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【カナダワーホリ】バイト遍歴と必要な英語レベル

【What English Level Is Required For These Jobs In Canada?】

今回はカナダで、私が経験したバイトや仕事での必要と感じた英語レベルについてバイト遍歴に沿いながらご紹介していきます。

これから、カナダへワーホリや留学に行く方がバイト・仕事探しをするときの参考になれば嬉しいです。ぜひ最後までチェックしてみてください!

目次

カナダ滞在歴4年間のバイト遍歴と必要とされた英語レベル

アジア系ファストヌードル店

ポジション:サーバー、キャッシャー

まずは、アジア系ファストヌードル店で必要だった英語レベルについて解説します。ここでは、ビジネス街にある大きな本店では主にキャッシャー、小さな支店ではサーバー、キャッシャー両方のポジションで働いていました。

お客さんの話す言語割合:99.8%英語:0.02%日本語

トロントのダウンタウンの中でもビジネス街にあったので、多くのビジネスマンでお昼時は混み合うお店でした。ほとんどのお客さんがカナダ人でお客さんとのコミュニケーションはほぼ英語でした。ごくたまに友達などが寄ってくれた時や私が日本人と気づいた人で、日本語を使いたい人と日本語を話すことが稀にありました。

ただ、ビジネス街のランチタイムはとても混む時間で、4台ほどあるレジの前にそれぞれ10人以上並ぶのが常なほど忙しい(逆に夜は全く忙しくないので、シフトはいつも午後2時まで)ので、悠長にお客さんと会話してる暇もなかったです。決まったことをお客さんに聞き、オーダーを通して、オーダー番号を伝えるという流れ作業です。

同僚たちと話す言語の割合:80%英語:20%日本語

同僚はアジア系の人が多く、キャッシャー、キッチン合わせて15人前後(時期による)で、そのうち私以外に2〜3人日本人もいました。しかし、他の同僚たちと英語で話しているので彼らの前では日本語で話すのは憚られる+他の日本人の方々は英語がかなり上手だったので、よっぽど急ぎで切羽詰まっている時、または個人的にその日本人の同僚と二人っきりの時にしか日本語で話しませんでした。

同僚みんな仲が良く、ランチタイムのピークが終わり、シフト終わりの2時頃には全員で賄いを食べるなど英語でコミュニケーションをとることがほとんどでした。

使用する英語表現の多さ・複雑さレベル:レベル1(少ない・簡単)〜5(多い・複雑)
英語表現の多さ:レベル3
英会話の複雑さ:レベル3.5

このファストヌードル店はお客さんがカスタマイズするタイプなので、メインの肉やシーフードを選び、麺の種類、ソースの種類、入れたい野菜、ハーブや香辛料など様々な選択肢があります。慣れてしまえば同じことを繰り返し聞くので、そこまで複雑ではないですが、最初のうちはランチのピークの急ぎながら、正確にお客さんが選んだものを注文で通さなければいけないので、混んでいる店内の騒がしさの中での聞き取りやお客さんに聞いたり、伝えたりするのが大変でした。

使用頻度の高い英語スキル(4技能中):レベル1(低頻度)〜5(高頻度)
※英語スキル4技能=リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング
リスニング:レベル4
スピーキング:レベル3
リーディング:使用ほとんどなし
ライティング:使用ほとんどなし

先ほどの説明に書いたように、忙しく、騒がしい中で複雑な注文をとるのでリスニング力の高さが要求されました。多くのお客さんがリピーターなので注文するものが決まっていて、こちらが聞かずともどんどん注文を言うので、聞き取ってレジに打ち込むだけと言う時もありました。ただ、たまにアレルギーのことなどを聞かれることがあるので、説明したり、カスタマイズオーダーのやり方に混乱する人には一から説明してあげる必要があります。

リーディング、ライティングスキルはほぼ必要ありませんでした。(もちろん求人を見て応募した時にマネージャーとメール等でやりとりしたので、ある程度のスキルは必要ですが仕事上ではほとんど必要はないことを意味しています。)

電話対応の有無:あり、テイクアウトオーダー

本店では電話を取ることはほとんどありませんでしたが、支店ではお客さんが直接来店でオーダー3:電話で注文3:オンラインで注文4の割合だったので、電話を取り、名前や電話番号を聞いて、オーダーを取り、レジに同時に打ち込み、合計金額、出来上がりまでの時間を伝えなければなりませんでした。これも決まったフレーズを使うことが多いので慣れますが、最初は聞き取れないなど英語で電話をするのに抵抗を持ってしまいます。

働いていたお店についても書いているので興味がある方はこちらもどうぞ!

