カナダ文化

【カナダ生活】日本とカナダの「ある・ない」文化10選

【Common Or Uncommon Culture In Japan And Canada】
今回は日本とカナダの文化の違いに焦点を当てていきます!日本には当たり前であってもカナダにはない文化逆に日本にはないけどカナダにはある文化についてそれぞれ5項目ずつピックアップしていきます!

カナダ留学で語学だけでなく、異国カナダの文化を知りたい、感じてみたい!という留学生の方も多いと思います。ぜひ参考までに最後まで読んでみてください!

目次

日本には「ある」けどカナダでは「ない」文化5選

まずは日本では当たり前の文化だけど、カナダでは見られないことを5つピックアップしたので解説していきます!

1. 『洗濯物を外干しする文化』

日本では季節を問わず、晴れていれば洗濯物を外に干すのが普通です。部屋干しするとどうしても生乾きの臭いがこもりがちで、浴室乾燥が完備されている、乾燥機を使うという以外は外干しが好まれます。

しかし、カナダでは夏は洗濯物を外に干している家庭もありますが、多くはなく冬はマイナスの気温になる地域も多いため洗濯物の外干しはあまり一般的ではないです。カナダの家には大きな洗濯機同様、大きな乾燥機があったり、洗濯物を干す部屋があったりします。カナダは日本よりも湿気が少なく、空気が乾燥しているので部屋干しでも早くて半日、大体は一晩で乾くので生乾きの臭いは気にならないです。

2. 『仕事後の会社上司・同僚との呑み文化』

次に紹介するのが『呑み』に関する文化です。日本では現代でこそ頻繁でなくなってきていたり、断りやすい、強制的に参加する必要がなくなってきた職場も多くなってきているようですが、仕事後に会社の上司や同僚と一緒に呑みに行く文化があります。

カナダでは、仕事とプライベートのオンオフがしっかり区別されているので、会社の人たちと遅くまで呑みに行く文化はないです。ただ会社によっては金曜日の就業時間後にビールや軽食が準備されていて、職場で少し呑んでから帰宅するという習慣があるところもあります。ただそれも「金曜日だ!週末だ!」というちょっとした息抜きと考えられているので、参加は自由です。

3. 『プレゼント用に包装してくれる文化』

日本で商品を購入し、プレゼント用に包装してもらう事はよくあると思います。お店にもよりますが、無料で包装してくれるところも、有料のところもあります。

カナダでも、プレゼント用の包装をサービスでしてくれることもありますが、包装してくれない、そもそもラッピングのサービスはやっていないというお店も多いです。また、プレゼント用にと言っても箱に入れてくれるだけで、そこから包装紙やリボンを使ってきれいに仕上げてくれるところはなかなかないです。

ただ、クリスマスの時期になると多くの人が家族や恋人、友達のために大量のプレゼントを用意するので、ショッピングモールの一角などにプレゼント包装(有料)をしてくれる特設コーナーが出てきたりします。

4. 『七五三などの年齢の節目ごとに行事がある文化』

次に紹介するのがお祝いごとに関する文化です。日本では、生まれてからお宮参り、お食い初め、初誕生、初節句、七五三、成人式、還暦などある特定の年齢、時期などの節目を迎えるごとに今後の成長や健康を願ってお祝いする行事があります。

カナダでも、ベビーシャワーや”Gender Reveal Party”(ジェンダー・レヴィール・パーティー)というお腹の中にいる赤ちゃんの性別がどちらかを発表するパーティーなどはありますが、年齢や時期における節目で行うお祝い事は少ないです。小さい子供たちにとっては毎年の自分の誕生日が最も盛大にお祝いされる行事になります。

また、カナダ特有の文化では、“Sweet Sixteen”と言って16歳の誕生日を特別大々的にお祝いする文化があります。

5. 『電子レンジで時短調理する文化』

日本では忙しい方のために電子レンジを使うことで時短で調理できるレシピが多くあります。カナダでも電子レンジで調理をしないわけではないですが、日本に比べると少ないと思います。

