カナダ留学,  学校、仕事,  役立つ英語

【カナダ移住】カナダの企業でオフィスジョブ掴んだ面接内容公開!

【How to handle the office setting job interview to get an offer from Canadian company】

今回は、私がカナダの現地企業でフルタイムのオフィスジョブをゲットした時に実際に受けた面接の質問と、どのように答えてジョブオファーを勝ち取ったのかを解説します!

『カナダへ留学する』とひとくちに言ってもさまざまな留学のタイプがあります。その中でも今回は、「カナダでオフィスジョブをゲットしたい!」という日本で社会人経験のある社会人留学の方や、学生さんでもCo-op留学などカナダ現地のオフィスで仕事したい!と考えている方の参考になれば嬉しいです!

実際の面接で聞かれた質問全10問と、私が実際にどのように答えたのかを英語面接で押さえておくべきポイントも織り交ぜながらご紹介していきます!

目次

  1. どんな面接だった?
  2. いざ面接!どんな質問された?
  3. 面接後にやったことは?
  4. 面接から何日で合否結果は出た?
  5. まとめ

どんな面接だった?

まず面接までの流れと、どんなタイプの面接だったかを解説します!

ポジションへの応募から面接までの流れ

ポジションへの応募のきっかけは、この企業でボランティアをしていたところからでした!元々、週1回4時間程度Administrative assistant(総務/受付)のボランティアをしていて、ボランティアを始めて3ヶ月ほど経ち、スーパーバイザーの方からそれまでのFeedbackをもらうミーティングが設定されました。カナダ永住権が承認されたら仕事を探し始めることを前々から話していたので、それを覚えていてくれており、ミーティングで改めてどんなポジションで仕事を探す予定?とカジュアルに質問されました。そこで、アカウンティングやファイナンス系で経理ポジションなどをしたいと伝えると、ちょうど今Financial administrationのポジションで求人しているよ!と情報をくれました!

早速レジュメとカバーレターを準備し、オンラインで応募しました。応募から数日後、自動メールのような形で、『応募ありがとうございます。残念ながら、あなたの書類は通過しませんでした。』とお祈りメールが来ました。日本では経理ポジションの経験があるものの、カナダで同様の経験がなかったため、ダメだったかとガッカリしてしまいました。

ところが、数日後ボランティアでオフィスに行き、お祈りメールの件をスーパーバイザーに話すと、「え?!ボランティアもしているし通ると思うのに。。お祈りメールくるのおかしいね」と言われ、慰めてくれているんだと思っていたら、その翌日人事の担当者から電話があり、まさかの面接してもらえることになりました!人事の方もあのメールは自動で勝手に送られてしまったらしい、というようなことを話していて結局よくわからなかったのですが、とりあえず面接の機会をもらえたので一転とても嬉しかったです!

面接の形式と所要時間

面接の形式は、オンラインでした。面接官は3人いらっしゃって、人事の担当者がモントリオール、他の部署のマネージャーの方々もBC州にはいるものの在宅ワークをされているので、私含め4名全員がそれぞれの自宅からオンラインで面接のミーティングルームに入り、話すという形でした。コロナ禍に日本で完全リモートで経理事務の仕事をしていたので、毎週のミーティングにZoomで参加したり、その仕事の面接時もコロナ禍でオンラインだったこともあり、今回のオンライン面接も対面とほぼ変わらないように受け答えができたように思います。パソコンのカメラに向かって話す機会が多くなっている方もいると思うので、カナダでもオンライン面接の場合はその経験、慣れが役に立つと思います!

面接時間は約40分ほどでした。最初の数分で面接官3人それぞれが自己紹介と自分の部署やポジションと役割について簡単に話してくれた後、面接スタートという感じでした。

いざ面接!どんな質問された?

それでは、本題の面接の中での質問とそれに対する私の答えを覚えている限り解説していきます!

(※質問の順番は、実際に聞かれた順番とは異なります。)

1.「あなたのことを教えてください」

まずは、ド定番の質問でした。

英語では、“Tell me about yourself.”

