【カナダ留学】自分に合うベストなホームステイ見つけるコツ

【How To Find The Best Home-stay For Yourself】
今回は、私のトロントでの体験も交えつつ、カナダ留学における自分に合うベストなホームステイを見つけるコツについてです！海外でのホームステイに関しては、インターネットや過去の体験談で当たりはずれがあるとはよく聞きますが、私の場合は、幸運なことに当たりでした。

この記事では、様々な家庭のホームステイの形がありますが、その中で自分に合ったホームステイに出会うためのコツをシェアしていきたいと思います。これからホームステイ先を探そうと考えている方、カナダ留学でホームステイを体験してみたいと考えている方必見です！

目次

自分に合うベストなホームステイとは？

初めて海外留学、カナダ留学する方の多くはホームステイを体験してみたいと考えると思います。導入部分でも触れたように、『ホームステイ』とインターネットで検索すると「こんな素敵なホームステイに当たった！」や反対に「私/僕のホームステイ先はこんなに最悪だった」など良い意見も悪い意見も様々です。

英語でコミュニケーションを取ることにもまだ不慣れで、ホストファミリーと上手くやっていけるか不安に思う方も多いと思います。多くの方がなるべくなら「当たり」のホームステイ先を見つけたいというのが正直なところですよね。ずばり結論から言うと、この記事で「当たり」のホームステイ先を必ず見つける方法は得られません！

ですが、『ホームステイ』『ホストファミリー』と一口に言っても様々なタイプがあります。なのでこの後に紹介する9つの項目でどんなホームステイの形、どんなホストファミリーがいるのか知っておくことで、自分なりにベストなホームステイ先を見つける糸口にしてみてください！

タイプ別の多種多様なホームステイ

11の項目ごとにホームステイ先にはどんなタイプがあるのか、ホストファミリーはどんな人たちがいるのか、予習していきましょう！

1. ホストファミリー家庭タイプ

『移民大国カナダ』には本当に様々な形の家庭がありますが、ホームステイ先の主な家庭タイプを3種類上げます。

• • ヨーロッパ系カナダ人家庭

「カナダでホームステイ」と聞くと、多くの人が想像するのがヨーロッパ系カナダ人家庭でのホームステイだと思います。もちろんホストファミリーの中には多くのヨーロッパ系カナダ人の家庭もあります。けれど、先に書いたように『移民大国カナダ』ではそのような家庭が大多数と言うわけではないことを知っておきましょう。

特にトロントやバンクーバーなどの大都市部では国際化・移民化が進んでおり、「ヨーロッパ系カナダ人以外の家庭でのホームステイ」をする確率の方が高いかもしれません。都市部よりも小さな街や田舎でホームステイする場合はヨーロッパ系カナダ人家庭がホームステイ先になる確率が高いと思います。

• • 移民してきた家庭

今ではカナダの都市部の人口の半数近くを占めるようになってきたと言われるほどカナダでは移民の方の割合がかなり高いです。それはホームステイ先のホストファミリーのタイプにも反映されています。

もともとの出身の国も様々で、中国やフィリピン、韓国などの東、東南アジア圏から、インドなどの南アジア圏、北欧などを含むヨーロッパ圏、アフリカ圏、メキシコなどの中南米圏などが挙げられます。

• • 国際結婚家庭

国際結婚家庭もカナダでは多く見られます。先に上げた2つをミックスした場合などもあり、例えば旦那さん、もしくは奥さんの一方がカナダ人でもう一方が移民してきたケースや、二人とも別の国出身でカナダに移民してきたケースなどもあります。

2. ホストファミリー家族構成

次にホストファミリーの家族構成をタイプ別に見ていきましょう！

• • 核家族（両親、子供）

核家族タイプにも様々ありますが、両親がいて子供たちがいるという家族構成です。その中でも両親共働きであったり、どちらかのみが外で働き、もう一方はホームステイ関連で家のことを取り仕切ってくれるというパターンもあります。

また、「子供がいる」家庭と言っても子供が赤ちゃんや幼児であるパターン、ティーンエイジャーであるパターン、20代、30代で仕事をしているパターンなどもあります。ホームステイをするにあたって、子供たちとも接点が多く、コミュニケーションをとる機会もたくさんあるので彼らの年代によってコミュニケーションの取り方も変わってきます。

子供の年齢によっては言葉が拙い幼児なら英語が聞き取りにくかったり、ティーンエイジャーの子だとやけに早口で英語を話す子もいたりするので、英語初心者の方だと聞き取りづらいと感じてしまうこともあるかもしれません。

