学校、仕事

ILACトロント校初クラス

【The First Day in ILAC】
前々回ILAC初日のオリエンテーションについて書きました。
その時に受けたテスト結果をもとにクラスが決められます。

  • クラス分け

ILACが人気である1つの理由がクラス分けの細かさ。
レベルは17段階=17のクラス(X同じレベルでも異なる先生が教えるクラスが
複数あるので、クラスの数は50近く?か、もっとあるかもしれないです。
17のレベルが7つの英語バンドで区分けされています。
BEGINNER      :Level1~3
PRE-INTERMEDIATE :Level4~5
INTERMEDIATE    :Level6~7
HIGH-INTERMEDIATE :Level8~9
PRE-ADVANCED    :Level10~11
ADVANCED      :Level12~13
HIGH-ADVANCED   :Level14~17
基本的には偶数番号から始まり、2週間ごとのテストで合格点を越えれば次のレベルの
クラスに移動できます。

Level1~9はGeneral Englishのみ(英語の基本的な文法や会話に注力)、
Level10~17はCambridge English(General English)がメインで、
他に希望であれば、IELTSやTOEFLの試験対策クラス、Business Englishや
Academic Pathwayとよばれるカレッジ進級準備コースも受講できます。

  • 時間割・スケジュール

クラスは朝8時45分から始まります。(夏時間だと朝8時30分からです)
午前8:45~11:45 メインクラス
午前11:45~正午12:15 お昼休憩
正午12:15~午後1:45 (月水金はメインクラス火木はElective Classという
選択制のクラス)

このあと、Power Classというさらに多くの時間学びたい人向けのクラスを
とっている人は15分の休憩をはさみ、午後2時から3時30分まで授業があります。
(※夏時間になるとすべて15分早くなります。)

  • クラスの変更

メインクラス同レベル内でのクラス替えまたはレベルを下げる希望は出来ますが、
上のクラスに変えたい場合は既定の合格ラインを越えないと上がれません。
Elective ClassPower Classは選択制のため、気に入らなければ自由に変えてもらうことができます
(※クラスの人数が多い場合は、できない時もあります。)

  • 1クラスの規模(生徒人数)

メインクラスはだいたい15~20人単位のクラスで、Elective Classはクラスの
人気度にもよりますが、4,5人の小さなクラスから15人ほどの大きなクラスまで
ありました。日本人の比率はクラスによってかなり異なりますが、
だいたいどのクラスにも自分ともう一人は日本人がいます。
多い時では、15人のクラスで半分以上の8人日本人がいた時もあります!!
メインクラスはある程度、国籍の比率のバランスをとっているので、
半数が日本人ということはないのですが、Elective Classではよくありました。

  • テキストの有無

メインクラスは学校指定のテキスト($60新品購入)が必要ですが、
Elective Class、Power Classは各クラスでプリントが配られるのでテキストは
必要ないです。
ちなみに、ILACでは学校のWi-Fiに接続するときに、Facebookのアカウントを
使って接続ができます。またILACのFacebookにログインすると、
ILAC内でのテキストを売買できるコミュニティページがあるので、
そこで自分のレベルのテキストを売りたい人の投稿があれば、連絡して
通常より安くテキストを購入できます。レベルが上がり、前のレベルのテキストが
いらなくなった場合は、自分が投稿を載せて、買ってくれる人を見つけることも
できます。なので売ることを見越して、テキストには書き込みしないという人も
多くいました。(売る際は、状態が良ければ高く売れるので。)

  • 授業前、授業中

授業開始は朝9時前と早いので、授業前にしっかり学校に着いている生徒は

半分くらいです。先生もたまに遅れてくることがあるくらい、、
授業が始まって、5~10分くらいでほぼクラスメイトがそろってきます。

10分以上遅刻すると、クラスに入れてもらえないので気を付けましょう。
(朝遅刻したら、お昼の後の授業から参加可能、あと先生によっては
おまけで入れてくれたりすることもある、、)
授業中はいつでも質問があれば、挙手せずとも先生が話している最中でも
積極的に発言する人が多いです。(特に南米系の子)
先生もちゃんと答えてくれるし、話しを遮られても、ナイスな質問だね!と
なってそこから別の話に転換してしまうこともありました笑
また、授業中の飲食が結構自由でびっくりします。朝ごはんの代わりなのか
おもむろにまるごとリンゴを取り出し、食べ始める人がいたりします。
がっつりランチボックスから食べることはないですが、ちょっとした
お菓子やドーナッツ、果物を授業中に先生の目の前で堂々と食べている人がよくいます。
  • 授業内容