面接官たちの自己紹介が終わり、「さぁ始めましょうか!じゃあまずは…」という流れで最初のこの質問に入りました。

回答:”Sure, absolutely! I’m from Japan and moved in Vancouver last year. I previously worked for a ⚫︎⚫︎ company for ⚫︎⚫︎ years. I was in charge of ~(担当タスクの概要). And I am currently volunteering at an Administrative assistant at this company. After my PR application approved, I start looking for a full time position in accounting or financing fields. When I heard about this position, I strongly feel I have to apply this position and I am thrilled to utilize my skills and experience I acquired in the previous career as a bookkeeper.”

以上のように、かなり内容は端折っていますが、簡単に出身地といつカナダに来たか(※必ずしも含める必要はなし)から話し、①過去<Past>の経験やどこで、どんな仕事をしていたのか、なるべく今回応募するポジションに関係がある職歴を紹介します。その後、②現在<Present>は何をしているかを簡単に説明し、自分がこのポジションでどのように働きたいか、どのくらいこのポジションに興味があるかを、③未来<Future>ベースで話しました。

このように、話すことを丸暗記しようとするのではなく、①過去<Past>、②現在<Present>、③未来<Future>の順番に話すことを頭に入れておきます。後は自分のことを話すだけなので、それぞれの時間軸(過去、現在、未来)で話したい内容をざっくり頭の中でまとめておいたものを順番に話していくことでスムーズに答えることができたと思います。

2.「締切の迫った複数のタスクがあった時、どのように対処しましたか?」

忙しい状況でのタスクの処理能力を問う質問をされました。

英語では、“How did you deal with if you have multi-competing tasks? Tell us about your strategy.”

「締切の迫った複数のタスクがあった時、どのように対処しまいしたか?また、あなたの戦略(対処法)を教えてください。」

“multi-competing tasks”で「複数の競争するタスク」で「どちらも優先順位が高く、早めに終わらせるべきタスクが複数ある状態」という感じです。

回答:”When I have multi-competing tasks, the first thing I do is taking a sticky note to write down today’s tasks one by one. I would break down some steps separately and decide which task can be put in higher priority. The reason why I separate down one task into some steps is because when I can tick the check-box after completing it, it helps my motivation moving to the next task.”

前職の経理事務での仕事の経験から上記のように回答しました。経理事務の仕事は、ルーティン化されているタスクが多く、「毎週このタイミングでこのタスクを始める」、「毎月このタイミングでこのタスク」とだいたいの流れが決まっているのですが、データが上がってこないなどの要因で一つのタスクが少し後ろ倒しすると、後に控えるタスクを始めるタイミングに影響が出てしまいます。そのため、私はデジタルでスケジュール管理することもありますが、締切が迫っているなどの重要な状況ではアナログ的にチェックボックス付きのメモを作り、今日のやるべきタスクを優先度順に書き出し、手元のいつでもチェックできるところに置いておくようにしていたことを説明しました。

3.「リモートワークではどのようにチームワークを構築しますか?」

今回のポジションは、勤務形式がハイブリッドでオフィス勤務と在宅勤務も可能だったためこの質問もされました。

英語では、“How do you establish relationship in a team remotely?”

近年では、リモートワークが可能な仕事も増えてきているので、このような質問を面接でされたことがあるという方もいらっしゃるかと思います。

回答:”Absolutely! It was tough to establish relationships while working remotely but what I did was looking over all emails and messages I can check in a group email folder or team chat room as much as I could.  By doing that, even through the contents in emails or messages doesn’t relate my task, knowing what is happening in a team helps me to bring up a chance to communicate with other members.”

ここでのポイントは冒頭を”It was difficult~”とするよりもよりネガティブ感の少ない”It was tough~”に言い換えることです。この後の質問で使っている部分もありますが、他には”It was challenging~”とすると「難しいけど頑張って取り組む意志がある」というニュアンスを含めることができると思います。

回答例は、当たり障りない答えになってしまったのですが、上記のように自分に関係ないことでも全体を把握する手助けになるし、知識を持っておくことで話しのきっかけになるというニュアンスで答えました。

4.「様々な利害関係者とどのようにコミュニケーションをとりますか?」

この質問が最も答えにくかったです。

英語では、“How did you communicate with different stakeholders?”

