役立つ英語

遠慮がちに頼みたい時の”By any chance”の使い方

【Useful English Expressions: When You Want To Ask Gently】

今回は、海外生活の中や、日本で外国人と話すときに役立つ英語表現についてです。英語を勉強していると、カジュアルな話し方と敬語がある日本語と、ほとんど敬語表現のない英語の違いに戸惑うことはありませんか?

そんな英語で失礼にならないように、遠慮がちに「~できるかな?」「~してもらえるかな?」と聞く表現を紹介します。

目次

遠まわしに言いがちな日本語と、直球の英語?

「敬語表現少ない方が、考えすぎる必要がなくて楽!」という方もいると思いますが、私のように典型的な日本人の性格で「周りからの自分の見え方」を気にしてしまう方も多いと思います。

語学学校や親しい友達同士では直球で、少しぶっきらぼうな話し方に聞こえても、みんな英語を勉強し始めたところというのは分かっているので、問題ないですが、「通じから大丈夫!」と学校外でもあまりにもぶっきらぼうな英語を使い続けるのは、あまりおすすめではないです。

英語でも、少し丁寧な言い方に変えられる表現も存在するので、うまく使いこなせるようにしていきましょう!

“By any chance”とは?

意味

“by any chance”「もしかして、ひょっとして、万が一」
英語で相手に「~できますか(~してもいいですか)?」と尋ねたいとき、お願いしたい時に、
“Could I(you)~?”

もっとシンプルに
“Can I(you)~?”
“Is it possible~?”

などを使うことがあると思います。

日本語のように「(申し訳ないけど、もし可能であれば)~できたりします、、?」と遠慮がちな雰囲気で尋ねたいとき、「本当に無理はしなくていいんだけど、もしかして~できたりするかなと思って聞いたんだけど・・・」のようなニュアンスで言いたい時はありませんか?

そんな時に、この3語“by any chance”を文頭や文末に付け加えるだけで問題は解決します。

会話例

1.
A: “Could you change this $10 bill into coins by any chance?”
B: “Sorry, we can’t. But there’s a machine to exchange money.

(日本語訳)
A:「もしかして、この10ドル札を小銭に両替していただけたりしますか?」
B:「申し訳ないですが、こちらではできません。ですが、あちらに両替機がありますよ。」

2.
A: “Do you have a portable charger by any chance? Can I borrow it?”
B: “Sure. Here you go.”

(日本語訳)
A:「ひょっとして携帯充電器持ってたりする?貸してくれない?」
B:「いいよ。はい使って。」

まとめ

初めてこの表現を知ったのは、トロントのバーに行ったとき、カナダ人がバーで”by any chance”を使っていたのを見かけた時です。
(珍しいお酒の種類をバーテンダーに聞いてたらしく”Do you gus have 〇〇 by any chance?” と言っていました。)

謙虚な言い回しで相手を気遣う配慮を見せつつ、ネイティブのようにスマートに尋ねているように聞こえます。使いすぎるのも逆に変に聞こえるので、注意しながら使ってみてください。