その他

優雅なカナダ横断の旅におすすめ!VIA鉄道

【VIA Rail Canada-The Most Comfortable Travel to Cross Canada】
(今回かなり長文+写真多めですが、最後まで見て頂けると嬉しいです!)

今回は、カナダの絶景を眺めながらゆったりのんびり旅を楽しめるVIA鉄道について。

ここで紹介しながら、実は私が乗ったのは、ベストシーズンではなかったので
私自身もう一度乗りたい!と思っているVIA鉄道!

若い人や時間をかけずにカナダ中の行きたいところを回りたい、
移動時間よりも街を観光する時間をもっとたくさんとりたい!と思っている方には
不向きかもしれないゆっくり、のんびり進む鉄道旅ですが。。
確かに私が乗ったときも、若者や小さい家族連れよりも夫婦や友達同士で来ている
お年寄りや親孝行で30~40代の方が親と来ているなどが多かったです。
でも、本当にカナダを旅行する際、1度は体験してほしいと思うので、
紹介させてください!

車体はこんな感じ。
パノラマカー!ちょっと雨降ってた、、
【VIA鉄道 基本情報】
日本語Website: http://wcs.ne.jp/via/
英語Website: https://www.viarail.ca/en
VIA鉄道(VIA Rail Canada)は、カナダを東西に移動できる大陸横断寝台鉄道です。
メインのルートはバンクーバー~トロント間を走るカナディアン号で、
その距離は、約4,466kmにもなるそうです!
途中の駅で停車しながら、4泊5日かけて移動します。
他にもカナダ中を網羅するようにいくつかルートがあり、トロントから
モントリオール、ケベックに向かうものもあります。
私が利用したのは、中途半端ですが、トロントから、トロント~バンクーバーの
だいたい中間地点のウィニペグまでの乗車でした。

以下、利用時の詳細を箇条書きにします。

  • 利用区間:トロント~ウィニペグ
  • 乗車期間:2016年10月29日夜~10月31日早朝の2泊3日(実質1日半)
  • スケジュール:トロント Union駅午後10時出発、ウィニペグ Union駅朝8時到着
    (実際は、出発時間は10時を10分くらい過ぎてから出発し、ウィニペグには
    朝7時頃起きて、朝食を食べに食堂車に行ったときには、すでにウィニペグに
    到着していました。)
    トロント Union駅
    ウィニペグ Union駅到着、ホームから1階の到着ロビーへ。
    ウィニペグ。東京駅丸の内口の天井に似てる。。?
  • 座席クラス:Upper berth 上下寝台の上部分寝台車共用タイプで、昼間はボックス席になっているところが夜には、
    2段ベッドのような形にセッティングされます。
    上と下にそれぞれ寝れるようになっていて、プライバシーは厚めのカーテン
    で確保できます。鍵などはないので、貴重品は常に身に着けて、出かけますが
    その他の荷物は置いていき、カーテンを閉めたままにしていて何も問題
    なかったです。)
    マットレスはたて178㎝、幅109㎝で身長170の私には十分でした
    見にくいけど、上下寝台の通路にて。

    ボックス席バージョン。荷物は乗務員さんが下ろしてくれてた

    その他の座席クラスについて。
    こちらからも写真付き、日本語で分かりやすく確認できます。

    エコノミークラス:ゆったりめのリクライニングシートで2人掛けで通路を
    挟んで2列あります。各座席コンセント・読書灯完備。エコノミークラス専用の
    展望スカイラインカー利用可
    。食事・軽食・飲料・毛布やアイマスクなどの
    アメニティーセットの販売有。※シャワーは利用不可。

    寝台車プラスクラス(上下寝台・1人個室・2人個室共通)
    ダイニングカーでの食事付き。乗務員によるベッドメイキング共同シャワー
    室利用可
    。石鹸・シャンプー・タオルのアメニティーセット無料。最後尾に
    連結されているラウンジも完備の展望パークカーやスカイラインカー利用可
    コーヒー・紅茶・クッキー・フルーツのサービス付き

    トロント出発直後パノラマカーのラウンジに行ってみた!
    ラウンジに入る時、無料でシャンパンもらった
    画質悪い。。バイバイ、トロント!

