勉強だけ出来てもダメ!カナダの高校・大学
【Canadian School Considers Student’s Initiatives Well】
今回は、カナダの学校関連について語学学校ではなく
現地の高校や大学・カレッジでの評価基準の日本との違いについて
書いていきたいと思います!
友達や同僚から聞いた話なので、カナダのすべての学校で、
と言うわけではないですが、一例として読んでいただければと
思います。
- レポートのコピペがばれたら退学⁈
先日、バイト先でバンクーバーのSFU(Simon Fraser University)
という大学に通う同僚からカナダの教育方針についての話を
聞きました。レポートの提出期限が迫っていて、iPadでレポート課題を
やっていました。彼女が言うには、コピペを発見できる
システムで90%以上の一致率のレポートを書いてしまった
場合、退学になるそうです!!日本の大学でも近年、コピペや盗作されたレポートや論文に
対してかなり厳しくなってきていますが、見つかった場合
単位を落とすか、留年するという処分が一般的だと
思いますが、カナダの大学では一発退学になる場合もある
ようです!(厳しい! - テストの点数だけ良くてもいい成績を付けてくれない⁈
別の同僚の子から聞いた話。
彼女は中国で生まれて、7歳の時に家族と一緒にカナダに
移住してきたそうです。欧米でのアジア人に対するよくあるステレオタイプに
「アジア人は計算が強い。」というのがありますが、
ある意味正解で、カナダの学校に転校して、算数の
授業を受けたら、中国の学校でとっくに終わった分野を
まだ始めたばかりで、算数の授業進度の遅さにびっくり
したらしいです。その後、高校生になってから、他のアジア出身の友達が
テストの点数はいいけど、クラスでは控えめで、クラブ活動
などもやっていないと、テストの点数に比例したいい成績を
もらっている人は少なかったようです。 - 高校生がいい大学に入るにはボランティア、アクティビティ
活動、社会経験に参加している方が有利!
2.でも書いたように、ただ勉強ができるだけでは、
高い評価はしてもらえないようです!日本でも、高校、大学の推薦入試や就活では勉強以外の
活動内容も評価されますが、一般的には入試の点数で合否が
決まります。それに対して、カナダの教育方針では、勉強ができることは
もちろんですが、勉強ばかりでなく、ボランティア活動や
クラブ活動、アルバイト経験を積んでいる学生も高く評価
します。なので、カナダでは16歳になるとアルバイトすることが
許可されます。お小遣いのため、進学のために長期休みの間や、
週末、放課後にバイトをする高校生も多いです。社会経験を通して、コミュニケーションスキル、対人スキル、
臨機応変に考え、行動する力、自分の意見・考えを発信する力
などを養って、人間力を上げることを大切にしているそうです!確かに、カナダの10代、20代前半の子たちは、日本の同年代の
子と比べると、大人びていて、自分の考えもしっかり持ち、
自立している子が多いです!(バイト先で一緒に働いていて、
私とどっちが年上なんだ?と思ってしまうこともあります笑)カスタマーサービススキルも高く、お客さんからの要望に
対しても柔軟に応えているのを見て、感心します。
今回は、かたい話で長くなってしまいましたが、