【カナダ生活】バンクーバーと東京ってどっちが大きい?
【The Comparison Between Vancouver and Tokyo】
今回のトピックはかなり唐突ですが…
バンクーバーに来たことがある方は分かるかもしれませんが、バンクーバーって案外狭いと思いませんか?
ある程度の期間過ごすと、行くところがなくなる気がしてしまうのです。東京だったら、その土地によって特色があるので、(例えば、渋谷や原宿とお台場、新宿、銀座、六本木、池袋など場所によって顔が違う)東京回りきって行くところ、遊ぶところがない!ってあまりならないと思うのです。
バンクーバーも、ダウンタウンのあたりと、リッチモンドやバーナビー、サレーのエリアなど特色がありますが、東京ほどいろんな地域があるというわけではないと思います。
そこで今回は、東京と比べてバンクーバーの規模感はどんなものなのか実際のところ知りたかったので(私だけ?笑)調べてみたいと思います。
目次
バンクーバーと東京の都市区分とは?
まずは、都市区分について。正確に言えば、バンクーバーと東京を比べるのは単位が違います。
というのも、東京は「東京都」という「日本」という国の次の単位(都道府県※「関東」などの地方名くくりは除く)ですが、バンクーバーは「カナダ」の中の「ブリティッシュコロンビア州」の中の「バンクーバー」なので、比べるとしたら、例えば「東京都」の「新宿」と「バンクーバー」の比較が正しいはずなのです。
けれど、国際的にも、あとで触れる「世界住みやすい都市ランキング」でも「東京」は「東京」として他の国の都市と比較されます。飛行機の行き先も“VANCOUVER”と同じ区分で“TOKYO”と表されます。おそらく東京の面積が小さすぎるので、「都市」として考えられているのだと思います。
それを踏まえて、以下項目でバンクーバーと東京を比較していきます!(どことなく論文感がでてきてる。。笑)
面積比較 バンクーバーと東京どっちが広い?
「東京の面積」とググると、東京都区部(23区)のみの面積がまず出てきて、続いて「東京都の面積」が出てきました。ということはおそらく先ほどの都市区分の「東京」というのは「東京都」の中の「東京(23区)」という認識なのかもしれません!なので、バンクーバーと東京都区部(23区)の比較ということで進めます。(ややこしい。。
東京(23区):約627㎢(東京都:2,194㎢)
バンクーバー:約115㎢ (メトロバンクーバー:2,883㎢)
(メトロバンクーバー;バンクーバー市やサレー市、バーナビー市、リッチモンド市、ノースバンクーバー市、コキットラム市など23の市とエリアを統合して呼ばれる)
(また「東京都」と同じ区分のブリティッシュコロンビア州は944,735㎢。桁違い。。笑)
ごちゃごちゃしているのでまとめると、東京(23区)はバンクーバーの約5.45倍の大きさ。しかし、東京都とメトロバンクーバーを比べると、メトロバンクーバーがやや大きく、東京都とブリティッシュコロンビア州では約430倍ブリティッシュコロンビア州が大きい。
人口比較 バンクーバーと東京どっちが人が多い?
東京(23区):9,555,519人(東京都:13,843,403人)(2018年10月1日時点)
バンクーバー:631,486人(メトロバンクーバー:2,463,431人)(2016年時点)
まとめると、東京(23区)の人口はバンクーバーの約15倍。東京都の人口はメトロバンクーバーの約5.6倍でした。データの時期にずれがあるので、実際現時点ではそれぞれ増減があると思いますが、おおまかな違いは分かると思います。
電車駅数、空港からダウンタウンまでのアクセス条件の比較
東京(23区):約640駅
メトロバンクーバー:53駅
東京国際空港(羽田空港)から東京駅:所要時間約30~33分(電車:京浜急行とJR山手線または京浜東北線利用の場合)
タクシー・車:約18km(約18分、時速60kmの場合)
バンクーバー国際空港からWaterfront駅:所要時間約27分(電車:SkytrainのCanada Line利用の場合)
タクシー・車:約15km(約15分、時速60kmの場合)
東京23区に関しては、多すぎて正確な数を調べるのは大変そうだったので。。バンクーバーは市内のみということにすると20駅。
東京都とだいたい面積が同じメトロバンクーバーでも約12倍以上の電車駅数の差があります。またアクセスに関してはほぼ互角、バンクーバーの方がやや空港がダウンタウンに近いという結果でした。
世界住みやすい都市ランキング どっちの方が住みやすい?
イギリスの雑誌エコノミストの「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」という調査部門が発表した「2018年世界で最も住みやすい都市ランキング」によると、
東京は7位、バンクーバーは6位という結果になっています。
(ちなみに日本の都市からは大阪が3位に、カナダの都市からはカルガリーが4位にランクインしています!次回は大阪とカルガリーを比較した方がいいのかも?笑)
会社企業の数における比較 ビジネス規模が大きいのはどっち?
東京都:約260,000社(2012年時点)
ブリティッシュコロンビア州:約201,928社(2018年時点)
どちらも東京(23区)とバンクーバーのデータが見つからず、東京都とブリティッシュコロンビア州での比較となります。
東京都のデータがやや古く、参考にした資料の中では2012年時点で企業・事業所数が年々減ってきているとあり、2012年以降の動向が分からないですが、東京都とブリティッシュコロンビア州と規模面積は約430倍ブリティッシュコロンビア州が大きいですが、企業数はどちらも20万社台と大きな差はないようです。
家賃相場での比較 家賃が高いのはどっち?
アート・サイエンス・クラフト株式会社の調査による世界の家賃相場比較のデータに基づいて。(2013年時点)
東京(23区?):世界第5位、150,010円/70㎡
バンクーバー:世界第8位、119,700円/70㎡
70㎡というと2人暮らしで十分あるいは広め、ファミリー向けでも十分な広さです。2LDKやそれ以上。
これも少し古いデータのため、もしかしたら最新データでは差が縮まっているか、または逆転している可能性もあるかもしれませんが、両者、世界の家賃相場のトップクラスということは明らかですね。
まとめ
ということで、以上7項目において東京とバンクーバーを比較してみました。なんだか書いているうちに比較して何が言いたかったのか分からなくなってしまいました。。笑
結果、面積・人口・電車の駅数は東京がバンクーバーと比べ、差をつけているように見えますが、他の項目に関しては大差がないようでした。商業的な面で、娯楽の場所やお店、飲食店の数で比較するとまた違って見えてくるかもしれません。(調べると複雑になりそうなのでやめておきます。笑)
私が今まで気になっていたことは、調べられて、分かって満足したのでここまでにしておこうと思います!