カナダ留学

【カナダ留学初心者向け】カナダの都市比較11選[PART 3]

【Which City in Canada is The Best to Study English-3?】
今回は昨日、一昨日の記事に続き、【最終回】カナダ留学初心者向けの都市選びのポイントです。
Part 1の2都市バンクーバー・トロントについては

【カナダ留学初心者向け】カナダの都市比較11選[Part 1]

Part 2の4都市ビクトリア・カルガリー・モントリオール・オタワについては

【カナダ留学初心者向け】カナダの都市比較11選[PART 2]

からどうぞ!
ラストのPart 3では以下の5都市ウィスラー・ハリファックス・ケロウナ・ウィニペグ・レジャイナです。

目次

  1. バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州・カナダ西部)[Part 1にて]
  2. トロント(オンタリオ州・カナダ東部)[Part 1にて]
  3. ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州・カナダ西部)[Part 2にて]
  4. カルガリー(アルバータ州・カナダ西部)[Part 2にて]
  5. モントリオール(ケベック州・カナダ東部)[Part 2にて]
  6. オタワ(オンタリオ州・カナダ東部)[Part 2にて]
  7. ウィスラー(ブリティッシュコロンビア州・カナダ西部)
  8. ハリファックス(ノヴァスコシア州・カナダ東部)
  9. ケロウナ(ブリティッシュコロンビア州・カナダ西部)
  10. ウィニペグ(マニトバ州・カナダ中央部)
  11. レジャイナ(サスカチュワン州・カナダ中央部

7. ウィスラー(Whistler)

バンクーバーと同じブリティッシュコロンビア州に属し、バンクーバーから車で2時間ほど北にあります。世界屈指のスキーリゾート地で、2010年のバンクーバー冬季オリンピックの試合会場にもなったほどウィンタースポーツが盛んです!

ウィンタースポーツのみならず、夏にはハイキングや、マウンテンバイクを楽しむことができるなど、様々なアクティビティがありアウトドア好きの方には特におすすめです。

★おすすめポイント★

  • スポーツやアクティビティを楽しみながら、生きた英語を学べる!ウィスラーはただ英語のみを学びに行くというより、スキー・スノーボード好きやスポーツ好きの方向けの留学場所として人気。スキーリゾート地なので、リゾートバイトをしつつ、自分もスポーツを楽しめる。
  • インストラクターの資格をとるコースなども充実。一般的な語学学校とは少し異なり、学校で英語の授業を受けつつ、スキーやスノーボードのインストラクター資格をとるコースも選べる。
  • オフシーズンでもアクティビティ・イベントを楽しめる!ウィンタースポーツのオフシーズンでも、ハイキングやウィスラー周辺の湖でカヌーカヤック、キャンプ釣りジップラインなどさまざまなアクティビティがある。
  • 比較的温暖な冬の気候。冬の平均最低気温はマイナス5度前後でバンクーバーよりは寒いですが、マイナス2桁台になることはそれほど頻繁ではない。

▲マイナスポイント▲

  • 物価が高い。リゾート観光地のため、基本的に他都市より留学費用が高くなる。語学学校の学費や食費などの滞在費もかさむ。(リゾートバイトをするなら、住み込みでできることも多いので、家賃は浮く場合もある!)リフト券・リフトパスも日本に比べ、割高。デイパスで約100ドル、シーズンパスだと2000ドル近くになるそう。。
  • アカデミックな英語をみっちり学びたいという方には不向き。そもそもウィスラーの語学学校数は少なく、英語学習のみに重点を置いていない。(でも、スポーツを通じて生きた英語を学べる)
  • 日本からのアクセスが不便。日本からウィスラーまでの直行便はなく、バンクーバーまで来てから、バスでさらに2時間移動。

8. ハリファックス(Halifax)

カナダの東端に位置し、大西洋に突き出る形のノヴァスコシア州の州都です。周りを海に囲まれた港町として栄えてきました。「赤毛のアン」の作者ルーシー・M・モンゴメリーが学生時代を過ごした街でもあり、作中の舞台となったプリンスエドワード島も近いです。

★おすすめポイント★

  • 内陸の都市に比べ、気候が温暖。大西洋に面した港町なので「冬が長く、厳しい」という点では、周辺のケベック、モントリオールよりはマイルド。(もちろん冬にはスノーストームという吹雪で学校は休校、仕事に行けない日や、マイナス20度台になることも。連日寒いというわけではないが、防寒対策は必要。)
  • 移民が少ないため、日本人も少ない。カナダ人の割合が多く、ほとんどの人が英語第一言語話者。英語環境が作りやすい。
  • 「赤毛のアン」の聖地巡礼が気軽にできる!ハリファックスから車とフェリーで3~4時間ほどでプリンスエドワード島に行ける。

▲マイナスポイント▲

  • 街の規模が小さいので、何もない感が強い。ある程度暮らすと、行く場所が限られてきて新しい発見がなくなる。
  • 日本食が手に入りにくい。日本食材が手に入るところはあるが、場所や品数が限られている。
  • 求人が少なく、英語レベルがある程度ないとバイト・仕事探しが大変。そもそも他の大都市に比べ留学生が少ないので、地元カナダ人向けの求人で、カナダ人と同じレベルで仕事を探さなければいけない。

9. ケロウナ(Kelowna)

バンクーバーやビクトリア、ウィスラーと同じくブリティッシュコロンビア州に属し、内陸側の都市ケロウナ。バンクーバーから行くには飛行機で約1時間、車なら約5時間ほどかかります。ワイン用のぶどう栽培も盛んなためワイナリーも多く、自然豊かで、のどかな街です。また2017年のカナダ人が定年後住みたい都市でビクトリアに次ぐ第2位になっています。