“stakeholder”とは日本語で一言に訳しにくいのですが、『会社の業務に何かしらの形(直接的でも間接的でも)で利害関係のある人たち』を指します。日本語でも『ステークホルダー』とカタカナで使っている会社もあるかと思います。私はてっきりstakeholderは『会社外部の利害関係者』という認識をしていたので、それにも関わらず社内の他部署の人たちとどのようにコミュニケーションをとったかを面接で話してしまいました。

回答:”Well, as an accounting staff, we had to send a reminder to other coworkers in different department to require to submit appropriate documents for reimbursement or due date of payments. They were busy with their tons of tasks, but we also had to make sure everything ready before the dead line. When I send them a reminder, I always made sure if the email contents was clear and simple for everyone to understand and recall off what they needed to do.”

面接が終わってから、質問の意図に沿ってなかった!と反省していたのですが、従業員も直接的にはステークホルダーに含まれるので全くずれていたわけではないのかと少し安心しました。が、おそらく面接官は社内以外のステークホルダー(例えば、クライアントなど)を想定した質問だったと思います。。

5.「前職または今のポジションで何を、どのように向上させることができましたか?」

この質問も意外と答えにくく、答えるのに少し詰まってしまいました。質問が少しざっくりしていたので、質問に答える前に面接官に質問内容を言い換えてもらったり、追加で説明をお願いしても良かったかもしれません。

英語では、“What and how did you improve in your previous job or current volunteering position?”

回答:”Well, I definitely improved skill to work from home productively and independently. I’m a team worker and I shared updates with my manager and team frequently, and at the same time I managed time to complete tasks in time and efficiently during working from home. Working remotely tends to be less productive and challenging to maintain concentration to work. So what I did was arranging the work environment at home nicely, for example, not to have a TV at the same room and not to bring something distracting me such as magazines and personal electronic devices. ”

6.「ミスしてしまった時、まず始めに何をしますか?」

こちらの質問も面接では割と定番の質問かと思います。パニックになりやすい状況でのどのくらいの処理能力の高さがあるかを見られています。

英語では、“When you make a mistake, what would you do at first?”

回答:”When I make a mistake, the first action I take would be telling my manager as soon as possible and explaining what’s happening to me right now. I would describe to them about details like what this is supposed to be in this situation vs. what is going on right now so that the manager can understand the gap and differences between the ideal and my mistake.”

もちろん自分のミスで迷惑をかけてしまったことを謝罪するという話もしましたが、その後どうするかというポイントに焦点を当てて回答するようにしました。質問の意図として、自分のミスで誰かに迷惑をかけてしまったり、業務に遅れや支障がきたしてしまい、謝るのは大前提である質問ではあるかと思います。

7.「リモートワーク中、質問がある時どのようにマネージャーや上司に聞きますか?」

こちらもコロナ禍以降ならではの質問かと思います。リモートワークをしていると、自分もマネージャーや上司もそれぞれの自宅で仕事をしているので、隣に座って同じパソコンの画面を見ながら、指差しながらどこがどのようにわからないのか質問することができません。そんな状況への対処方法を見られています。

英語では、“When you have a question, how would you ask your boss or manager remotely?”

回答:”The first thing I always do is checking their status like if they are in any meetings or offline. Then send them an email or text message. Depending on what I want to ask, I would ask via either of them. And if my question is too complicated to ask through written communication, I would ask them if we could have a virtual meeting and using function to share screens.”

こちらの答えも当たり障りない答えになってしまいましたが、質問に対して間髪入れずにスムーズに回答する(少なくとも質問に動揺している様子を見せない)ことで、業務の上で分からないことを分からないままにしない姿勢を見せることができたと思います。

8.「ハッピーな気持ちで働き、仕事を成功させるためにチームとどのようなコミュニケーションを取りますか?」

この質問はカナダでの面接ならではで、日本の企業ではあまり聞かれない質問だなと感じました。

英語では、“How do you communicate with team to work successfully and happily?”

『仲間とハッピーに働きながら、仕事を成功させていこう!』というバイブスあげ↑な質問は面白いなと思いました笑(※実際の面接ではこんなテンションでは聞かれていないですが。笑)

回答:”This is a great question! It is the one of most important components for me to work with team happily, efficiently and successfully. I do care who I work with more than what type of tasks I work for or how much I can earn money there. I also do understand there are different type of people at any work environment. There are some people you could work well with, on the other hand, there are other type of people you could feel challenges to work with. What I do to work with anyone in work environment better is having small chats in a break time to get to know each other as much as I can. The topic doesn’t always have to be related to job but more personal (but not go in too much private). ”

3.の質問と少し重複することあるな、と感じた質問だったので答えも似たようなものになってしまった記憶があります。

9.「他に何か付け加えて話したいことはありますか?」

この質問は英語でも日本語でも、面接後半でよく聞かれる質問かと思います。

英語では、“Is there anything you want to add?”

