カナダでCo-opプログラム~オフィスレセプションの仕事を始めるまで③
【My Tips to Get a Chance of Taking an Interview and Being Chosen】
ここまですでに2回に渡り、私の経験談を交えてCo-opプログラムについて書いてきました。(過去2回の記事をまだ読んでない方は下記から!)
カナダでCo-opプログラム~オフィスレセプションの仕事を始めるまで①
●「その②:Co-opプログラムでの就労開始までのプロセス」
カナダでCo-opプログラム~オフィスレセプションの仕事を始めるまで②
第3弾の今回は「その③:Co-opプログラムでの就活方法と実際の面接内容」ということで書いていきます!
Co-op就労に限らず、カナダでの就活方法、面接内容ってどんなものなんだろう?と疑問に思っている方のヒントになるような記事です。
目次
Co-opプログラムではどうやって就活するの?
学校やプログラムによっては、学校側が提携の求人企業リスト?から紹介してくれるところもあるらしいです。
けれど、私のカレッジは特にそういったサービスはなく、学生たち自ら就活をして仕事を探します。(たまに前生徒のCo-op先企業で空きが出ると、現生徒向けに情報紹介のメールが来ていました。)
私がどうやって就活したのか以下のSTEPごとに解説していきます。
STEP 1. 求人に応募する。(インターネットor直接)
まずは最初のステップ、求人情報を探して興味のあるものに応募します。インターネットで求人サイトを通じて企業にレジュメやカバーレターを送信したりする場合と、ジョブフェアーなどで直接採用担当者にその場で渡す場合があります。
【インターネットの場合】
参考までに私が利用した求人サイトを挙げます。(※バンクーバーの求人を探す場合)
- ≪利用度★★★★★≫Indeed(インディード)
https://www.indeed.ca/
サイトの使いやすさ、情報量ともに圧倒的に◎ - ≪利用度★★≫LinkedIn(リンクトイン)
https://ca.linkedin.com/
能動的にも使え、受動的に企業の採用担当者から連絡が来るチャンスもあり。 - ≪利用度★≫Craigslist(クレイグスリスト)
https://vancouver.craigslist.ca/ - ≪利用度★≫Work BC(ワークビーシー)
https://www.workbc.ca/ - ≪利用度★≫JP Canada(ジェーピーカナダ)
https://www.jpcanada.com/ - ≪利用度★≫人材カナダ
http://www.jinzaicanada.com/index.html
他4サイトはIndeedでなかなか良さそうな求人が見つからない時に、たまに見に行く程度。JP Canadaは80%以上がレストランやカフェなどでの求人。Co-opにつながりそうな仕事は少数。
(※補足:カレッジのコースがビジネスマネジメントだったため、それに関連する業種・ポジションでCo-opをする必要があった。)
また、どこのサイトでもそうですが、職業斡旋の仲介業者がポストしていることもあり、企業の求人広告のように見せながら、顧客を取り込み、コンサルティングの電話やメールが来ます。
仲介業者に手伝ってもらい、自分に合った仕事を見つけてもらうこともできますが、企業だと思って連絡したら、仲介業者で有給のCo-opの紹介はやってない、と連絡した時間の無駄になってしまうこともあるので気をつけましょう。
興味のある求人が見つかったら、Indeedの場合、画面上の“APPLY”ボタンを押して、指定される書類(主にレジュメとカバーレター。レジュメのみでOKの場合も。)をアップロードして送信。
または、求人広告内に明記されたEメールアドレスにレジュメ・カバーレターを添付し、送信。他には企業のサイトにアクセスし、そこから応募フォームに入力。
【ジョブフェアーの場合】
- MOSAIC(モザイク)
https://www.mosaicbc.org/services/employment/careerfair/ - Eventbrite(イベントブライト)
https://www.eventbrite.ca/d/canada–vancouver/job-fair/
他にも「ジョブフェアー」と検索するとジョブフェアーのイベントが出て来るので参加してみると良いです。
各社ブースに募集しているポジションをボードに書き出しているところや、募集中の各ポジションについて詳しく書いてある紙が山積みされているところなど会社によって様々です。
特に書いていなければ、ブースにいる人に話しかけて聞きます。それと同時に、自分がどんなポジションを探していて、どんなスキル、経験があるか簡単にアピールできるとさらに良いです。希望ポジションの募集がなくても、他の似たポジションで募集中のものを紹介してくれる可能性があるからです。
話が具体的に進めば、その場で1次面接をやってくれることもあるようですが、私の場合は基本的に担当の方と話して、レジュメを渡して、翌日以降に連絡が来るか待ちました。(40~50社ほど来ていたジョブフェアーで10社ほどにレジュメを渡し、面接連絡は1社からのみでした。)
STEP 2. 採用担当者と面接日時を調整する。
面接連絡は早ければ応募したその日のうち、あるいは翌日や1週間以内にだいたい来ます。(面接につながらなかった場合は、ほとんどの企業は連絡はしないか、数週間後、たまに数か月後に「お祈りメール」的なものが届きます。笑)
電話がかかってくる場合もありましたが、私の経験では8割がたメールでした。採用担当者から面接候補日が提示されることが多いので、都合が合う日を返信します。もし、都合が合わなくても企業の営業時間内で「この日なら空いているのですが、、」という風に素直に提示された日は都合が悪いと伝えて問題ないです。
STEP 3. 面接を受ける。
ここまで来たら、いざ面接に臨みます!面接時間の5~10分前には会社に着くようにしましょう。早く着きすぎるのも相手を急かしているような印象を与えるので注意しましょう。
着いたら、受付に名前と誰と何時に面接の約束をしているか伝えて採用担当者が来るまで待ちます。面接内容については次の項目で詳しく解説します。
Co-op就労の面接で聞かれることは?
