カナダ文化

ウィニペグ編!公共交通機関比較③

【Public Transportation in Winnipeg】
今回は3都市目の【ウィニペグ編】公共交通機関について書きます!

ウィニペグではWinnipeg Transitという市営?のバスが通っています。
そう、悲しいことに、、バスのみなのです。。
ウィニペグの街自体小さいので電車や地下鉄はいらないのかもしれないのと、
マニトバ州が財政的にも貧困なので、インフラ開発もなかなか進まないようです。

出典:https://winnipegtransit.com/en/other/systemmap

こう見ると路線も多く、大体の場所をカバーしていて十分そうに見えます。
マップの1マスあたり2km四方なのでダウンタウンを中心に約30km圏内
を表しています。

主に5路線に分かれています。
赤色のDowntown Routes
黒色のExpress Routes
青色のTransitway Routes
ベージュ色のCrosstown Routes
黄緑色のSuburban Routes
水色のDart Routes


私のバス利用の経験談としては、初めてウィニペグに住んだ3年前は、
地図上、南にあるマニトバ大学のエリアに住んでいて、
ダウンタウンまではバスで約30分、車でも20分かかるところに住んでいました。
しかも引っ越したのが11月初めですでに気温は下がり始め、秋というよりも冬の
気候で、12月、1月ともなれば雪が降り、除雪されていないところは、
膝が埋まるくらいまで積もっています。雪だけならバスを降りてから、家まで
10分歩くこともできますが、気温マイナス20度台がざらなため、
10分でも外を歩こうものなら、冬用のブーツを履いていようが、コートの中に
もう一枚ジャケットを着ようが、手足が冷たくなり、低体温症の危機に
さらされます。。
なので、ほとんどその時は自力で外出せず、彼がカレッジから3時ころ帰ってくるので
それを待ち、車で出かけていました。


また、昨年の2月から8月の半年間はダウンタウンにあるPortage Placeという
小さなショッピングモール直結のマンションに住んでいたので、
カレッジまでは、建物間をつなぐスカイウォークを歩いていました。
本当に寒い日や、足を痛めていたときにバスを利用しましたが、
定期券も購入しないほど、バスは使っていなかったです。。

  • 運賃:現金一律2ドル95セント(6~16歳、17~21歳の写真付き学生証
    提示の高校生と65歳以上は2ドル45セント、5歳以下は無料)
    チケット一律2ドル60セント(※ただし、購入は5枚つづりか
    10枚つづり毎)(6~16歳は1枚当たり1ドル82セント、
    65歳以上は1枚当たり1ドル30セント)
    ぺゴーカード(Peggo Card:定期券)1か月100ドル10セント
    6~16歳、17~21歳の高校生は70ドル10セント、
    Post-Secondaryの学生は80ドル10セント、65歳以上は
    50ドル5セント)
    1日乗車券はなく、そのかわりダウンタウンの主要スポット、一定時間に限り
    無料のバス(Downtown Spirit)が巡回しています!(下に詳細書きます)
    それ以外に平日5日間乗り放題で23ドル40セント、
    月曜始まり日曜終わりの1週間乗車券が26ドルもあります。
    滞在期間や行きたい場所がダウンタウンの外の場合はいいかもしれないです。
    (2019年6月時点)
★注意点:【トロント編】【バンクーバー編】から再三の注意点ですが、ぺゴーカード(定期券)は月初から月末までの1か月分なので、購入タイミングによっては注意しましょう!平日5日間乗車券や月曜日~日曜日1週間乗車券をだと、1日分ずつより
22~38%お得になるそうです。1か月定期券でも44%お得(学生なら55%
だそうなので、1か月30日間で計算すると、16.8日(学生なら13.5日)以上
使う場合は1か月定期券の方がお得です!
  • 改札機:現金払いの場合は、バスの改札機からおつりは出ないので、ぴったりまたは
    多めに支払う必要があります。5枚または10枚つづりのチケットは運転手に渡します。乗換する必要がある時はそれを伝えると、トランスファーチケットを機械から
    出してくれます。真ん中にQRコードが印字されたトランスファーチケットで次のバスに乗る場合は、コードを読み取る部分にコード面をかざせばOKです。ぺゴーカードは運転手に見せるだけでいいみたいです。
  • 乗換:現金を入れると機械からトランスファーチケットが出てくるので、乗換予定がある時、なくても一応とっておきます。乗換は75分時間以内なら無料なので
    必ずトランスファーチケットをなくさないように。トランスファーチケットに
    有効期限時間も書いてあるので、乗った時間などは覚えておく必要はないです。
  • バス降車:これも、【トロント編】【バンクーバー編】同様、
    降車ボタンまたはヒモで降車を知らせ、後方ドアはバーか、プレート部分を
    押して降ります。
  • 乗換アプリ:Winnipeg Bus Liveこのアプリで次のバスの運行情報を見れます。
    遅れている場合や早く来ている場合は、●●mins late/●●mins erly/0mins Due
    と表示され確認できます。私の主観では、だいたいそのアプリ通りに来ていたので
    正確性はあると思います。
    Google Mapウィニペグでは、たまに待っていたバスが消えたりして
    極寒の中、さらに20分、30分待つ羽目になったことがあるので、あまり信用して
    いなかったです。ダウンタウンならどこかのカフェで時間をつぶしたりできますが
    周りに何もないところが多いので、凍え死にそうになります。。
  • Wi-Fi環境:バス内、バスストップともに特にWi-Fiの設備はありません。
  • 観光に便利な無料バス:その名もDowntown Spirit。ウィニペグのダウンタウン
    にある主要観光エリアを巡回する無料のバスです。ルートは3種類あり、
    ダウンタウンの南半分を周回する水色のSpirit 1と青色のSpirit 2、
    北半分を周回する緑色のSpirit 3。
    それぞれの運行時間はSpirit 1とSpirit 2は平日午前11時から午後3時30分、
    土曜日は午前11時から午後5時30分、日曜日は正午から午後5時30分。
    Sprit 3は平日午前7時から午後7時、土曜日は午前11時から午後7時、
    日曜日は運行なし。

    https://winnipegtransit.com/en/service/downtownspirit/
    マップやルートはこちら https://winnipegtransit.com/en/service/downtownspirit/
  • 電車がない分、バスの交通網は充実している方だと思います。
    が、やはり買い物に行くときなど、バス停から歩かなければならないし、
    スーパーの重い袋を両手に持って、歩いていって、バスを待つのはつらいです。
    本当にウィニペグは車社会で都市の規模は大きくないのですが、ダウンタウンも
    ダウンタウンから外れても交通量が多いです。

ということで【ウィニペグ編】の公共交通機関についてでした。

また各都市新しい情報や思い出したことがあれば、更新していきます。
おしまい