カナダ留学

【カナダ留学】カナダの各都市の『冬の天気』はどんな感じ?

【How Is The Winter Weather In Canada?】

カナダの東部・西部・中央部に位置する3都市トロント・バンクーバー・ウィニペグに長期で滞在した経験から各地域、各都市の春夏秋冬の天気や主な気候、またそれぞれの季節でのおすすめの服装について解説していきます!

今回はラストの『冬』編ですが、前回までで『春』『夏』『秋』編を紹介したので、気になる方はこちらから!

【カナダ留学】カナダの各都市の『春の天気』はどんな感じ?

【カナダ留学】カナダの各都市の『夏の天気』はどんな感じ?

【カナダ留学】カナダの各都市の『秋の天気』はどんな感じ?

春夏秋冬それぞれを4記事に分けて書いていこうと思うので、カナダに留学する予定時期に合わせて、カナダの天気や気候を知りたい!、どんな服装すればいいのか悩んでいる!と言う方必見です!また長期でカナダ留学、滞在、移住をお考えの方は4記事すべてチェックして参考にしていただければ嬉しいです!

目次

【カナダ東部】トロントの天気・気候

まずは、カナダ留学都市人気ツートップの1つカナダ東部の最大都市トロントから見ていきましょう!「トロントは冬寒いから留学先はバンクーバーがいい」と思う方もいるほどトロントの冬は長く、厳しいです。どのくらい寒く、どんな服装を着たらいいか詳しく解説していきます。

  • トロントの冬は何月から何月頃まで?
  • 『秋』編でトロントの秋は11月上旬頃までと書きました。秋が終わりいきなり気温がマイナスになるわけではありませんが、11月中旬頃には日本で言う冬の気温になります。多くの人が冬物ジャケットを着用し始め、長い冬に備えます。11月中旬以降には朝晩の最も気温が低くなる時間帯に軽く雪が降る日も出てきます。また、日中の気温もマイナスになり始め、その日の最低気温はマイナス10度台になることもあります。1月中旬以降、2月の最も寒くなる冬のピークに向けて12月、1月にはどんどん気温が下がり、月平均気温もマイナス1桁台です。3月になるとピークは抜けてきますが、まだまだ冬の寒さが残ります。3月下旬や4月上旬には突発的に15度前後まで気温が上がる日も出てきて、下旬にはそれが安定してきて冬の終わりを迎えます。なので『トロントの冬』は11月中旬頃から4月の中旬、下旬前までとなります。

  • 気温や湿度はどのくらい?
  • 11月:上旬には10度を超える日もありますが、中旬になると0~5度で推移し、11月でも日中の最高気温がマイナス1桁台になる日も出てきます。下旬には降り積もるほどではないですが、朝方や夜中に雪がちらつく日もあります。

    12月:上旬には10度前後まで気温が上がる日も数日ありますが、基本的には月を通して最高気温は0度前後の日がほとんどです。また、上旬は朝に軽い雪が降る日が多くなってきて、中旬以降は朝から日中も雪が降り続き、少しずつ地面にも雪が積もるようになってきます。年にもよりますが、12月中旬以降には朝晩に最低気温がマイナス15度前後まで下がることもあります。

    1月:1月には気温が10度前後まで上がる日はめったになくなり、マイナス5~5度の間の気温が多いです。これも年によってですが、中旬頃になると最低気温がマイナス2桁台(マイナス20度前後)になることもあります。そんな日は日中の最高気温もマイナス2桁台(マイナス15度前後)ということもざらです。また吹雪いている日はもちろん寒いですが、雪が降らず晴れている日もかなり寒い日もあり、窓から見た外の見た目だけで気温を判断することはできないので注意しましょう。

    2月:2月は1月とあまり変わらず、基本的にはマイナス5~5度の間の気温の日が多く、寒くなる日はマイナス2桁台まで下がります。年によってはブリザード(吹雪)が数日間続き、気温もマイナス続きで、学校が休校になったりすることもあります。

    3月:上旬までは最高気温が0度以下の日は減ってくるものの5度以下の日が続くことが多いです。中旬頃にやっと少し寒さが和らぎ、10度近くまで気温が上がる日も出てきます。ただまだそのような気温は安定せず、三寒四温のように暖かくなったり、また寒くなったりを繰り返し下旬にかけて徐々に気温が上がってくる感じです。

冬のトロントおすすめの服装

11月:上旬は秋物ジャケットに厚手のセーターでも乗り切れますが、中旬以降は冬物ジャケットに切り替えてもいいかもしれません。1月、2月の本格的な冬の寒さに備えてこの時点では、中は薄めのシャツなどを着て冬物ジャケットを使うのをおすすめします。

