【カナダ留学初心者向け】カナダの都市比較11選[PART 2]
【Which City in Canada is The Best to Study English?-2】
今回は昨日の記事に引き続き、カナダ留学に際しての都市選びのポイントを都市別に書いていきます!
カナダ留学人気ナンバー1,2のバンクーバー、トロントについては昨日の記事をご覧ください。
【カナダ留学初心者向け】カナダの都市比較11選[Part 1]
ぜひ併せてチェックしてみてください。
目次
- バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州・カナダ西部)[Part 1にて]
- トロント(オンタリオ州・カナダ東部)[Part 1にて]
- ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州・カナダ西部)
- カルガリー(アルバータ州・カナダ西部)
- モントリオール(ケベック州・カナダ東部)
- オタワ(オンタリオ州・カナダ東部)
- ウィスラー(ブリティッシュコロンビア州・カナダ西部)[Part 3にて]
- ハリファックス(ノヴァスコシア州・カナダ東部)[Part 3にて]
- ケロウナ(ブリティッシュコロンビア州・カナダ西部)[Part 3にて]
- ウィニペグ(マニトバ州・カナダ中央部)[Part 3にて]
- レジャイナ(サスカチュワン州・カナダ中央部[Part 3にて]
3. ビクトリア(Victoria)
バンクーバー同様、ブリティッシュコロンビア州に属していますが、バンクーバーとは地続きになっておらず、海を挟んだバンクーバー島という島にあります。アクセスとしては、一度バンクーバーまで来て、バンクーバーからフェリーや水上飛行機で移動する必要があります。
イギリス統治時代の歴史を色濃く残しバンクーバーに比べて、よりヨーロッパな雰囲気の街並みで、自然にも囲まれています。
★おすすめポイント★
- ブリティッシュコロンビア州の州都でバロック様式の州議事堂が市内にある。人気観光スポット!州議事堂前の広場は芝生になっていて噴水や、春夏はたくさんの花が植えられ、色彩豊か。
- 都会より自然の多いところが好きな人に最適!「花の都」とも呼ばれるビクトリアは街中は花が植えられ、また同じバンクーバー島内の街に行けば、よりカナダらしい自然を体感できる。ナナイモやトフィーノはビーチがあり、ホエール(鯨)ウォッチングが人気だそう。
- コンパクトな街でコミュニティーも小さいため、フレンドリー!都会に比べ、人との距離が近く、あったかい人柄の人が多い。
- バンクーバーに比べ、街全体に対する日本人の数が少ない*。
(*確かにバンクーバー、トロントに比べ、ビクトリアに留学する日本人は少ないですが、街が小さいので語学学校の数が少なく、結局大多数の日本人留学生が同じ学校に通い、日本人ばかりになるということがあるようです。) - 温暖な気候で過ごしやすい。夏は平均最高気温24度、冬の平均最低気温は3度前後と冬はバンクーバーよりも暖かめ。
▲マイナスポイント▲
- 街の規模が小さい。ビクトリア自体は東京の新宿より少し大きい(約19.5㎢)だけなので、遊ぶ場所も少ない。
- 若者が少ない。ビクトリアは留学生や旅行客で若者も多いですが、現地のカナダ人の若者は少ない。必然的に同年代の留学生の友達ばかりになる。
- 日本からの直行便がなく、アクセスが不便。乗換が必須なので移動時間が最短で11時間弱、乗換によってはそれ以上かかる。
- 行動範囲によっては周りが日本人だらけという環境になる。
4. カルガリー(Calgary)
ブリティッシュコロンビア州のお隣、アルバータ州に位置し、世界遺産に登録されているカナディアン・ロッキー山脈自然公園一帯まで車で約2時間で行ける観光地として有名で、近年は居住地としても人気が出てきています。以前の記事(「バンクーバーと東京ってどっちが大きい?」)でも書いたのですが、「2018年世界で最も住みやすいランキング」で大阪に次いで全世界第4位にランクインするくらい知名度も人気度も上がってきています。
★おすすめポイント★
- レベルが違うカナダの壮大な自然を味わえる!スキーリゾートや写真加工なしでも綺麗なターコイズブルーのレイク・ルイーズがあるバンフやロッキー山脈が近い。日本にいたら一生に一度行けるか行けないかですが、カルガリーからなら気軽に行けます!
