バイト

自由で気楽なカナダでの接客あるある

【How More Comfortable Working in Canada than in Japan】
カナダに来る日本人は誰しも体験することだと思いますが、カナダの接客を見て日本の接客業のおもてなしのレベルの高さに改めて気づかされます。

今回はカナダでの接客に対する働き方、考え方について、働くときも自由で気楽なカナダでの接客あるあるを5つ紹介します!

カナダに来てから「何この接客?」と戸惑わないように、カナダでの留学・ワーホリを考えている方、必見です。

目次

日本とカナダの接客はこうであるべきという定義の違い

日本の接客は「お客様は神様」が当たり前で、少しでも店員の悪い態度、不真面目な態度があろうものなら、クレームが来たり、ネットでお店の評判が下がったりすることもよくあります。

対してカナダでは、「お客様は神様」ほど客の立場は高くなく、店員も客も対等な立場であることも多いです。もちろんチップの文化があるので、チップがたくさんもらえるように良質なサービスをしようという意識はありますが、理不尽なことで必要以上に謝らなければいけない、という考え方ではありません。

カナダの接客あるある

1. 勤務中のおしゃべりは当たり前

日本では「無駄口」と言われるようなことですが、カナダでは店員同士でしゃべっていたりすることはよくあります。もちろん忙しい時は、減りますが、忙しくなかったりするとどうでもいいような内容の話など普通にしゃべっていて、たまにお客さんがお店に入ってきても、一旦キリがいいところまでしゃべってやっと接客したり、接客中にもしゃべったりしている人も。笑

また、お客さんに対しても基本フレンドリーで、場合によってはレジで前のお客さんと店員さんが長々と楽しそうにしゃべっているから知り合いなのかな?と思いながら、ずいぶん待たせるな、と待っていると、やっと会話が終わって、
”It was so nice meeting you today!”「今日あなたと出会えてよかった!」

(ちなみに”Nice to meet you”は初対面同士が出会って最初に言う挨拶。「はじめまして。」)

今、出会っただけで知り合いじゃなかったんかい!笑 ということもよくあります。後ろに他のお客さんが待ってても、急ぐそぶりはなく普通に待たせるし、後ろのお客さんたちも気にせず待ってるので、勤務中のおしゃべりに関しては比較的寛容です。

2. 「お客様は神様」ではない

出来なければはっきりNoと言う、またその時、意味なく謝り続ける必要もないです。

日本では、もし品切れやお客さんが希望したものをお店で扱っていなかった時など、とにかくお客さんの要望に応えられない場合、謝ります。

お店側に非がないことでもとりあえず謝っておくという感じだと思います。カナダでは、品切れだったら品切れ、扱ってなければ、うちにはないよ!とはっきり言う(でも代替案などは出す。「それはないけど、似てるのでこういうのはあるよ!」とか)のが普通です。謝る必要もないし、お客さんも、そっか、と納得して終わりです。

3. 何もやることがなければ、休憩

お店やオーナー、店長の方針によると思いますが、やることが終わってしまって暇になったら、休憩時間でなくても座って休憩したりすることもカナダでは見かけます。

やることを無理やり見つけて、休憩時間以外はひたすら働き続ける、動き続けるべきという日本での働き方とは違うように思います。

4. 勤務中の飲食時、休憩中はお客の目をはばからない

日本では極力お客さんの目に入るようなところでの飲食や携帯をいじっている姿は見せないようにします。裏に行ったり、陰に隠れてこっそり水分補給などすることもあると思います。携帯などはバイト中は使用禁止というバイト先もあるかもしれません。

一方、カナダでは携帯いじったりも割と普通に見かけます。カフェなどでドアを開けるとレジのところで店員さんが携帯いじってて、気づいたら顔あげて”Hi!”とにっこりされるというのはよくあります。

実際私も同僚も、バイト先のカフェで特にお客さんがいなければ、(接客済で店内でゆっくりしているお客さんがいても、)レジの内側(店員のみが入れて、働くスペース)にあるテーブルで携帯チェックしたりもします。

また、飲食も特にお客さんの目をはばかることなく、自分で作ったコーヒーを飲んだり、あまったクッキーや、アイスを自分で作って食べたりしています。(お客さんが入ってきたら、もちろん一旦止めますが)

お客さんも、「あ、休憩中にごめんね。。」と言ってくれたりする方もいるので「休憩ではないんです。ただ暇だったので。。笑」と思いながら、接客に戻ります。

5. 閉店時間前になったら、お客がいても掃除を始める

これもお店によりますが、閉店間際に来たお客さんが座っている足元を「どけどけ!」の勢いで掃除してくる人もいます。

私はそこまであからさまにはできないですが、もうそろそろ閉めるよ、というかもうすでにクローズ時間すぎてて掃除始めたいから帰ってほしいな、というアピールでお客さんがいないところから掃除を始めます。

6. 注文したものが間違っている(主にファストフード店)

注文したものが間違っている、持ち帰りで注文した場合にストローや紙ナプキンが全く入っていない、ということもよくあります。特に、マクドナルドなどのファストフード店で多いような気がします。

なので注文したものを手渡されたら、お店を出る前に注文があっているか確認しましょう。日本では、あまりないことなので接客を信用しすぎてしまい、中身の確認を怠りがちです。

注文が違った、と店員に指摘する時も、カナダでは人によっては謝りもしない、ということもあります。または、軽く「あ、ごめんね~。」といった感じもあります笑

まとめ

感じ方は人それぞれなのでこれを見て、「日本よりもカナダで気楽にバイト、接客したい!」と思う人もいれば、「適当すぎて嫌だ、特に接客される立場だったらイライラする、働く側だとしてもちゃんと誠実にお客さんに接したい、接するべき!」という人もいると思います。

なので、カナダでの接客はこんな感じの時もある、というのが分かっていただければいいなと思います。