トロントのテイクアウトヌードル屋でバイト

ローカルオランダ系アイスクリーム店

ポジション:サーバー

オランダ系家族が経営するローカルアイスクリーム店では、サーティーワンアイスクリームのように注文を取って、その場でアイスを掬い、提供してから、会計までを行うサーバーとして働きました。

お客さんの話す言語割合:90%英語:10%日本語

お客さんのほとんどはローカルのカナダ人が多く、ほとんどが英語での接客でした。たまに日本人留学生などがSNSなどで見つけて来ることもあり、明らかに日本人の方だと分かった時は日本語で接客する時もありました。

同僚たちと話す言語の割合:30%英語:70%日本語

オーナーはカナダに移住して30年以上ということもあり、完全に英語で話すのですが、オーナー家族は日本人従業員をとても気に入っていたので、私が働いている時は従業員12〜15人のうち半数以上が日本人でした。多くの方が学生ビザやワーホリで渡航しており、10代後半から20代後半まででまだカナダに来て間もない人も多かったので、仕事中のほとんどは日本人同僚と一緒の時は日本語でコミュニケーションをとることもありました。シフトによってはローカルのカナダ人学生と働くこともあるのでその時は英語ですが、やはり日本人が多いので日本人同僚と働くことが多かったです。(みんないい人たちでとても楽しい職場でしたが^^)

使用する英語表現の多さ・複雑さレベル:レベル1(少ない・簡単)〜5(多い・複雑)
英語表現の多さ:レベル2
英会話の複雑さ:レベル2

アイスクリームの種類が20種類以上あったので、その名前や味や使われている材料を覚えるのが、最初の2週間ほどは大変でしたが、それを覚えてしまえばオーダーの取り方はテンプレートが決まっているので、他の同僚が使っていた英語表現を真似して使えばまったく難しくありませんでした。夏は忙しくなりますが、お客さんもオーダーするものが決まっていない人がほとんどなので、コミュニケーションで焦る必要はなく、余裕を持って接客ができました。

使用頻度の高い英語スキル(4技能中):レベル1(低頻度)〜5(高頻度)
※英語スキル4技能=リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング
リスニング:レベル3
スピーキング:レベル3
リーディング:使用ほとんどなし
ライティング:使用ほとんどなし

主にリスニング、スピーキングの日常会話、簡単な接客会話ができる程度のレベルがあれば問題なかったです。オーナーからよく言われていたのは、カナダのお客さんはスモールトークが好きだから、ちょっとしたこととか楽しませる会話を心がけて、と言われていたのでそういった余裕もあるといいのかもしれません。

電話対応の有無:あり、たまに営業時間や店の場所についての質問程度

電話がかかってくる頻度は高くなく、あってもそのほとんどが営業時間、店がどこにあるのか教えて欲しいと言った程度でした。ただ、まだまだ英語レベルの低かった当時は少しでもそれ以外のことを聞かれると、全く聞き取れず凹んだことも多々ありました、、笑

働いていたお店についても書いているので興味がある方はこちらもどうぞ!

トロントの人気アイス屋でバイト

ジャパニーズレストラン(ラーメン店)

ポジション:サーバー

バンクーバーで短期間ですが、日本人オーナーのラーメン店でサーバー(会計まで)として働きました。

お客さんの話す言語割合:99%英語:1%日本語

ジャパニーズレストランでしたが、お客さんのほとんどは地元のカナダ人が多かったです。たまに常連の日本人の方が来られることもありましたが、基本的に接客はすべて英語で行っていました。

同僚たちと話す言語の割合:0%英語:100%日本語

一方、オーナーや同僚の方は全員日本人だったので、従業員同士では完全に日本語でした。

使用する英語表現の多さ・複雑さレベル:レベル1(少ない・簡単)〜5(多い・複雑)
英語表現の多さ:レベル2
英会話の複雑さ:レベル2

居酒屋やレストランのようにメニュー数は多くなかったので、メニューを覚えるのも、接客の英語表現もそれほど多くなく、一旦覚えてしまえば繰り返して使うフレーズがほとんどでした。お客さんが入店したら、席までご案内、混雑時はお待ちいただくように声かけ、注文取り、配膳、お会計といった流れで、あとはお客さんとの雑談で多少違った表現も使いました。

使用頻度の高い英語スキル(4技能中):レベル1(低頻度)〜5(高頻度)
※英語スキル4技能=リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング
リスニング:レベル3
スピーキング:レベル2
リーディング:使用ほとんどなし
ライティング:使用ほとんどなし

ランチやディナータイムは混雑し、ざわざわした空間でお客さんの注文をとるので、スピーディーに、正確に聞き取るスキルが要求されます。ただスピーキングは一通り接客の流れを覚えられれば、決まったフレーズを使うことが多いので難しくはなかったです。

電話対応の有無:ほぼなし

電話がかかってくることもありましたが、電話注文はとっていなかったので複雑な会話は電話では発生しませんでした。

カナダで留学生が出来るバイト先、仕事先について知りたい方はこちらもどうぞ!

【カナダワーホリ】留学生がカナダで出来るバイト8選!