ここで『何もないです』というのはあまりいい印象を与えません。『何も付け加えることがない』=『自分をアピールする必要がない』というそのポジションに対して働きたい意欲がないように思われてしまう可能性があります。

回答:”Yes, I would like to add one thing. First of all, thank you so much for giving me this interview opportunity. I like to work at this company during volunteering from the bottom of my heart. Everyone is nice and that makes me feel that I would like to keep being part of this team. There was a moment I felt that this company is exceptional. When I felt difficulty to deal with a client on the phone at volunteer position, my supervisor asked me if I felt overwhelmed, and cared about me by recommending some mental care and meditation resources that she used.  It was heart warming and made me feel I was lucky to be part of this company. This is also why I would like to work at this company as a full-time worker.”

10.「あなたから私たちに何か質問はありますか?」

こちらも面接の最後に聞かれる定番の質問ですね。こちらももちろん『何もない』と答えるよりは何かしらどんなに小さなことでも質問をすることで、会社、ポジションへどれだけ興味があるかをアピールできます。

英語では、“Do you have any questions to us?”

回答:”Yes, I would like to ask a few questions. The first question is about the frequency of feedback at your company. In a previous job, I worked from home for the first half year. Although everything went well, I was worried about the feedback or evaluation from my manager and supervisor because I was not able to have a chance to talk with them in person. (面接官が一つ目の質問に答えてくれた後)Thank you for your clarification. It’s great to hear your company cares employee and have a time with them to discuss feedback. The second question is ~.”

⭐︎良い印象を残しやすいおすすめ質問3つ⭐︎

1. ”Could you tell me the workflow of the first month or 3 months after employment?”
『雇用されてからの最初の1ヶ月または3ヶ月の業務の流れを教えていただけますか?』2. ”What type of candidate do you think ideal for this position?”
『このポジションにはどのようなタイプ(人柄・スキルセットなど)の候補者が理想的だと思われますか?』

3. ”Could you describe the working culture at your company?”
『御社の社風、職場環境についてご説明いただくことはできますか?』

面接後にやったことは?

Thank you メールを人事担当者宛に面接の翌日に送りました。(相手の就業時間内に送るようにすることに気をつけました。勤務時間外に送ったり、面接直後である必要はないと思ったので、落ち着いた頃を見計らい、翌日の午前中に送りました。)

内容としては、

Thank you for taking the time to speak with me yesterday.
It was a pleasure talking with you. I enjoyed learning more about the opportunity at 〇〇 company and sharing stories about my experience and myself.
I am confident that my experience and skills allow me to succeed in this position.
I look forward to hearing feedback as soon as you and the hiring panel have any updates and would love to continue discussing the opportunity with you.
Please feel free to contact me if you need any additional information in the meantime.
Thank you once again.
Kind regards,
Sara <Family name>
「昨日はお話しの機会をありがとうございました。〜」という形でメールを送りました。Thank youメールに関しては、効果があるかはなんとも言えないところで、面接官側からすれば、面接の内容ですでに採用するかしないかある程度決めているかと思うので、絶対送らなければいけないわけでないですが、あくまで送っておいて印象が悪くなることはない、という認識がいいと思います。

面接から何日で合否結果は出た?

面接は午前中にあったのですが、採用の合否結果(正確には、Verbal confirmationでした。私からの就業意志を確認してからReferenceのプロセスが行われたようです。)は翌日の午後1時頃に電話で来ました!約1日と数時間後という感じでした。その後、正式なレターでのJob offerをもらったのが、採用結果通知日から6日後でした(※間に土日をはさみました)。

まとめ

いかがでしたか?カナダでオフィスジョブをゲットしたい!と考えている方の参考になれば嬉しいです!会社によって面接での質問は多岐に渡りますが、ある程度の回答例として見ていただき、ご自身が面接を受けられる際に応用していただければと思い、この記事を書きました!より多くの日本がカナダ社会で活躍できるように応援しています!

関連記事はこちら!
【カナダワーホリ】英語環境の仕事をつかむカバーレター

【カナダバイト・仕事】成功させる!面接の服装・髪型