カナダ文化

バンクーバー編!公共交通機関比較②

【Public Transportation in Vancouver】
前回の続きで【バンクーバー編】の公共交通機関について書きます!

バンクーバーもトロント同様、交通機関会社は1つで、
TransLinkによって運営されています。
バンクーバーではスカイトレインと呼ばれる電車(一部地下鉄)と
バス、水上バス(シーバス)の3種類の移動手段があります。

出典:https://buzzer.translink.ca/2018/04/wayfinding-101-the-skytrain-b-line-and-seabus-network-map-in-depth/

ちょっと見ずらい画像ですが、左上の半島がダウンタウンで
そこから空港方面に向かって南に伸びる水色のCanada Line
ダウンタウンから南東に青色のExpo Line、その途中から枝分かれして
真東の進んでいくMillenium Line

そしてオレンジ色は西端にあるUBC行き(99B-Line)、東にあるSFU行き(95B-Line)、
という2つの大きな大学行きと南東のサレー・デルタ間(96B-Line)
の特別バスを表しています。
またダウンタウンから北に海を渡るグレーのSeaBusでノースバンクーバー
まで行けます。
さらに、マップ上に記されていないですが、バスの路線も多いので、
トロント同様交通の便は良いです!

  • 運賃:現金1ゾーン2ドル95セント(顔写真付きのID所持の14~18歳と
    65歳以上と一般の5~13歳は1ドル90セント、5歳以下は同伴者
    ありで無料)
    2ゾーン4ドル20セント(上の対象者は2ドル90セント)
    3ゾーン5ドル70セント(3ドル90セント)
    コンパスカード(チャージ利用)
    1ゾーン2ドル30セント(1ドル85セント)
    2ゾーン3ドル35セント(2ドル85セント)
    3ゾーン4ドル40セント(3ドル85セント)
    コンパスカード(1か月定期券)
    1ゾーン95ドル
    2ゾーン128ドル
    3ゾーン174ドル
    (対象者は全区間利用可で54ドル)
    1日乗車券(全区間利用可)10ドル25セント(8ドル)
    (2019年6月時点)
★注意点:私も初めてスカイトレインを使うとき、混乱したのですが、
スカイトレインには3つの異なるゾーンがあり、ダウンタウン周辺のゾーン1
少し離れたバーナビーやリッチモンドをカバーするゾーン2、それよりさらに
離れたゾーン3。切符はこのゾーンを越えるか、越えないかで変わってきます。
例えば、ゾーン2にある空港から、ゾーン1であるダウンタウンに行きたい場合、
2ゾーンから1ゾーンに境界を越えて入るので、2ゾーンの切符が必要です。
3ゾーンの切符はゾーン1エリアからゾーン3まで、もしくはその逆に
移動したいときに買います。
また、1つのゾーン内のみを移動する(境界を越えない移動)場合は、
1ゾーンの切符で大丈夫です。
ちなみに現在バスはどこに行くにも1ゾーン分で行けるので、時間があって
スカイトレインを使わず、バスをうまく利用して複数ゾーンを移動するのも
ありだと思います!
さらに、平日午後6時30分以降休日・祝祭日どこでも1ゾーン切符
行けるのも覚えておくとお得?です!

コンパスカード(定期券)はトロントのメトロパス同様、月初から月末の1か月
定期券なので注意しましょう。コンパスカードを初めて購入するときは
デポジットで6ドル払う必要があります。

また、コンパスカードには18歳までしか学割がなく、トロントのように
Post-Secondary向けの割引がないので、UBC以外の大学・カレッジの学生は
通常のコンパスカードの料金になります。。
月54ドルと1ゾーンで95ドル、2ゾーンで128ドルとでは、
かなり違ってきます。。。留学生の中には、UBCに通う友達に頼み、
購入を頼んだり、コンビニなどで専用のコンパスカード(オレンジ色、
一般のものは水色)を買い、こっそり使っている人もいるみたいです。
韓国人の友達の友達がいつもそれで買っている(その子は20歳以上)
という話を聞いたのですが、改札前や電車内で抜き打ちチェックがあり、
警察官たちに囲まれている人を見かけます。不正使用が見つかった場合、
罰金が200ドルくらい課されると聞いたことがあります。。

  • 改札口:バンクーバーのスカイトレイン改札口はほぼ無人です。
    主要駅にはスカイトレインのベストを着た係員を見かけるので、
    困ったときはその人に聞けますが、小さな駅では係員が常に
    いるわけではないので、券売機近くにある電話で係員を呼び出すか、
    電話口に聞くしかないのが、不便です。。
    電車の改札ゲートは現金を入れるところはなく、回数券でも
    コンパスカードでも青いマークの部分にタッチし、ピーと
    音が鳴り、ゲート上部の画面が緑になり、チェックマークが出れば
    ゲートが開きます。
    バスは現金ならボックスに投入口があるのでそこに入れるか、
    同じく回数券やコンパスカードならカードリーダー部分にタッチします。
  • 乗換:トランスファーチケットバスだけ乗れるものと、バスからスカイトレインや
    フェリーに乗り換えられるものの2種類あります。
    Proof of Payment/Transferと書かれた紙製の切符はバスの乗換のみ。
    Compassとロゴが入ったグレーの紙製の切符はスカイトレイン・バス・
    フェリーの乗換ができます。
    また、1度乗車してから、90分以内は同じ切符で乗換可能です。
  • バス降車:トロント編同様、降車ボタンまたはヒモで知らせております。
    後方ドアの開け方も同じでドアについているバーやプレート部分を
    押すと、ドアが開きます。
  • 乗換アプリ:Transitというアプリで次の電車やバスまでの時間を表示して
    くれます。
    ただ個人的な意見ですが、たまに表示されていた時間のバスが
    アプリを再度開いて確認すると、消えて次のバスの時間しか
    表示されなくなることがたまにあるので、あまり信用してない。
    Google Mapの方が、正確性があると思っているので、
    こっちを使うことが多いです。
  • Wi-Fi環境:残念ながら、バンクーバーのスカイトレインの駅には無料Wi-Fi
    は完備されていないです。。
  • 私がよく使う路線がExpo Lineなのですが、
    スカイトレインと言われるだけあり、Expo Lineはモノレールのように
    高いところを走行しているので、晴れた日などは特に眺めがいいです。
    おすすめなのが、Stadium-Chinatown駅とMain street-Science World駅間
    です。湾を沿うように、走っているので海が見えるのと、
    昼間は公園の緑と空・海の青が鮮やかできれいで、
    夜にはBC PlaceというスタジアムとScience Worldという施設の球体の建物が
    ライトアップされ、きれいな夜景が見れます!
  • バスには、トロント同様自転車を乗せる部分がついています。
    また、Canada Lineに限りますが、自転車専用のスペースがあり、自転車を
    固定できる留め具が1台分ついている車両もあります。

だいたいこの辺で【バンクーバー編】は終わりにしたいと思います。
次回は最後に【ウィニペグ編】を書きます!

おしまい