- 消費税率が低い!アルバータ州の消費税率は5%で、バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州は12%、トロントのあるオンタリオ州は13%とカルガリーと倍以上違います。(アルバータは豊富な石油資源があるため)
- そのため、学費も他都市より抑えられる。(以前は家賃などの物価も安かったようなのですが、最近のインフラ整備が急増し、家賃や交通費も上がってきている。)
- 日本人が少ない*。これもビクトリア同様、語学学校には大多数の日本人留学生が集中しがち。カルガリー大学に留学の場合は日本人が少ないと思います。街全体では少ないのは確かなので日本語環境になるか英語環境になるか自分次第。
- 夏は日が長い!カルガリーは緯度が高いため、長い時だと、夜11時頃まで外が明るいそうです。(バンクーバーやトロントでも夜10時頃まで明るい。)
- アルバータヘルスケアに加入すると、医療費(※薬代は別)が無料!正規の滞在ビザ(ワーホリなどのワークビザや学生ビザなど)を持っていれば加入可能。
(※ただし、申請時の担当者によって判断が違うようで、1年未満のビザでも加入出来たり、1年以上のビザがないと加入できないと言われたりするそうです。)
▲マイナスポイント▲
- 冬が長く、厳しい!夏の平均最高気温は23度、冬の平均最低気温はマイナス13度!トロントよりももちろん寒い。また冬が始まるのも早く、年によっては9月末頃から寒くなり、3,4月頃まで雪が降り続く。ただ季節風の影響で寒いと思ったら、15~20度くらい気温が上昇したりすることもあり、寒暖差も激しい。
- 少しアクセスが不便。直行便もあり、10時間弱で着くが、乗換があると、12~14時間かかる。
- 遊ぶところが少ない。またダウンタウンのお店は閉まるのが早く行くところがないということもあるそう。
- 日本食品が高い!日本の食品は手に入るには入るが、値段が2~3倍高いそうです。
5. モントリオール(Montreal)
カナダ東部ケベック州にあるモントリオール。英語とフランス語が日常的に使われ、両方話せるカナダ人がほとんど。フランス語が飛び交っているのももちろん、建物も大都会ながらヨーロッパ調の歴史的なものが多く、街全体がカナダというよりヨーロッパかと思ってしまうほどです。
★おすすめポイント★
- ヨーロッパ調な街並みで「外国」に来たことをトロントやバンクーバーより実感できる!
- 日本人、アジア人が少ない!フランス語圏でもあるため、フランス語をすでに話せるヨーロッパからの留学生が多いそう。
- 物価が安い!人口、経済規模的にもトロントに次ぐカナダ第2位の大都市でありながら、家賃や交通費はトロントやバンクーバーに比べ安い。
シェアハウスの1か月家賃相場350~500ドル
トロントやバンクーバーの相場の底が500、550ドルなので、比較するとかなり安い。
▲マイナスポイント▲
- 冬が寒い!冬の平均最低気温はマイナス14度とカルガリーと同じくらいの寒さです。(★ただし、モントリオールのダウンタウン地下には地下鉄7駅を含む巨大な地下街があり、地上に出ずに移動、買い物ができる)
- 労働賃金が安い。物価が安い分、他都市に比べると賃金が低め。バンクーバーの最低賃金13.85ドル、トロント14ドルに対し、ケベック州は12.50ドル。
- 求人の条件に英語・フランス語両方を話せることをあげるものが多い。観光客や留学生相手のバイトや仕事なら英語のみでも出来るが、レストランやカフェでもフランス語を主に話す地元カナダ人客が多いと、フランス語も話せる人材を優先されてしまう。
6. オタワ(Ottawa)
トロントと同じオンタリオ州に属し、ケベック州との境に近いカナダの首都です!カナダで人口、経済的に4番目に大きな都市で、英語圏のオンタリオ州、フランス語圏のケベック州の境にあるので、英語の文化、フランス語の文化の2つが混ざり合う街です。
★おすすめポイント★
- Parliament Hill(パーラメントヒル:国会議事堂)や国立美術館など様々な美術館、博物館が充実!首都ならではで国会や国立の建物も多く、カナダの美術や歴史を学べる。
- 公園が多く、自然に囲まれた都市。5月には満開のチューリップ畑が広がり、チューリップフェスティバルが開催される!
- 日本人、アジア人が少ない!2011年のオタワの人口の74.2%はヨーロッパ系を含むカナダ人で、中華系は4%、日系は0.2%。
▲マイナスポイント▲
- 街が小さく、電車、地下鉄がない。公共交通機関の基本はバスだけ。冬場はバス停で寒い中待つのが堪えそう。。
- 冬は寒い!夏の平均最高気温は27度ほどあり、冬の平均最低気温はマイナス13度!カルガリーやモントリオールを同じくらい寒い。
- 日本食の調達が難しい。大きなアジアンスーパーもあるが、ダウンタウンからバスを乗継、1時間ほどかかるそう。
おすすめ都市比較記事パート2はこのあたりで終わりにします!残りの5都市(ウィスラー、ハリファックス、ケロウナ、ウィニペグ、レジャイナ)については次の記事で書きます。