オーガニックアイスクリーム店&カフェ

ポジション:サーバー、バリスタ

ローカルのオーガニックアイスクリーム店で、アイスクリームメインですが、カフェラテなどのコーヒードリンクも扱っていて、朝はドリンク中心で午後はアイスクリームをメインにしていました。なので朝からのシフトはバリスタとして働いていました。

お客さんの話す言語割合:98%英語:2%日本語

ローカルのお店だったので、カナダ人のお客さんがほとんどでほぼ英語を使っていました。たまに日本人のお客さんも来られて、日本語で話されているなど、明らかに日本人だと分かった場合は日本語で接客することもありました。

同僚たちと話す言語の割合:90%英語:10%日本語※

同僚たちはカナダ人学生が多かったです。オーナーや従業員同士での会話はほぼ英語で行っていました。割合を日本語10%にしたのは、日本語を勉強している同僚がいて、その子と働いていた時は日本語を教えてあげながら、日本語で会話もしていたためです。

使用する英語表現の多さ・複雑さレベル:レベル1(少ない・簡単)〜5(多い・複雑)
英語表現の多さ:レベル3
英会話の複雑さ:レベル3.5

アイスクリーム店なのでメニュー数も多くなく、英語表現はそれほどの数は必要ではなかったです。ただアイスクリームの選ぶシステムが分かりづらいようで、よくお客さんに一から説明しなければならない時や使われている材料やアレルギーの有無について説明するときは少し複雑な表現を使うこともありました。

使用頻度の高い英語スキル(4技能中):レベル1(低頻度)〜5(高頻度)
※英語スキル4技能=リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング
リスニング:レベル4
スピーキング:レベル4
リーディング:レベル2
ライティング:レベル2

特にリスニング、スピーキングスキルが必要とされます。夏場は忙しい時など暇がない時もありますが、比較的お客さんとスモールトークが始まることもあります。また従業員間でのコミュニーケーションも密に取っていて、忙しくないときはお互いの日々の話などをすることも多々あり、日常会話の英語力が上がりました。

手作りのトッピングやシロップのレシピを確認したり、自分たちでメモをつけて修正、改正などすることもあったので、少しリーディングやライティングスキルも必要だったように感じます。

電話対応の有無:あり

結構電話はかかってきますが、ほとんどが営業時間の確認でした。たまに営業の電話などオーナーに取り次ぐ電話もあったので、その場合は連絡先をもらったり、伝言を受けたり、オーナーの連絡先を伝えたり対応しました。

働いていたお店についても書いているので興味がある方はこちらもどうぞ!

【バンクーバー】Soft Peaks Ice Creamで冬こそアイス!

オフィスビルのレセプション

ポジション:レセプショニスト(受付)

カレッジのCo-opプログラムで就労した企業でレセプションでのポジションで働きました。大きな会社ではなく、建物全体のレセプションでなく、会社が入るフロアの一部の入り口でのレセプションでした。

Co-opでの就業経験について詳しく知りたい方では以下の記事もご参考ください。

【カナダ留学】Co-op経験談!オフィスレセプション仕事内容

クライエントの話す言語割合:99.8%英語:0.02%日本語

バンクーバーのダウンタウンにあるオフィスで、クライエントとはほぼ完全に英語で話していました。5ヶ月弱働いて一度だけ日本人のクライエントの方が見えて、一言、二言日本語で話しましたが、それ以外はすべて英語でした。(だいたい1日のクライエントの数は10人ほどでした。)

同僚たちと話す言語の割合:100%英語:0%日本語

同じポジションでの同僚はいませんでしたが、上司やフロアに入ってる各テナントの従業員たちとは全員英語で会話をしました。主に、そのテナントへクライアント到着の連絡や、クライアント、テナント間のコミュニケーションの仲介をしました。

使用する英語表現の多さ・複雑さレベル:レベル1(少ない・簡単)〜5(多い・複雑)
英語表現の多さ:レベル3
英会話の複雑さ:レベル4

オフィスなので、飲食業よりもビジネス英語で、表現も崩しすぎないものも多く使いました。ただ業務内容がそれほど複雑ではなかったので、決まった表現やフレーズも多かったので慣れればそれほど大変ではなかったです。

使用頻度の高い英語スキル(4技能中):レベル1(低頻度)〜5(高頻度)
※英語スキル4技能=リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング
リスニング:レベル4
スピーキング:レベル5
リーディング:レベル3
ライティング:レベル3

テナントから各オフィスでのトラブルがあると、ビルの管理会社に知らせたり、やりとりをしなければならなかったり、約束のないクライアントへの対応などイレギュラーな対応もしねければならなかったのである程度高いスピーキングスキルが必要とされました。

またオフィス内でメールでのやりとりもあったので、簡単な依頼や、通知でしたがライティング、リーディングスキルも必要です。

電話対応の有無:ほぼなし

オフィスでしたが、電話はほぼありませんでした。

まとめ

いかがでしたか?仕事内容によって必要な英語レベルは違うのは知っていても、実際にどのくらい必要なのかというのは想像しにくいので、分かりやすいように数字で可視化してみました。これから皆さんがカナダでバイトや仕事探しする際の参考になったら嬉しいです。

関連記事として、カナダではどんなバイトの種類があるのかまとめたものもあるので興味がある方はこちらもどうぞ!

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