カナダ文化

【カナダ】日本と違う!電車内、バス内事情

【What You See in a Train and a Bus in Canada】

今回は、カナダの電車・バス事情について紹介します!電車内・バス内などの人間模様も各国で様子が異なり、その国の特徴・性格を見ることができます。

日本の電車内・バス内の事情とどのように異なるのか見ていきましょう。カナダでの生活がどんなものか気になる方、ワーホリや留学で渡航前に知っておきたい方ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

カナダの電車・バスの基本事情

カナダの大都市の多くは、公共交通網が発達し、電車やバスを使えばだいたいどこにでも行けます。東京や大阪ほど交通網がびっしり張り巡らされ、すごく便利、というほどではないですが、住んでいて不便はないほどです。

基本的な電車内・バス内の様子として、日本と異なるのは、朝や夕方の通勤通学ラッシュ時でもぎゅうぎゅうに混むことはない、という点です。

東京ベースになりますが、通勤ラッシュの電車内は地獄のように混んでいる路線が多い日本ですが、カナダは大都市でも車通勤の人も一定数いるので、電車やバスが乗車率100%以上になることはないです。

それでは、より具体的にカナダの電車内・バス内事情を解説していきます。

こんなことも日常風景

電車(地下鉄、路面電車含む)・バス内

【寝ている人は少数】

日本の朝の車内の風景と言えば、多くの人が通勤中・通学中を睡眠時間として寝ています。働きすぎ+平和で安全な日本ならではの風景ですが、カナダの電車内では寝ている人は2割にも満たないと思います。

【ペット連れもよく見かける】

ペット連れで乗車している人もよくいます。小型犬や猫はカバン(ペット専用のものや、普通のカバンを使っている人も)に入れて連れていたり、リードを付けて普通に一緒に乗り込んでくることもあります。

たまにワンちゃんが他の乗客の足元を嗅ぎまわっていても、周りの人たちは気にしていないという光景も見かけます。笑

【携帯電話はマナーモード設定不要】

日本では携帯電話のマナーモード設定が普通ですが、カナダでは電車・バス内での通話は日常茶飯事です。基本的に車内は話し声や電車の走る音が大きく、騒がしいことが多いので電話している人がいても、気になるという感じはありません。

【遅延してても車内アナウンスなし】

アナウンスが入る時もありますが、日本の電車ほど丁寧に数分遅れを知らせ、謝るアナウンスは入らないです。「あれ?なんか止まってるの長くない?」とみんなが思い出した頃にアナウンスが入る、といった程度です。

【車内飲食も日常茶飯事】

車内での飲食に対するマナーも異なります。日本では車内でファストフードなどの匂いのきついものを食べていると、周囲からの視線を集めてしまいます。

一方、カナダの車内では飲食のマナーも緩めで、ファストフードを堂々と食べていたり、リンゴを丸かじり、オレンジの皮をむきながら食べていたりととても自由です。笑

【化粧する人は少数】

携帯電話や飲食に関するマナーが日本よりも緩いのに対し、電車・バス内で化粧をしている人はほとんど見かけないです。マナーというよりも、化粧をしなくても気にしない、外に出れるカナダ人が多いからだと思います。

日本人のように、「外出時は誰に見られるか分からないから化粧していかなきゃ!」という考え方が薄いので服装もカジュアルでリラックスした格好の人も多いです。(それでも十分様になるカナダ人たち、羨ましい。。笑)

【突然始まるバスキング】

バスキング=buskingとは、路上などで大道芸やパフォーマンスをすることです。路上ではなく、車内に乗り込んできて、突然ギターを弾きながら歌いだしたりすることがあります。パフォーマンスが終わると、気持ちとしてお金をもらいに回ってくることも。

【携帯型スピーカーで音楽を聴く】

音楽を聴いている人のイヤフォンから音漏れがして気になるレベルを超えている人がいます。小型の携帯できるスピーカーから音楽を流しながら電車やバスに乗っている人も見かけます。うるさい、と思うのを通り越して「周りの人たちみんなに音楽聞かせて回ってるんですか?」とツッコみたくなります。笑

【混んでいたら電車1本見送る】

最初にカナダの電車は日本ほど混んでいないと書きましたが、これが理由の1つでもあると思います。まだ奥に詰めれば乗れるのに、入り口付近が混んでいると、諦めて次の電車を待つ人が多いです。

「会社に少しでも遅れたらまずい!」と焦らず、遅れたら遅れたで、「電車が混んでて、遅れちゃったんだよね。」と言いながら出勤してくる人を職場でも見かけるので、そういった意識の部分の違いもあるのだと思います。

【つり革少なめ、網棚なし】

最後の10個目です。日本の電車に比べつり革が少なく、少し混んでくるとどこにつかまろう、と不安になります。平均身長が日本より高いカナダでは、つり革があると顔に当たって邪魔になる人もいるから?、と考えています。また、安全な日本では当たり前の網棚に荷物を置く光景もカナダでは見ないです。

番外編

【駅構内での人身事故は稀】

少し暗いトピックですが、人身事故の多い日本ですが、カナダの駅構内で人身事故が起こることは、とても稀です。電車の遅れと言ったらシステムトラブルなどが多い印象です。

【来るはずだったバスがキャンセル】

アプリや時刻表で確認していた時間にバスを待っていても、一向に来ず、バスがキャンセルされていて次のバスまで待たなくてはいけないことがよくあります。

まとめ

長くなってしまいましたが、いかがでしたか?通勤通学で使う電車やバス内でも日本とカナダの文化の違いを見ることができます。カナダに来た際は、ぜひ車内の様子にも注目してみてください!