カナダ留学で知っておくべき【ヴィーガン・ベジタリアン】
【To Know What are Vegetarians and Vegans in Canada】
今回はカナダでの食に対する姿勢、スタイルの1つベジタリアンやヴィーガンというスタイルを持つ人たちについて知るために記事です。
ベジタリアンやヴィーガンにならなきゃいけない、なるべき!と伝えたいわけではなく、カナダではもはやマイナーなスタイルではなく1つの当たり前としてベジタリアン・ヴィーガンの方が多くいる、ということを知っておいた方がいいです。
私がカナダのレストランやカフェでバイトをしていた時にも、お客さんから「ベジタリアン用、ヴィーガン用のメニューはある?」という質問をよくされました。カナダに留学しているけど、ヴィーガンやベジタリアンについてあまり知らないという方、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
ベジタリアンとヴィーガンの違いを知ろう
そもそもベジタリアンとヴィーガンは何が違うのでしょうか?ベジタリアンもヴィーガンも「肉」を食べないのは共通していますが、その他の魚介類や乳製品、卵などを食べるか、食べないかが違ってきます。
●ベジタリアン(Vegetarian)とは
基本的に肉・魚介類などを食べない方を総称して言います。しかし、同じベジタリアンでも、食べられるもの・食べられないものでさらに4種類のベジタリアンに枝分かれします。
- ラクト・オヴォベジタリアン(Lacto-ovo Vegetarian)
lacto:乳製品、ovo:卵という意味です。肉や魚は食べないが、乳製品や卵は食べるベジタリアンのこと。 - ラクトベジタリアン(Lacto Vegetarian)
肉・魚と卵はNG。乳製品はOK。 - オヴォベジタリアン(Ovo Vegetarian)
2.の逆。肉・魚・乳製品はNG。卵はOK。 - ペスカタリアン(Pescatarian)
魚菜食主義者のこと。肉はNG。魚介類はOK。(ペスカタリアンは、人にもよるそうですが、基本的に乳製品や卵も食べる人が多いようです。)
●ヴィーガン(ビーガン、Vegan)とは
ヴィーガンが「究極の菜食主義者」という感じで、動物性由来の食品は一切食べない方のことです。
動物性由来の食品とは、肉・魚介類・乳製品(牛乳・バター・チーズ・ヨーグルト・など)・卵、さらにハチミツやかつおぶしなども含まれます。一見すると、「何も食べれないじゃん!」と思ってしまいますが、ベジタリアン・ヴィーガンの理解が進んでいるカナダでは、ベジタリアンやヴィーガンの方たちに配慮したところが多いです。
例えばメニューに野菜マークやVのマークが付いていれば、ベジタリアンの料理を注文出来たり、またチェーンのハンバーガーショップでも肉のパティの代わりに100%植物由来の肉の食感に似たパティのハンバーガーを宣伝しているところもあります。
上からVeganミートボール、Veganパティ、 インドのサモサなど
|
また、カフェでも牛乳の代わりに、ソイ(大豆)ミルク、アーモンドミルク、ココナッツミルク、オーツ(オーツ麦)ミルクなどに変更できるところが多いです。(変更時、無料のところと追加料金になるところがあるので気を付けましょう)
レストラン・カフェに行けば、だいたいベジタリアンのものもあり、スーパーでもヴィーガンのお肉やチーズなども売っているところがあります。
ベジタリアン・ヴィーガンメニューに多い豆類もたくさん! |
daily free:乳製品含まないチーズやバター |
ベジタリアン・ヴィーガンになるきっかけ
ベジタリアンやヴィーガンになると決めた人たちは、家族や友達、憧れのセレブたちの影響を受けて、始める人や、宗教上の規則があり、小さいころから家族でベジタリアン・ヴィーガンの人、畜産や屠畜などに疑問を持った人、動物愛護の精神から始める人などベジタリアンやヴィーガンになる理由は様々なようです。
私の周りにもヴィーガンではないですが、ベジタリアンの友達が何人かいます。また、Youtubeでカナダのハリファックスに住んでいる大学生でヴィーガンのYukaさんという方がいて、ハリファックスでの大学生活や毎日の料理や食事についての動画を最近よく観ます。(※現在は日本に帰国されているようです)
最初はカナダのハリファックスってどういうところなんだろう、カナダのスーパーで買える食材での料理の参考にできたらいいなと思い、動画を見ていました。
ベジタリアン・ヴィーガンになろう!とは思っていないのですが、肉・魚などを食べなくても、こんな風においしそうな、量も満足できる食事が作れるんだ!ととても参考になりました!
(Yukaさんの動画はこちらから。)
カナダでベジタリアン・ヴィーガンに興味を持つことへのメリット
なので最近プチベジタリアン?を始めてみました。めんどくさがりなこともあり、毎回スーパーに行く度、どの肉を買ってどうやって調理しよう、料理したあと、生肉の包丁やまな板を洗うことなどが嫌になってきていたので、家で作る時は肉を使わない、買わない、ということをしています。
外食の時は、レストランやファストフード店にも行くので、全然ベジタリアンではないですが、、笑 始めてみて、食費の中でも大きな比率を占める肉がなくなり、節約になるし、その分、カナダのスーパーではちょっとお高い日本の調味料を買ったりして、プラスなことが多いです!
なにより生肉を調理しないので、料理後の片づけが楽になります。油物が少ないので、短時間で終わるし、洗剤・水も節約できます。
レストランなどにもベジタリアン・ヴィーガン向けの料理があると先に書きましたが、やはり配慮されている分、通常のメニューよりもお高めなので、家でも外でもベジタリアン・ヴィーガンはお金がかかってしまいそうなので、家でのみというところから興味がある方は始めてみるのもいいと思います。
醤油もグルテンフリー、オーガニック |
ちなみに米もオーガニック |
まとめ
以上、カナダの食文化、食スタイルベジタリアン・ヴィーガンについてでした。日本ではカナダに比べるとまだまだベジタリアン・ヴィーガンは普及していません。なのでカナダ留学やカナダワーホリで実際にベジタリアン・ヴィーガンという食のスタイルもあるという常識を体験し、自分がベジタリアン・ヴィーガンにはならなくても知識として理解しておくことが大切です。