メインクラスは基本的に前半はテキストを見ながら、先生がホワイトボードで

説明してくれるのを見ます。
後半はペアやグループでの練習やクラス全体でゲーム形式に勉強するスタイルでした。
  • 先生

先生たちはしっかりトレーニングされた人たちで、授業は体系的にまとまっていて

分かりやすく、オリジナルのゲームを考え、インプットだけでなく、アウトプット
時間も十分に取ってくれるので、授業を聞いてばかりの受け身にならず、
スピーキング力も強化できます。
どの先生の授業も面白く、分かりやすいので、どのレベル、クラスになっても
レベルがあっていれば、つまらないと思うことはないと思います。
1つ悪い点を言うなら、カナダでは当たり前のように休暇をとるので
突然メインクラスの担任の先生が、明日から1週間、2週間休暇とってくるね!
と隠すことなく、宣言し、その1~2週間代理の先生になってしまうことがありました。
今まで慣れていた先生から代理の先生になるので、引継ぎがうまくいっていなかったり、
代理の先生がまだ正規の先生になるためのトレーニング中でクラスの回し方が
うまくなく、授業がつまらないこともありました。
  • 英語の授業にどのくらいで慣れるか

その人によって個人差はありますが、私の場合は、

最初の1か月で先生や他の生徒が言っていることが聞き取れるようになるが、
聞き取りで精一杯で自分の意見を出せない。1~2か月目にかけてやっと頭の中で
言いたいこと、使いたい単語を形成できるようになるが、自信がなく、
100%思ったことを言えない。あとから答えがあっていると分かって、
頭で思い浮かんだ時に言えばよかったと後悔することが多かった。
2~3か月目にかけてで、ようやく聞いて、考えて、自分の意見を英語で口にする
までのプロセスの時間が縮まり、聞いて、何か思うことがあったら、すぐ話せる。
という状態になりました。
本当に個人差があると思うので、もっと早く慣れて、ベラベラしゃべれる人も
いれば、時間がかかる人もいると思います。
でも意外とみんなしゃべれていてすごいな、自分はダメだと思っていても、
しゃべれている人たちの文法もめちゃめちゃだったりするし、よくよく聞くと
質問に対して意味わかんない答えを堂々としている人もいるので、
自信を持って、何かしゃべってみるのが大切だと思います。
  • 宿題

ほぼ毎日宿題は出されます。膨大な量はなく、その日やった文法の練習ページなど

2~3ページ、1時間ほどあれば終わるものが多かったです。Elective Classは
たまに宿題がありましたが、ほとんどなかったと思います。
答えはついていないので、次の日クラスでさされた人が自分の答えを言って、
先生が正解、不正解を教えてくれます。
  • Wi-Fi環境、パソコン設備

上で話したように学校内では無料でWi-Fiを使えます。
また学校内にはパソコンが何台かあるスペースがあり、IDとパスワードを
入力してログインすれば使えます。(ただし、コピー機はないので、
コピーしたい場合はUSBなどに保存して、図書館やStaplesまで行く必要があります。)

  • ウォーターサーバー、電子レンジ設備

学校内にはトイレの近くに、何か所か無料のウォーターサーバーがあります。
生徒はだいたいDollaramaなどで買えるウォーターボトルを持っているので、
水をボトルに入れて飲んでいる人が多かったです。
また多くの生徒がホームステイで準備してもらったランチボックスを持ってきていて、
(自分で用意している人も)温めが必要な場合は学校の電子レンジが使えます。
各ビルに電子レンジがたくさん並んでいる箇所があるので、
お昼になった途端、多くの生徒が一斉にそこに行き、電子レンジ待ちの列ができます。
電子レンジの台数は10台以上あるのですが、平均2000人の生徒が
通っているとされているほど、規模の大きなILACなので
だいたい5~10分待ってやっと自分の番がくるといった感じでした。。

