度でOKです。

“Well, that’s all for now. We’ve covered the history of Japanese Cuisine first, then the typical Japanese breakfast and the manner of Japanese culture.”
「ということで、今のところで以上となります。私たちは、まず日本料理の歴史、次に日本の典型的な朝食、そして最後に日本文化のマナーを見てきました。」

“In conclusion, ~.” ”To summarize, ~.” 「まとめると、~。」
これらの表現も使えます。

聞き手に伝わったか確認(?)

確認というより、プレゼンを通して理解してもらえたら嬉しいです、と伝える感じです。

“I hope my presentation today will help you get familiarised with Japanese Cuisine.”
「今日のプレゼンテーションがみなさんの日本料理への理解の手助けになったら嬉しいです。」

清聴への感謝

“Thank you for listening/your attention!”
「ご清聴ありがとうございました!」

質疑応答

最後に質問タイムを設けるスタイルの場合は、ここで質問があるか聞きます。

“And now, I’d be glad to answer any questions if you have.”
「それでは、ここで質問があれば、喜んでお答えします。」

質問に答えた後、以下のようにフォローアップするとなお良いです。

“Did I answer your question?”
「ちゃんとあなたの質問の答えになっていましたか?」

“I hope this was what you wanted to hear/know.”
「あなたの聞きたいこと/知りたいこと(の答え)になっていたら嬉しいです。」

これで、質問者がちゃんと理解してくれたか確認できるとともに、もし万が一答えが不足だったら、さらに質問をしやすいように導いてあげることができ、とてもいい印象になります。

最後にもう一度、“Thank you.”と言って、英語プレゼンテーションの大舞台は晴れて終了です!

まとめ

英語のプレゼンテーションで緊張するのは誰でも同じだと思います。語学学校のクラスメイトの中には、メモも持たず堂々と、楽しそうにプレゼンテーションをする人もいると思います。

そんな人たちを見て、「自分には無理。。」と思わないでください!

日本の教育の仕方と欧米の教育の仕方は違うところもあり、違う意見があって当たり前でそれを受け入れるのも当たり前、そのため討論や発表、プレゼンで自分の考えを発信していくのがよしとされる教育方針の国もたくさんあります。

プレゼンを成功させるコツは、プレゼンする内容をまず自分がちゃんと理解して、どんな質問が来ても答えられるレベルまで持っていくことです。そうすることで自信がつき、自然と本番での緊張も和らぎます。

あとは、場数を踏んで上達させていきましょう。慣れていくと、緊張はするけど「英語のレベルアップの絶好のチャンス!」と思えるようになるし、実際英語力アップにつながり、普段から英語で話す自信にもつながります。

今回の記事がこれから英語プレゼンに臨む方の役に立ったら嬉しいです。