カナダ留学

【カナダ留学】カナダの各都市の『春の天気』はどんな感じ?

【How Is The Spring Weather In Canada?】
今回はカナダの東部・西部・中央部に位置する3都市トロントバンクーバーウィニペグに長期で滞在した経験から各地域、各都市の春夏秋冬の天気や主な気候、またそれぞれの季節でのおすすめの服装について解説していきます!

春夏秋冬それぞれを4記事に分けて書いていこうと思うので、自分がカナダに留学する予定時期に合わせて、カナダの天気や気候を知りたい!、どんな服装すればいいのか悩んでいる!と言う方必見です!また長期でカナダ留学、滞在、移住をお考えの方は4記事すべてチェックして参考にしていただければ嬉しいです!

目次

1. 【カナダ東部】トロントの天気・気候

まずは、カナダ留学都市人気ツートップの1つカナダ東部の最大都市トロントから見ていきましょう!「冬が長くて厳しい」というイメージがあるトロントですが、『トロントの春』はどんな感じなのか、いつから暖かくなってくるのか詳しく解説していきます。

  • トロントの春は何月から何月頃まで?
  • 具体的にトロントではいつ頃から暖かくなってくるのか、いつから春が始まるのでしょうか?

    年によって少し差が出ますが、だいたい4月中旬、遅くて4月下旬頃から「本格的な冬」が終わり、徐々に暖かくなってきます。ただ油断してはいけないのが、最低マイナス2桁台の時もあるトロントの冬を経験した後だと、プラス1桁台(6~9度)で暖かいと感じるようになるので、現地カナディアンが「春だ!暖かい!」と言っていても、4月下旬にトロントに来たばかりの人にとっては「寒い!」と感じる方も多いので注意しましょう。

    5月は完全に「春」です。朝晩にマイナス1桁前半(マイナス1~4度)になる時もありますが、朝の通勤通学時間を過ぎれば気温が徐々に上がってきて、暖かいと感じることができます。6月中旬以降は梅雨がある日本とは違い、ほとんど夏の始まりという時期になってくるので『トロントの春』は4月中下旬~6月中旬までというイメージです!

  • 気温や湿度はどのくらい?
  • 3月:最終週(25~31日)頃から10度前後を推移し、たまに15度前後になる日もありますが、基本的に朝晩は1桁台でかなり肌寒いです。

    4月:4月に入ると、朝晩の冷え込みは続くものの、日中の最高気温が10度を超え、15度近くなる日数も増えてきます。晴れている日にはかなり春の訪れを感じることもできます。ただ、年によりますが、たまに思い出したように4月に突然結構な量の雪が降り、気温もガクンと下がる日があったりする場合もあるので4月でも冬服はしまわないようにしましょう。

    5月:トロント的には完全に春ですが、平均気温的には10度前後で20度を超える日もありますが、基本的に12~17度と思っておくといいと思います。ただトロントの日差しは日本の日差しよりも強く感じるため、晴れているとサングラスが必要なほどで体感気温的にも暑く感じる時もあります。

    6月:上旬から中旬にかけて20~25度前後の気持ちのいい陽気になってきます。夏を待ち望んでいた気の早いカナディアンはもうこの時期から半袖やタンクトップなどの真夏の格好の人も多く出てきます。6月下旬は30度前後まで達する日も多く、「夏」となります。

    ちなみにトロントの春は夏と同じく湿度は高すぎず、じめじめしたりすることはないです。ただ冬の終わりでも乾燥が激しく、肌がカサつきやすいので保湿を心がけましょう!