• • 3世帯家族

先ほどの核家族に加えておじいちゃんやおばあちゃんも一緒に住んでいるホームステイ先もあります。様々な年代の人と英語で会話する経験ができるのがこのタイプです。一方で、食事中などみんなで会話を楽しんだりすることがある際に、家族が多いので留学生だけに気を遣って話してくれたり、話を聞いてくれるというのは期待しない方がいいです。みんなが思い思いに話していてそれについていくのが精一杯になる留学生の方もいると思います。

• • 片親家族

ホームステイを受け入れる家庭には片親の家庭や、カナダではよくある正式な結婚はしていないがコモンロー（事実婚）関係のパートナーがいるといった家庭もあります。日本では事実婚はあまり馴染みがないので、ホストファミリーの家族構成を聞いて、事実婚のパートナーと聞くと「どういうこと？子供もいるけど結婚はしてないの？」と疑問に思ってしまうかもしれません。

• • 子なし夫婦

意外と子供を持たない若い夫婦でもホームステイをしている家庭もあったりします。また、子供たちがすでに巣立った老夫婦が留学生を受け入れるホームステイ先もあります。

• • シングル、一人暮らし

個人的にはかなり稀なケースだと思いますが、シングルの方でもホームステイ先を提供していることもあるそうです。

3. ホームステイ契約タイプ

ホームステイ先を見つけるにもいろいろなタイプがあります。メジャーな3タイプをご紹介します。

• • 留学エージェントの紹介

カナダ留学自体を留学エージェントを通して計画している方は、そのまま留学エージェントにホームステイ先を手配してもらうケースが多いと思います。留学エージェントも長年提携しているホストファミリーのリストがあるので、留学エージェント紹介のホストファミリーはホームステイ制度にも慣れていることも多いです。なので留学生が緊張・不安だというのはちゃんと分かっていてくれてるホストファミリーが多いです。その一方で慣れているがゆえに、ビジネスとして留学生を受け入れているだけと言うスタンスのホームステイ先もあったりします。

• • 語学学校の紹介

またカナダで通う語学学校からホームステイ先を紹介してもらうタイプもあります。留学エージェントが現地にもオフィスを置いていることがありますが、現地オフィスがない場合、もしホームステイに関する問題を相談したい時はメールや電話になりますが、語学学校経由の場合は語学学校のホームステイ関連の担当者と直接話せるというメリットがあります。

• • 直接契約（クラシファイドサイトなど経由）

個人的に割合はかなり低いのかなと思うのですが、カナダに留学する方の中には自分でホームステイ先を見つけるというタイプもあります。探し方としては、eMapleやJpcanadaなどのクラシファイドサイトでホームステイ先を提供しているという投稿を見つけたり、友達からの紹介で直接ホストファミリーと契約するタイプもあるようです。

4. ホームステイ中の部屋タイプ

ホームステイ中の自分が寝泊まりする部屋のタイプも気になる点です。

• • プライベートルーム

留学エージェントや語学学校の紹介を通す場合は部屋タイプは希望を聞かれると思います。プライベートルームの場合は自分専用の部屋で（鍵付きだったり、鍵なしだったりはホームステイ先によって異なります。）シャワー・トイレは共用というタイプが多いと思います。ホームステイによっては、留学生専用の部屋内に専用のシャワールームが付いている場合もあります。

• • シェアルーム

ホームステイする方の中には1か月間や数週間のみという短期間だから部屋はシェアでも構わないという方もいると思います。他の国からの留学生と部屋をシェアしたり友達同士、カップル同士で同じホームステイを利用する場合などのタイプがあるかもしれません。

5. ホームステイ先のペット

留学エージェントや語学学校を通す場合必ず聞かれるかは分かりませんが、私が利用した留学エージェントからはペットアレルギーの有無やホームステイ先にペットがいても大丈夫かなどを聞かれました。

ホームステイ先によっては犬や猫が家族の一員として飼われていることもあるので、アレルギーがある方や動物が苦手な方は注意してホームステイ先を探すといいです。

6. ホームステイ中の食事形式

食事の形式や食事時間はホストファミリーによって全く異なります。主にどんなタイプがあるのか見ていきましょう！

• • 3食付き

一番楽ですが、一番ホームステイ代が高いのが3食付きのタイプです。毎食ホストファミリーが用意してくれるので、食料品の買い出しに行ったり、調理したりすることを考えなくていいので、学校に通っている方などは勉強や宿題に集中する時間を取れます。

マイナス点としては、自分が好みのもの、好みの味が食べられないことです。味付けや使われる食材が自分の好みに合えば、3回の食事とも楽しみになりますが、好みに合わないとなかなかつらいです。留学生の中には、その食事に関する不一致からホームステイ先を変えたいと相談するケースもあるようです。