    スカイラインカーのラウンジ。雑誌読んだりできる。
    でもスカイラインカーだいたいいつもガラガラだった。みんなパノラマカーに行ってる

    上下寝台:私が利用したカーテンのみで仕切る2段ベッド式の寝台車。
    コンセントはなし窓は下の段のみ
    1人個室鍵付き窓あり個室トイレ・洗面台・エアコン・コンセントなども
    完備。
    (「トイレは夜間はベッドで隠れます。」ってサイトに書いてあるけど
    どういう状況か気になる笑 匂いはしないのかな。。?)
    2人個室鍵付き窓あり個室個室トイレ(独立型)・洗面台・エアコン・
    コンセント
    など完備。2段ベッド式。

    プレステージ寝台車クラス:鍵付きゆったり個室革張りソファで就寝時は
    ふかふかのダブルベッドに。フルコースの食事付き。ダイニングカー優先案内
    専用コンシェルジュサービス付き。大型窓付き。専用シャワー室あり
    プレステージ寝台車クラス専用パークカーも利用可
    (予約可能区間は、トロント~バンクーバー、ジャスパー~トロント、
    バンクーバー~ウィニペグ、ウィニペグ~トロント間のみ)

    おそらくプレステージ寝台車の廊下!豪華!きらびやか!
  • 料金:乗車料が$463プラス税$60.19で$523.19
    (2016年9月20日に予約したので約1か月前に予約でこの料金、早く
    予約できればもう少し安くもなったと思います。)

    気になる料金ですが、2泊3日で朝昼晩3食付き(※29日の夜はなしで
    2日目の朝昼晩と3日目の朝食)で$523
    。正直高いです。。

    飛行機ならトロントからウィニペグまで時期によりますが、約$300~430
    くらいで、約2時間40分
    で行けるので、時間とお金の無駄だなと思いつつも
    VIA鉄道乗ってみたい!せっかくトロントからVIAが止まる都市に
    移動するなら乗っちゃおう!ということで決めました!笑 思い出と貴重な
    体験料金
    と考えれば。。笑

    ちなみに当時私は25歳でぎりぎりYouth料金(12~25歳)にあたり、
    Adult(26~59歳)より少しお得にチケットを買えました!(今は
    完全にAdult。。)

    参考までに今日付け(2019年7月15日)でトロントからウィニペグまで
    同時期の料金を調べると(Youth料金)、
    エコノミーエスケープフェア:$218
    エコノミー:$245 エコノミープラス:$349
    アッパーバース(ディスカウント):$730
    アッパーバース:$1001
    ローワーバース(ディスカウント):$859
    ローワーバース:$1178
    1人個室(ディスカウント):$1180
    1人個室:$1617
    (2か月以上前でもこの金額。。なんでだろう。。?)

    通常版とディスカウント版の違いについては、こちらから確認できます。
    基本的には座席の種類に差はなく、チケットの交換の手数料の有無の
    違いと払い戻しができるか否かの違いです。

  • 予約方法:英語版のVIAにサイトでオンライン予約ができ、
    登録したメールアドレスにEチケットが送られるので、簡単です。
    (予約や料金・運行スケジュールの検索はこちらからできます。)
  • 食事:以下に写真貼ります!詳しくは忘れてしまったのですが。。
    VIA鉄道の食事は、美味しいと人気で、ダイニングカーでの食事のために
    VIA鉄道をリピートする!という人も多いほどだそうです。
    確かにどれも大味なものはなく、ちゃんと味付けも盛り付けも考えられてて、
    とてもおいしかったです。
    2日目の昼食。サーモンの前菜かな?2日目の朝食は写真撮り忘れ。。
    肉厚ローストビーフ!!おいしかった!
    デザートにいちごのスポンジケーキをチョイス。