★おすすめポイント★

  • のんびり、ゆったりした雰囲気で過ごしやすい。都会の忙しい雰囲気が嫌いな方にはぴったり。オカナガン湖という巨大な湖が街の真ん中にあり、夏にはビーチで湖水浴?を楽しむこともできる。
  • アイスワインの産地として有名!カナダの代表的なお土産の1つに通常のワインよりも甘くて飲みやすいデザートワインでもあるアイスワインの産地として知られる。
  • 日本人が少ない!「ケロウナ」と聞いてピンとくる日本人はほとんどいないくらい知名度が低い。その分、留学するには穴場の都市。

▲マイナスポイント▲

  • 日本からのアクセスが不便。直行便はなく、バンクーバーから飛行機で約1時間または車で5時間弱またはバスで7~8時間でやっと到着する。
  • 冬は思ったより寒い。冬の平均最低気温はマイナス3度前後だが、2018年の2月に約20年ぶりに記録更新するマイナス22度になった日があった。連日ではないが、寒くなる時もあり、バンクーバーに比べても雪が降る回数は多い。

10. ウィニペグ(Winnipeg)

「カナダのへそ」とも言われるほど、カナダのほぼ真ん中の南の方(アメリカとの国境にも近い)に位置するマニトバ州の州都。土地の高低差が少なく、平野が広がる地域のど真ん中にあり、冬には極寒の地となります。他の州よりも移民手続き期間が短く、倍率が低いので中国人をはじめ、移民の目的でウィニペグに住んでいる人も多いです。

★おすすめポイント★

  • 街が小さく、コミュニティーも狭い分、フレンドリーな人柄の人が多い。前に「褒める文化」について別の記事(【カナダ留学】人見知りでも積極的に英語で話しかけるコツ)でもちらっと触れたのですが、ウィニペグ(田舎の都市あるある)は大都市に比べ、道行く他人でも褒める、話しかける人が多い。
  • 日本人が少ない!夏の時期になると留学生が増えるのか、何日に1回かダウンタウンを歩いていると日本語が聞こえることもあるが、冬場やダウンタウンから外れると、日本人見かけた際には「おぉ!あの人も日本人かな?!」とちょっと驚くくらい少ない。笑
  • 家賃や学費が安い!物価全体ではすごく安いという感覚はないが、家賃は安い。ウィニペグのダウンタウンのコンドミニアム(セキュリティ、専用プール、ジム付き、地下駐車場代込み)に住んでた時の家賃と、バンクーバーでダウンタウンから電車で30分の戸建てに間借りしたところに住んでもなおバンクーバーの家賃の方が200ドル近く高い。

▲マイナスポイント▲

  • 冬が桁違いで寒く、雪が多い!冬の平均最低気温はマイナス20度。。平均でマイナス20度なので、もっと寒くなる時もあり、2019年の2月頃に体感気温がマイナス50度になったことも。。濡らしたタオルを外で振り回せば、数十秒で凍ります。。試してみるのも楽しいかも?笑 (★ただし屋内はセントラルヒーティング完備の建物が多く、半袖で過ごせるくらい快適)
  • 公共交通機関がバスのみ。ルート数は多いので、バスを使ってだいたい移動は出来ますが、冬はバス停で待っている時間が過酷。ダウンタウン周辺に住んでいれば割と便利だが、離れると通勤通学が大変。だいたい地元の人は車移動。
  • ダウンタウンの治安が悪い。夜間は特にドラッグ中毒者でふらふらしている人や奇声を発したり、仲間と何人かで集まってタバコ吸っていたりとガラが悪い。夜中のうちに割ったのか、お店のガラスが割れて散乱していることもたまにあった。
  • 労働賃金が低い。2019年8月現在の最低賃金は11.35ドル。(2019年10月に11.65ドルに引き上げられる予定)参考:バンクーバー13.85ドル、トロント14ドル(ウィニペグの家賃や学費が安い分しょうがないかも、、?)

11. レジャイナ(Regina)

ラスト11都市目は、カルガリーがあるアルバータ州、ウィニペグがあるマニトバ州の間、サスカチュワン州の州都レジャイナです!レジャイナもまた日本人にはあまり馴染みのない都市です。私の周りでもレジャイナで留学している、住んでいるというのはまだ聞いたことがないです。

★おすすめポイント★

  • レジャイナ大学は日本のいろいろな大学と交換留学が盛ん!大学の本科プログラムを目指す人も、語学学校のみの人も通える。本科に進む前に付属の語学学校で本科に行けるレベルまで英語を勉強する。
  • 何も遊ぶところがない分、勉強に集中できる!(?)無駄にお金を使わない(使うところがない。。)ので節約できる。

▲マイナスポイント▲

  • 交換留学で意外と多くの日本人がレジャイナ大学に集まる。特に最初のレベル分けテストで低めのレベルになるとクラスの半数が日本人ということも。。
  • 冬はウィニペグ同様、極寒。雪が降る日は少ないようだが、気温が上がらないので雪は残り続ける。ウィニペグもそうですが、カラッと晴れている日の方が、気温がとてつもなく低い!水分が雪にもならないほど寒いか(?)乾燥しやすいからだと思います。
  • 何もない。観光名所のようなものがない。遊ぶところもショッピングモールのみ。

以上、3回にわたって、カナダの11都市を紹介してきました!
それぞれ違った魅力的な面、マイナス面(?)があるので、カナダへ留学する際の都市選びの参考にしてみてください。

最後の記事まで読んでいただきありがとうございます!次回以降の記事もまた見に来ていただけると嬉しいです。