カナダで「簡単に調理する」=「オーブンを使う」ことも多いです。カナダの家のキッチンには大体大きなオーブン付きのストーブが設置されていることが多く、このオーブンを使って豪快に、でもオーブンに入れたら焼けるまでほったらかしでOKな簡単調理が好まれます!オーブン調理は結構時間がかかるので、時短というよりも手間が少ないので利用されているということが多いです。

日本には「ない」けどカナダでは「ある」文化5選

今度は逆に日本にはないけど、カナダでは当たり前にある文化を5つ解説していきます!

1. 『トゥース・フェアリーを信じる文化』

北米では、子供たちは歯の生え変わりで乳歯が抜けるとその抜けた歯を寝る前に枕の下に入れます。そうすると“Tooth Fairy”(トゥース・フェアリー)が来て、その歯がコインなどのお金やちょっとしたプレゼントなどと交換されるんだよ、と子供たちに教えます。(※もちろんそれをやってくれているのは、Tooth Fairyではなく大人たちですが笑)

日本では歯が抜けると、上の歯なら軒下、下の歯なら屋根の上に投げると新しい永久歯がちゃんと生えてくるという迷信があります。

2. 『気軽に家や家具などをDIYする文化』

“DIY”=”Do It Yourself”の略で近年日本でも流行っていますが、自分で家の補修や改築、家具を組み立てたりすることをDIYと言います。カナダではDIYをする人が多いです。部屋の模様替えや引越しなどを機に、部屋の壁の塗り替えを始め、ちょっとした家の故障は自分で直してしまう人もいます。

私はあまり行ったことがないですが、カナダのホームセンターのHome Depotなどでは様々なDIYの材料や用具を揃えることができます。

3. 『週末に庭先でヤードセールを開く文化』

次に紹介するのがカナダで週末などによく見かける、庭先でのヤードセール(ガレージセールも)文化です。日本ではフリーマーケットのイベントなどに参加して自分のスペースで、家で不要になったものを持っていき売ったりすることがありますが、カナダでは個人的に自由にヤードセールが行われています。

それも近所の人のみならず、その家の前を通りかかった人誰でも気に入ったものがあれば購入しています。子供のおもちゃや衣類、自転車や雑貨や本・雑誌などが売られています。たまに家具がドンと置いてあることや値段はつけず、無料で持っていってください、と庭先に置いてあることもしばしばあります。


photo credit: Chiot’s Run Garage Sale Sign via photopin (license)

4. 『レストランで食べきれなければ持ち帰れる文化』

これは知っている方も多いと思いますが、カナダではレストランで頼んだものを食べきれない場合は、プラスチック容器などに残りを入れて持ち帰ることができます。日本では衛生面的に持ち帰ることができないのがほとんどです。

5. 『新年よりも盛大に建国記念日カナダデーを祝う文化』

最後に紹介するのがカナダの最大の祝日、カナダデーに関する文化です。カナダでは新年よりも毎年7月1日のカナダ建国記念日『カナダデー(Canada Day)』を盛大に祝います。

photo credit: beaumontpete Happy Canada Day! via photopin (license)

2020年の今年はコロナウイルスの影響で自粛ムードでしたが、例年ならカナダデーにはカナダの国旗のマークがついた洋服や帽子を身につけたり、国旗カラーの赤や白のコーディネートにする人もいます。街のあちこちに国旗が飾られ、お祝いムードでいっぱいです。7月1日固定なので年によって曜日が異なりますが、祝日で休みとなります。

まとめ

いかがでしたか?日本とカナダに住むのでは異なることが多くありますが、文化的にも異なることがたくさんあります。今回の記事で少しでも日本にある文化、カナダにある文化、それぞれにない文化を知ってカナダについてもより知っていただけたら嬉しいです!