• • 食事なし（自炊）

食事なしのタイプは最もホームステイ代が安く抑えられるタイプです。一見、留学費用も抑えているように見えますが、食事なしの分、自分で食料品を買ったり、料理するのが面倒くさいと思う場合は外食が増えるので結果的に、「3食付きのホームステイ代」を払うのと同じくらいか、それ以上にお金を使ってしまうこともあるかもしれません。

• • ランチやディナー―などの1食のみ

3食のうち1食だけホストファミリーが用意してくれるタイプもあります。学校に通う方はランチを持っていかなければならないのでその分はホストファミリーが用意してくれて、朝晩は自分で用意するなどのケースがあります。

7. ホームステイ中の食事時間

次に気になるのが、ホームステイ中の食事時間。これもホストファミリーによって生活スタイルが異なるので食事の時間もまちまちです。

• • 準備ができ次第呼ばれて食事の時間になる

このタイプは基本的にホストファミリーの元々の生活スタイルに留学生も合わせる必要があります。ホームステイ先によっては午後5時にはディナーという早めに食事をする家庭や、逆に午後9時、10時頃になってようやくディナーという家庭もあります。

• • 勝手に自分の好きなタイミングで食べる

このタイプも割と聞くのですが、食事が準備されていて「冷蔵庫にあるからいつでも勝手に食べていいよ」などと言われることもあるようです。

8. ホームステイ中の食事スタイル

さらにホームステイごとに異なるのが食事のスタイルです。

• • ホストファミリーと一緒

ホームステイを想像する方の多くは、毎日ホストファミリーみんなと揃って食卓を囲むというのを思い浮かべると思います。イメージ通りに毎日みんな揃って食べる家庭もありますが、ホストファミリーも仕事などで忙しく、その時間帯に家にいるメンバーだけで食べたりということもよくあります。

• • ホームステイ中の留学生同士のみor一人

ホームステイ先によっては、ホストファミリーはホストファミリーで、留学生は留学生のみで食事するというタイプの家庭もあるようです。

9. ホームステイ中のキッチンの使い方

ホームステイ中のキッチンの使い方にもホームステイ先によって異なるルールがあります。大まかに2タイプに分かれます。

• • コンロや冷蔵庫内のものを自由に使っていい

ホームステイ先には留学生にもキッチンを自由に使わせてくれるところもあります。特に食事なしのホームステイをしている場合はホストファミリーからキッチンの使用許可が出ていることが多いと思います。

• • キッチンは基本ホストファミリーのみ使用する

逆にキッチンでコンロや冷蔵庫は基本的に使用する許可を与えない、使わなくていいようにホストファミリーが管理するよ、というルールのホームステイもあります。

10. ホームステイ中のシャワールール

ホームステイ先によっては、シャワールールで「～時以降、～時前はシャワー使用禁止または控えてほしい」というシャワーを使える時間帯が限定されていたり、「シャワーを浴びる時間は〇分以内で」など節水のための時間制限がある家庭もあります。

11. ホームステイ中の洗濯ルール

洗濯に関しても各ホームステイで様々なルールがあります。洗濯はホストファミリーの分と一緒にまたは分けて、すべてホストファミリーがやってくれる家庭と、洗濯機は自由に使っていいから自分でやってね、という家庭もあります。カナダでは基本的に毎日洗濯するというよりも週に1，2回まとめてと言うところも多いです。

まとめ

いかがでしたか？最後に私の体験を少しシェアします。私がトロントでお世話になったホームステイは留学エージェントの紹介で決まりました。こちらがホストファミリーを決めるのではなく、「部屋は他の人とシェアでもいいか否か」「ペットアレルギーの有無」「家庭内の禁煙喫煙の環境」「食事付きかなしか」などの項目で希望を答えそれに沿って留学エージェントがホームステイ先を1つピックアップ、紹介するといった感じでした。

（念のため書いておくと、人種差別などを避けるためどういった家庭がいいか、という質問はなかったです。）

ホームステイ先決定後の流れは、カナダへ出国する２週間前（結構ギリギリ、、）にどういったホストファミリーかという情報が来ました。家族の写真と家の外観の写真が１枚ずつ、家族構成とそれぞれの年齢、職業、家族の趣味などの記載がありました。

もっと『ホームステイ』についての記事を読みたい！と言う方には以下もおすすめです。

【カナダ留学】体験談に学ぶホームステイ初日の流れ 7STEP

無事ホームステイ先が決まった後の『いざ、ホームステイを始める初日』についての流れをステップごとに細かく解説しているので興味がある方はぜひ読んでみてください！