【カナダ生活】カナダで視力検査と眼鏡・コンタクトは高額?
【Expensive? Taking An Eye Exam And Getting Glasses or Contact Lenses In Canada】
今回はカナダでの視力検査はどんな感じなのか、カナダの眼鏡ショップで眼鏡やコンタクトレンズを購入する場合の価格や保険の対象になるのか、などについて解説していきます。
特に長期でカナダに留学する場合、現地でいつ何が起こるか分からず、眼鏡を無くしてしまったり、眼鏡やコンタクトの度数を変更しなければならないことも出てくるかもしれません。そんな時に備えてぜひ最後まで読んでみてください!
目次
1. カナダの眼鏡ショップと眼科
まずはカナダでの眼鏡ショップや眼科などに関する英語を確認していきましょう!
- 「眼鏡ショップ」 “Optical shop” or “Optical store”
※”optical”で「視力の」という意味。 - 「検眼医」 ”Optometrist”
※いわゆる眼鏡ショップで視力検査や視力矯正をする専門医 - 「眼科医」 ”Ophthalmologist”
※より高度な眼科治療を行う眼科の専門医 - 「視力検査」 ”Eye exam”
眼鏡ショップは独立した店舗のところもあれば、ウォルマートなどの大きなスーパーマーケットの中に店舗を構えているところもあります。そこに検眼医が常駐していることが多く、お店で視力検査をしてもらうケースと、眼鏡ショップに検眼医がいなければ別のお店や検眼医がいるクリニックに先に行って、処方箋(”prescription”)を出してもらってから、眼鏡を買いに行くケースとあるようです。カナダでは眼科医に直接いきなり診察してもらうのではなく、まずはファミリードクターなどの一般のクリニックや検眼医に見てもらい、その紹介で眼科医に診てもらう流れになるので注意です。
2. カナダでは眼鏡やコンタクトは保険対象?
カナダの国民保険やブリティッシュコロンビア州ならMSP(Medical Services Plan)という外国人留学生(長期滞在)や外国人労働者(ワーホリなど)も加入できる州の保険ではカバーされませんが、海外保険の種類によっては負担のパーセンテージが異なる場合もありますが、眼科検診の費用を負担できるものもあるので、自分が加入する海外保険の条件を確認してみましょう!
また、雇用先の福利厚生の保険で眼科検診、眼鏡やコンタクトの代金を負担してくれるものに加入していることもあるのでチェックしてみましょう(負担の上限金額が設定されていたりする)。
参考までに、つい先日彼が新しく眼鏡を購入しましたが、彼の場合は雇用先の保険が300ドルまでカバーできたので実質無料で眼科検診、眼鏡をゲットできたようです。
3. カナダでの眼鏡・コンタクトはいくらする?
では保険の対象にもなる眼鏡・コンタクトですが、実際にはどのくらいの金額なのか気になる方も多いと思います。
日本ではJINSやZoffなどで特定のブランド物の眼鏡が欲しい場合以外は、レンズ代、視力検査、フレーム代諸々込みで5,000円台〜10,000円台で購入できます。
カナダではフレーム代だけで既にこの金額あるいはそれ以上かかることもあります。そしてそこに視力検査代、レンズ代も別にかかるので合計で200ドル〜400ドル(約16,000〜32,000円)くらいかかることもよくあります。
ただし、お店によっては視力検査をしたお店でそのまま眼鏡を購入するなら、検査代は無料になっているところもあります。(参考までに私たちが行ったフレンドリーだけど程よい距離感で対応してくれる店員さんがいる韓国系の眼鏡ショップを載せておきます。
Hannam Optical
Suite 214-4501 North Rd, Burnaby, BC V3N 4R7
バーナビーからも少し距離があるLougheed(ロウヒー)エリアにありますが、韓国系でアジア人に合う眼鏡をお勧めしてくれたり、アジア人の骨格なども理解しているのでその辺のウェスタン系の眼鏡ショップよりも日本人にはおすすめです。)
4. カナダでの視力検査はどんな感じ?
視力検査の方法は日本とそれほど変わらないようですが、検査に使われる文字がアルファベットだったり、視力を表す数値が日本の様式とは異なります。
屈折度数(D) |
裸眼視力の範囲 | |
軽度近視 | -0.25 | 1.2~0.8 |
-0.50 | 1.0~0.5 | |
-0.75 | 1.0~0.4 | |
中度近視 |
-1.0 | 0.9~0.2 |
-1.25 | 0.8~0.1 | |
-1.5 | 0.8~0.1 | |
-1.75 | 0.7~0.08 | |
強度近視 | -2.0 | 0.7~0.08 |
-2.5 | 0.5~0.06 | |
-3.0 | 0.3~0.04 | |
-3.5 | 0.3~0.04 | |
最強度近視 |
-4.0 | 0.2~0.04 |
-4.5 | 0.2~0.04 | |
-5.0 | 0.1~0.02 | |
-6.0 | 0.1~0.02 | |
-7.0 | 0.06~0.02 | |
-8.0 |
0.06~0.02 |
カナダでは視力検査を受けると処方箋にレンズの屈折度数で表示されることもあります。日本では右端の裸眼視力の範囲の数値で認識されることもあります。なのでその場合は、上表を参考にしていただければいいと思います。
(引用元:「視力回復のアイポータル」)
ただし、カナダではこれ以外に“20/20”というように数字2つを並べた表示を使うこともあります。これは何かと言うと、視力検査の表(アルファベットを読むタイプ)で視力を測る場合に使われるものです。
例えば、”20/20″はほとんどの人が20 feet(後ろの20)離れたところから見えるものを自分も20 feet=約6m10cm(最初の20)離れたところから見ることができる、という意味です。この20/20の視力は英語で”perfect vision”と呼ばれますが、20÷20=1.0となり、標準的な1.0の視力があるということになります。
“Hindsight is 20/20.” 「今更そう言ってもしょうがないよ。」
※hindsight「ハインドサイト」と発音します。
直訳すると、「振り返って見ると、(視力”20/20″=”perfect vision”と言われるように)物事がはっきり見える」という意味ですが、これが転じて「今更後ろを振り返ってそう言えばいいように聞こえるけど、もうどうしようもないよ」という意味になります。
例文:Student A “Ugh, I should’ve started studying for this exam earlier.”
Student B “Well, hindsight is 20/20.”
訳:生徒A 「あーあ、もっと早めに試験勉強やっておけばよかった。」
生徒B 「まぁ、今更言っても、もうしょうがないよ。」
先述したようにカナダでは上の写真のようなアルファベットの視力検査表が用いられ、一番上にあるのが見えれば20/200(ほとんどの人が200 feet=約61m離れても見えるものが20 feetのところでやっと見える視力)、同じ数字の読み方で下の段のアルファベットも見えるなら20/100、20/70、20/50と数字が小さくなっていき20/10まで表が続く場合もあります。
5. まとめ
いかがでしたか?普段眼鏡やコンタクトを使っている方はカナダ留学中に万が一眼鏡が壊れてしまったり、長期滞在で度数が変わってきて眼鏡やコンタクトレンズを新しくしないといけないことも出てくるかもしれません。日本での方が圧倒的に価格が安いので日本ですぐ新しいのを買える分には問題ないですが、カナダ留学中で緊急で変えなければいけない時などにこの記事がお役に立ったら嬉しいです!