春のトロントおすすめの服装

3月:冬物ジャケット(ダウンジャケットなど)必須、手袋、マフラーなどの真冬の極寒対策が必要です。

4月:基本的に3月に引き続き冬物ジャケットや防寒小物が必要です。3月に比べて中に着るものを少し薄手のものにしても出かけられる日や、暖かい日の日中だけ出かけるなら、ダウンジャケットほどでなくても冬コートくらいで出かけても大丈夫かもしれません。

5月:朝早くや夜遅くに長時間外にいるという状況を除けば、ダウンジャケットなどの厚手の冬物ジャケットは必要なくなります。ここでやっと冬物をしまい始めて良さそうです。ただジャケットを着ない代わりにセーターやカーディガンなどで温度調整ができるのでそういった冬物は完全にしまわない方がいいかもしれません。

6月:6月にも入れば完全に冬物はしまい、夏物に衣替えをしましょう!注意点はトロントの春夏の紫外線は強いので、肌を焼きたくないという方は薄手の長袖のものは残しておくと良いです。

2. 【カナダ西部】バンクーバーの天気・気候

続いてカナダ留学都市人気ツートップのもう1つカナダ西部の最大都市バンクーバーを見ていきます!カナダのほとんどの都市の冬が長く、厳しいのに対し、バンクーバーの冬は比較的マイルドと言われています。そんなバンクーバーの春は日本の春にも近いと言われていますが、実際のところはどうなんでしょうか?詳しく解説していきます!

  • バンクーバーの春は何月から何月頃まで?
  • バンクーバーでも年によって少し差が出ますが、バンクーバーではだいたい3月下旬には桜が咲き始め、4月上旬にかけて満開を迎えるほどの陽気になってきます。4月に入れば「春本番」となります。4月下旬から5月はジャケットもいらず、とても過ごしやすい気候になってきます。バンクーバーは本当に気候がマイルドで冬は寒すぎず、夏も暑すぎないので、春と夏の境目が分かりにくいです。6月、7月になっても20度台前半から25度前後を推移することが多いです。個人的には『バンクーバーの春』は3月下旬~6月下旬?7月上旬?までというイメージです!

  • 気温や湿度はどのくらい?
  • 3月:3月上旬は1桁台の気温ですが、中旬頃から10度を超えるようになり、下旬には15度前後の気温まで上がる日もあり、前述したように桜も咲き始めるほどの暖かさになります。

    4月:トロント同様4月に入ると、朝晩の冷え込みは続くものの、日中の最高気温が15度を超える日数が増えてきます。ただ基本的にトロントに比べてバンクーバーの4月は最低気温と最高気温の差がそれほど激しくないです。

    5月:4月に比べて安定して15度前後の日が増えてきて、20度近くになる日もありますが、暑い!と感じるほどはなく、とても過ごしやすいです。

    6月:上旬は20度前半を推移し、中旬頃から25度前後の夏本番一歩手前の暖かさになります。この時点でトロントの気温とほぼ大差がなくなってきます。ただバンクーバーは6月下旬も一気に気温が上がるわけではなく、中旬と同じくらいの気温が続くことが多いです。

春のバンクーバーおすすめの服装

3月:3月中旬頃までは冬物ジャケット(ダウンジャケットなど)が必要ですが、極寒対策ほどまでは個人的にしなくても大丈夫だと感じます。またダウンジャケットさえあれば中はそれほど着こまなくても乗り切れる寒さです。

4月:温度調整ができるように何枚か着れば、ダウンなどの本格的な冬物ジャケットは必要なくなります。日中はニットなどの少し厚めのもの1枚でも出かけられる時もあります。日本人にとってこのくらいの暖かさになるとカナディアンの中には半袖を着ている人も見られるようになってきます。ただ個人個人で感覚が異なるのでこの時期はダウンジャケットをまだ来ている人(個人的に寒がりの私でも「まだダウン着てるの?」と思う)もいれば、半袖の人もいるという服装が決めにくい時期です。

5月:まだ薄めのジャケットがあると安心ですが、基本的に春の装いで事足ります。中にTシャツを着て、ジャケットを羽織るくらいでちょうどいいです。日中は日差しが強くなり、Tシャツでも過ごせるほど暖かくなる日もあります。

6月:ここも前述したようにバンクーバーの夏はそれほど暑くなく、その手前の春の時期も暑すぎず、寒すぎずな天気が続きます。個人的には、6月でも夜になると肌寒く感じる日もあり、暖かい日でも遅くまで外に出ている場合は、ジャケットなどの羽織ものを持ち歩くようにしています。