日本語でも英語でも面接は緊張するものです。でも、少しでも事前準備ができていると落ち着いて構えられると思います。実際にされた質問からよくある質問と返答に少し困った質問を紹介します。
よくされる質問
「あなたのことについてもっと教えてください。」
- 名前、出身(どちらも言わなくても可。)
- 前職の肩書き、何年働いていたか、業務内容
- 自分の性格(できるだけポジティブなもの。例:責任感が強い等)
- どれだけ会社、応募ポジションに貢献できるか
「あなたの強みは何ですか?」
- 強みのポイントは簡潔に
- それを裏付ける具体的なエピソードを添える
- 長々と話しすぎないように、強みは2つか3つまで
「あなたの弱みは何ですか?」
- 弱みのポイントも簡潔に
- 話始めはネガティブでも終わりはポジティブに
(例:I’m an indecieve person sometimes. That’s my weakness, but it also means that I can pay attention carefully before making an action.
訳:私はときどき優柔不断です。これが私の弱みですが、優柔不断であるからこそ行動する前によく気を付けることができます。)
「なぜあなたをこのポジションに雇うべきだと思いますか?」
- 他の候補者よりもどれだけ自分がふさわしいかを最大限アピールする
- 上手く答えるのはなかなか難しいですが、いかに面接官の印象に残る返答をするかが大事
「次の5年間はどんな風になると思いますか?」
- 5年後の(長期的な)キャリア目標を示す
- どの役職で、どのように働いていたいか
ちょっと変化球な質問
「あなたを表す3単語を教えてください。」
- 形容詞が答えやすい(例:Organized:きちんとした、まめな, Analytical:緻密な, Problem-solver:問題解決に長けた, Thorough:徹底的な)
- 面接官によって、理由も聞かれる可能性も(私は聞かれなかったです。)
「あなたが苦手な人と働かなければならない場合、どう対応しますか?」
- 完璧な答えはない
- なのでなるべく素直にかつポジティブに答える
- 例:相手を理解しようとする、とことん話し合った上で、理解できなければ距離を保って接する 等
【番外編】Co-op面接で気を付けることは?
ここでは、その他Co-op面接で気を付けるべきことについて補足していきます。
服装・髪型は?(※女性版)
面接時の髪型・服装に関しては、Co-opなどのオフィスでの仕事面接やカフェやレストランでのバイト面接それぞれの場合において過去の記事で詳しく書いています。
(こちらからどうぞ!)
ざっくり言うと、日本で就活する時よりはカジュアル目な服装・髪型でも問題ないです。スーツの色は黒や暗い色にこだわる必要はないし、髪型(髪が長い方)も絶対1つ結び(ポニーテール)やひっつめ髪?にしなければいけないというわけではないです。要は、清潔に見えてTPOをわきまえていれば、比較的自由だと思います。
レジュメ・カバーレターの原物は必要?
応募の時点でPDFやメール添付で送っているし。。いらないかな?と思ってしまいがちです。
しかし、なるべくレジュメ・カバーレター両方の原物(というか印刷したもの)も1部ずつ(余裕があれば、自分用にも1部ずつで計2部ずつ)持っていきましょう。
意外と人事の方も忙しいのか、メモ用の紙だけ持って部屋に入ってきたりするので、その場で挨拶後、レジュメを渡します。
すると、まだしっかりレジュメを見てくれていない方もいて、渡したその場でじっくり見始めることもあります。(たぶん候補者が多いから、見ていても忘れているのかも。。)
握手で挨拶?
これはカナダのビジネスシーンにおいては基本となります。最初と最後の挨拶の際には、握手を交わします。(面接官とのみ。受付の方や引き継いでくれる方とは、相手が握手を求めてきた場合は握手しますが、それ以外はしなくて大丈夫です。)
シチュエーションによりますが、待合室、面接室に面接官が入ってきたタイミングで立ち上がり、挨拶しながら握手します。
握手の強さは結構しっかりめです。手を握ったら、さらにグッと握るようにします。強すぎてもダメですが、握手が弱すぎると、失礼というよりも「この面接、この仕事に消極的」と思われてしまう可能性もあるので気を付けましょう。
まとめ
これで全3回に渡り、カナダでのCo-opプログラムについて説明してきました。カナダに留学することに迷っている方、留学したいけど何をしたいか、どんなプログラムでカナダに来たいか分からない方の参考になれば嬉しいです。
過去2回の記事はこちらから。
カナダでCo-opプログラム~オフィスレセプションの仕事を始めるまで①
●「その②:Co-opプログラムでの就労開始までのプロセス」
カナダでCo-opプログラム~オフィスレセプションの仕事を始めるまで②