カナダ文化,  役立つ英語

【カナダ文化】カナダ人気テレビ番組”Big Brother”

【The Popular TV Show In Canada “Big Brother Canada”】
今回はカナダで今人気(特に若い世代に)のテレビ番組”Big Brother Canada”を紹介していきます!

最近ではテレビよりもYouTubeやNetflixなどでドラマや映画を見る人も多いと思いますが、カナダ人友達と共通の話題で盛り上がりたい時のために人気テレビ番組についても知っておくのがおすすめです。

カナダ留学前、留学中のカナダに関する予備知識かつ英語リスニングの勉強にもなるのでぜひ参考にしてみてください!

目次

リアリティゲームテレビ番組”Big Brother”シリーズとは?

日本での人気リアリティーショーといえば、「あいのり」や「テラスハウス」などがありましたが、カナダやその他の国でもシリーズ化されているリアリティーショーが“Big Brother”シリーズです!

“Big Brother”はもともとはオランダで1999年に放送開始されたテレビ番組で、“Housemates(ハウスメイト)”“House Guests(ハウスゲスト)”と呼ばれる参加者(キャスト)たちが外の世界とは遮断された特別な家の中で共同生活する様子をカメラに映されながら、勝ち残りをかけてゲームに参加したり、参加者同士での投票により脱落者を決めたりするサバイバルリアリティーショーです。

ちなみにイギリス人作家ジョージ・オーウェルの小説“1984”で登場する架空の人物”Big Brother”から着想を得たのがこのテレビ番組だそうです。小説の中での”Big Brother”は架空の独裁者で人々の暮らしがテレスクリーンで監視されている様子を描くように、このテレビ番組ではホストや視聴者が”Big Brother”として参加者を見守る、監視する構造となっています。

カナダ開催の”Big Brother Canada”

カナダシリーズは2013年から放送開始され、現在までにシーズン8まで続いています。優勝者には賞金100,000カナダドル(約800万円)や優雅な旅を約束する旅行券などの豪華商品が準備されています。

最新のシーズン8は2020年3月に放送開始しましたが、コロナウイルスの影響で撮影中止となってしまい、優勝者なしのシーズンになってしまったようですが、シーズン9の撮影予定はあるそうです。

シーズン8では性別や年齢も様々なカナダ出身の16人の参加者が登場します。シリーズによっては有名人も参加することもあるようですが、基本的には一般公募で選ばれた人たちがほとんどです。参加者たちは携帯電話などの外部と連絡が取れるものやインターネット、テレビ、雑誌、新聞などの持ち込みや利用は禁止され、24時間特設の家の至る所に設置されたカメラで撮影され、参加者全員マイクをつけた状態で過ごさなければいけません。

参加者同士で競い合うコンペティション形式ですが、参加者たちが特設の家で生活する様子や、人間関係、恋愛関係の様子も映し出されます。参加者同士での友情関係、ライバル関係、恋愛関係も構築されつつ、賞金を狙うためだけに来たのか、自分の人間力、モラルなどの再確認に来たのかなどが試されます。

“Big Brother Canada”の魅力とは?

カナダシリーズに限ったことではないですが、日本のリアリティーショーやオーディション番組のように競い合うイベント番組の参加者と比べると、”Big Brother Canada”の参加者たちの自信の大きさが窺えるのが面白いです!身体的、精神的強さを競うゲームや参加者間で誰が残るべきかなどの投票をしたりするので、どうやって参加者同士での立ち位置、人間関係を築くか、いかにコミュニケーション力を発揮し、勝ち残るかという心理戦も見どころです。

仲良しに見えて、裏では他の参加者とその人の悪口、「彼は大きな赤ちゃんみたいに振る舞ってる」「彼女は上部だけ取り繕っているだけ」などと本音を晒したり、なかなかバチバチしたゲームが見れます。

また多国籍、様々な国の文化が混じり合うカナダならではで、参加者全員カナダ出身(在住)ですが肌の色や話す言語(※全員英語を話しますが、フランス語も話せる参加者も複数人)も違いますが、みんなお互いを自然に受け入れています。出身地や職業もバラバラで様々な性格の人々が集まっているので、いろいろな人間模様も楽しむことができます。

“Big Brother Canada”を観ながら英語リスニング力アップ!

下記のサイトから過去のエピソードが見れるようになっていますが、もちろん日本語字幕はありません。けれど英語字幕をつけることができるので、英語リスニング力アップに役立ててみるのもいいかもしれません。参加者は20代、30代が多く、ティーンエイジャーほどスラングを使わないですが、素の姿なので話すときはかなり早く、はっきりとは聞き取りづらいですが、より日常生活でカナダ人と話す時に近いのでいい練習になります。

エピソード視聴はこちらから。https://www.bigbrothercanada.ca

勝ち残りを賭けたサバイバルでもあるので参加者たちの喜怒哀楽の様々な場面の英語表現や言い回し、会話表現を学ぶこともできます。

まとめ

いかがでしたか?実践的な英語の勉強にもなり、カナダ人との話のネタにもなるのでぜひカナダで人気のテレビ番組”Big Brother Canada”を観てみてはいかがですか。興味を持った方はカナダシリーズだけでなく過去の他の国でのシリーズも見てみるのもいいかもしれません!