3. 【カナダ中央部】ウィニペグの天気・気候

カナダの都市の中でも最も冬の寒さが厳しいと言われるカナダのちょうど中央に位置するマニトバ州の州都ウィニペグを最後に見ていきましょう!東部のトロントに比べても、レベルが違う冬の寒さが有名なウィニペグにはいつ頃から春は訪れるのか解説していきます。

  • ウィニペグの春は何月から何月頃まで?
  • ウィニペグの4月は下旬の前半頃までは冬の寒さが続きます。最もマイナス20度、30度台
    の冬真っただ中と比べれば4月上旬、中旬はすでに春かもしれませんが、一般的に日本の天気と比較すると、日本人が春だと感じられるようになるのは、4月末、遅ければ5月頃と認識しておくと良いです。ウィニペグの春は日ごとの気温差が激しく、春かなと思ったら次のには気温が1桁台に下がり、冬に逆戻りしたかと思えば数日後には20度を超える暖かさになったりと変動があります。年にもよりますがだいたい6月上旬、中旬頃までが春らしい天気で6月中旬、下旬以降は夏と思っていいと思います。『ウィニペグの春』は4月末、5月初旬~6月中旬頃までというイメージです!

  • 気温や湿度はどのくらい?
  • 3月:ウィニペグ的には3月後半にもなれば、本格的な冬は越えた感覚ですが、まだまだ日本でいうところの「真冬」です。3月の平均気温はマイナスです。月の最高気温も10度に届くか届かないかです。

    4月:上旬は1桁台の気温が続き、朝晩の気温はマイナス1桁台になる日がほとんどです。中旬頃になると気温がだんだん上がってきて日中の気温が10度を超える日も出てきて15度前後になる日もあり、やっと少し暖かさを感じられるようになります。下旬には20度近くまで気温が上がる時もあります。しかし、安定して暖かい日が続かず、4月でも1桁台の気温になり、寒く感じる時もあるので注意が必要です。

    5月:4月に引き続く15度に届くか、届かないかくらいの天気が続きます。中旬になると15度を超える日も出てきていよいよ春!といった感じです。ぐんぐん気温が上がり下旬には20度を超え、25度以上の夏日になる日もあります。

    6月:年にもよりますが、6月上旬で30度を超える日も出てくるほど暑くなってきます。日本人の感覚ではこの6月中旬頃までが春のように思いますが、現地のカナディアンにとっては6月に入ればもう夏!という感覚の人も多いかもしれません。

春のウィニペグおすすめの服装

3月:ウィニペグでは3月はまだ完全に冬なので冬物ジャケットは必須です。防寒対策などもしっかりする必要があります。しかし多くのウィニペガーは車移動で、外に出るのは家から出て車に乗る時と車から降りて目的地の建物まで歩く時のみなので割と薄着の人もいます。(室内は暖房が効いていて暖かい)

4月:真冬の気温ではなくなってきますが、長時間外にいる場合は冬物ジャケットがあると安心です。15度前後の暖かさになる日もあるので、ダウン以外のジャケットでも大丈夫な時もありますが、いきなり冬に逆戻りする時もあるので冬物ジャケットはしまわずにおいた方がいいです。

5月:5月中旬頃までは肌寒いと感じる日もあるので、ある程度ジャケットなど重ねて着るものがあると安心です。下旬頃には日中の気温も暑い!と感じる日もあるのでTシャツ1枚で出かけられる日も増えてきます。

6月:5月下旬から引き続き暖かい、むしろ暑いという気温の日が増え、さらに日差しも強くなってくるので日焼け対策やサングラスの使用も増えてきます。基本的に夏の格好で問題ないですが、個人差や室内の冷房の効きすぎなどの問題もあるので体温調節できるように服装を工夫する必要があるかもしれません。

4. まとめ

いかがでしたか?今回はカナダの3都市それぞれの『春』について紹介しました。ぜひ今後のカナダ留学の参考にしていただけたら嬉しいです!次回はトロント・バンクーバー・ウィニペグの『夏』の天気や気候を紹介する予定です。