  • 辞書・電子辞書

辞書はあれば便利ですが、なるべく分からない単語があれば、周りの子や

先生に聞いて、英語で教えてもらうとその単語と同義で簡単な単語も学べるので
語彙力が伸びます。ただ、いちいち聞いていられないので辞書で確認することも
まったく問題ないです。
私は日本から電子辞書を持ってきていましたが、他の国ではあまり使わないようで
極小パソコン?と珍しがられました笑 日本人以外のほとんどの生徒は
携帯に辞書アプリを入れていて、それを使っていました。
私もだんだん電子辞書は使わなくなり、携帯で調べるか周りに聞いていました。
  • ノート

ノートは一応1冊準備していたのですが、ほとんど使わなかったです。

テキストに書き込みか配られたプリントに書き込みしていました。
宿題の提出もないので(授業内で答え合わせするのみ)ノートはいらなかったです。
  • 卒業時

毎月末金曜日が卒業日と設定されていて、(4週ごと)そのたびに卒業を迎える人が

クラスにいる場合はメインクラスの最中に学校のスタッフがクラスに入ってきて
卒業する人にCertificateと書かれた証書をもらえます。
それと同時に、大量のパーティーグッズを持ってくるので、クラスメイト、先生の
全員が何かしら頭に飾りをつけたり、ポップなサングラスをしたりして
記念写真をとります!笑
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オリエンテーションの日にテストを受けて、クラスが始まる前にメールで
自分のレベルやクラス番号が知らされるので、(確かメインビルの受付で
確認もでき、紙に印刷された時間割表がもらえます)
それを見て、指定のクラスに行きます。
私はレベル10からスタートで、クラスはメインビルではなく、
トロント公共図書館隣のアドバンストビル(今は名前違うかも?)のクラスでした。

授業開始10分前に教室に着くと誰もいなかったです。
何分かしてロシア人の男の子が入ってきたので、今日初めてのクラス?とか
聞いてみたりして、その人もその日が初めて見た位だったけど、先生が来て
ここはレベル10のクラスだね、って確認したらそのロシア人の子はクラスを
間違えてたみたいで、出てっちゃった笑
その後授業開始時間近くなると、続々とクラスメイトが来て、15人弱のクラスでした。
私はてっきりみんな初めましてで最初のクラスだと思っていたら、
そうじゃないみたいでもう何度かクラスはやっていて、他のクラスメイトたちは
すでに仲良くなっていて、アウェー感がすごかったです。
先生も今日が初めてのクラスの人?とか聞いてくれなくて、
自己紹介もなく、授業が始まってびっくり。
しかも授業内容もまったく途中からでじゃあこの間の宿題のところからね!
って始まって、全然ついていけませんでした。。
先生やクラスメイトが話していることも半分も理解できず、
なかなかクラスに溶け込めませんでした。。
ペアや4人グループで意見交換やプリントを見て、質問しあったりするのも
ちんぷんかんぷんで、ペアの子も、その子がバーッと意見を言って、
あなたは?て聞いてくれるけど、そもそも何を話せばいいかも理解できてないし、
理解できていても自分の意見が思い浮かばなくて、私もあなたの意見と同じ感じ、、
とかしか言えなかったです。
最初の2,3週間はそこのクラスですごく居心地が悪かったです。
仲良くなった子も何人かいるけど、基本的にお昼は他のクラスの
アクティビティーに参加した時に仲良くなったメキシコ人の女の子のクラスに
行って、一緒に食べてました。その子のクラスの方が私のスピーキングレベルにも
合ってる感じで居心地がよかったです。
それでも、アドバイザーの人にも言われたように、慣れてくるから、ということで
クラスは変えず、最初のテストで合格点を越えて、次のレベルのクラスに
移ったら、半分くらい新しい生徒がいるクラスで、雰囲気もよく、友達も増えました!
先生もクラスメイトもフレンドリーで、私も緊張せず、遠慮せず、質問したり
意見を言えるようになりました!

今回はだいたいこの辺までにしておこうと思います。
また今度Elective Classや授業内容など書きたいと思います。
おしまい