    たぶん3日目の朝食。オムレツとポテト?、マフィン、コーヒー
    ダイニングテーブルは4人掛けで基本的に相席。いろんな人と話せる!
  • 展望車パノラマカー:10月終わりで紅葉の時期真っただ中かも!と
    期待していたら、トロント~ウィニペグ間はすでに紅葉は終わり、
    ちらちら雪が積もっているところもあり、景色は最高とは言えなかったですが
    自然の中を走っていくので、鹿やキツネ?コヨーテ?などを遠くに見かける
    こともできます。大草原の中や、巨大な湖が複数ある間を駆け抜けながらの
    車窓からの眺めは飽きなかったです。
湖(湿地?)地帯通過中。
全然紅葉してない。
  • イベント:パノラマカーのラウンジで、音楽のパフォーマンスがあって
    2人組の女性がギターを弾きながら歌ったり、別の時間帯は別の
    パフォーマーが歌を歌ったりしていました!
    森林地帯通過中。

    ディズニーランドのジャングルクルーズのコースにありそう笑

    車両はすごく長くて20車両くらいあるって乗務員さんが教えてくれた
  • 荷物:23㎏以内の荷物2つまで無料預け入れ可能。持ち込み荷物も
    重さに制限があります。詳しくはこちら
  • その他:寝台車クラスの共同シャワーは1人用のシャワー室が各車両に
    付いていて、いつでも利用できました。タイミングによっては使われていて
    待たなきゃいけないけど、結構カナダ人?は朝シャワーが多くて、
    夜は特に待たずに自分の好きなタイミングで使えました。
  • その他:ダイニングカーで相席になった人やパノラマカーで近くの人と
    話したり、出会いも思い出の1つになります!ダイニングカーでは
    2日目昼食時に、カナダ人女性2人組と一緒になり、彼女たちは旅行ではなく
    移動を兼ねて、歌のパフォーマンスをするためにVIAに乗ってる、と
    話してくれて、それからあとでラウンジを通ると2人が歌ってました!

    夕食時には、バンクーバー島出身の60代くらいのお父さんと30代くらいの
    息子と話しました。何話したか忘れたけど、どこ出身?と聞かれたり、
    トロントで何していたか、どこまでVIAに乗るか、なんでウィニペグに
    行くのか、ウィニペグの寒さがどれだけ有名か、質問したり、いろいろ
    教えてくれました!息子さんとはほとんど話さなかった、、

    3日目の朝食時は、ドイツからカナダに留学に来ている20代前半くらい?か
    もっと若い女の子で(20代の人は他にはほとんど見かけなかった)お互い
    なんでカナダに来たのかとか、これからどうするのかとか短い時間だったけど
    話して、ウィニペグ着いてるから、もう私降りなきゃ、というと
    頑張ってね!Good Luck!って言ってくれた!

割高で、眺めも抜群の時ではなかったけど、後悔はないし、ゆっくり時間を
過ごせて、トロントでフルタイムで週5たまに週6で働き詰めだったから
自分へのご褒美リラックスになって、乗って本当に満足です!
景色がいい区間は、夏のジャスパー~バンクーバー間のロッキー山脈
眺められる区間か、秋の紅葉の時期のトロント~モントリオール、モントリオール~
ケベック
間のメープル街道(メープルの紅葉が有名な街道)だと思います。

あとは残りの写真を載せて、VIA鉄道の魅力について書き終えたいと思います!

パノラマカーで2~3時間ぼーっと過ごせる笑
ちなみにトロントでの最後の食事はラザニア!
トロントUnion駅近くのマルシェ。ハロウィンのかぼちゃたち。一番大きいのに
「どのくらい重いか予想して!」って書いてある
ウィニペグに到着した時、駅員さんが撮ってくれた!
ウィニペグで下車する人の少なさ。笑

おしまい