12月:12月に入ると雪が降る日も多くなってくるので、フード付きの防水のダウンジャケットなどを着るといいです。傘をさすための手が凍えてかじかんでしまうので、雨混じりの雪でない限り傘は使わなくてもいいと思います。

1月:1月頃から本格的に防寒対策の服装をし始める必要があります。トロントの冬ではおしゃれ優先の服装ではなく、本当に防寒出来る服装にしないといけないです。足元はソール厚め、滑り止めつきのスノーブーツ(ショート丈はおすすめしないです。雪が積もるのである程度長めの丈のものがおすすめ)、ダウンジャケットは前を完全に閉めて、フードを深めに被る(風で脱げないように)、厚手の手袋、マフラーで完璧です。

2月:1月の服装とほぼ同じで防寒対策に力を入れましょう!付け加えると、外はマイナス2桁台の気温でも建物内はセントラルヒーティングが完備されていることが多く、かなり暖かく、人によってはTシャツで過ごしている人もいます。防寒対策をしつつ、温度調節できるように重ね着しておくと良いです。

3月:3月上旬頃までは1、2月から引き続きの服装で、中旬頃から徐々に着るものを減らしたり、手袋などはいらなくなってくるかもしれません。気温的には日本の冬の気温ですが、マイナスを体感して体が慣れてくると、5度以上の気温になっただけでも「今日ちょっと暖かいな」と感覚が麻痺してきます。笑

【カナダ西部】バンクーバーの天気・気候

続いてカナダ留学都市人気ツートップのもう1つカナダ西部の最大都市バンクーバーを見ていきます!『春』『夏』『秋』編でも少し触れましたが、「冬は寒すぎず、夏も暑すぎない」バンクーバーの冬は実際どんな感じなのでしょうか?詳しく解説していきます!

  • バンクーバーの冬は何月から何月頃まで?
  • 『秋』編でバンクーバーの秋は11月中旬頃までと書きました。なのでバンクーバーでは11月中旬以降、下旬頃には冬が始まってきます。11月下旬には10度を切る日が多くなり、12月に入ると気温自体はそれほど変わらないですが、「レインクーバー」の異名を持つだけに雨の日が多くなります。3~4日雨の日が続くこともあり、気分的には3日に1度は雨が降っているような感じです。1、2月も5~10度の間の気温の日が多いです。昔は雪が降ることはめったになかったバンクーバーですが、近年は突発的に雪がドカッと降る時もありますが、吹雪や雪が積もってなかなか溶けない、その上にさらに雪が降るというのはあまりないです。と言うことで『バンクーバーの冬』は11月中旬以降から3月中旬頃までと言えそうです。

  • 気温や湿度はどのくらい?
  • 11月:中旬頃までは15度前後まで気温が上がる日もあり、まだ秋らしさが残っていますが、中旬以降になると10度前後までしか上がらない日がほとんどです。また、朝晩の時間帯ですが最低気温がマイナス1~5度くらいになることもあります。

    12月:中旬頃までは11月後半同様10度前後の気温が続きます。下旬に入るとさらに気温が下がり、5度前後で推移することもあります。雨の日が多くなってきて、3~5日連続で雨の天気が続くということもよくあります。ただ12月に雪が降ることはほとんどないです。

    1月:1月も12月と似たような天気、気温が続きます。基本的に最高気温は10度前後、最低気温も0~5度です。今年(2020年)には最高気温がマイナス7度しかない日もあったのですが、最高気温がマイナスになるのはバンクーバーではごく稀です。

    2月:2月に入っても気温に大きな変化はなく、10度前後が基本でたまに最低気温が氷点下を切ることもあります。降雪は多くはないですが、年によりばらつきがあり、2月に1、2日雪が積もって残るほど降る時もあれば、降っても積もらず、すぐ溶けて雨に変わってしまうということもあり、なかなか天気を読むのが難しいです。

    3月:中旬頃までは冬の天気で気温も10度前後、10度以下の日も多いですが、下旬になると10度以上の日も増えてきて少しずつ冬の終わり、春の始まりを感じられるようになってきます。

冬のバンクーバーおすすめの服装

11月:中旬頃までは秋物ジャケットでも大丈夫ですが、下旬は人によっては冬物ジャケットを使い始めていいかもしれません。特に朝早くから、夜遅くまで出かける方は寒さが厳しくなってくる時期なので少し洋服を多めに着るなど準備した方がいいです。

12月:トロントやウィニペグの12月の気温に比べれば大したことはないですが、それらの冬に耐性がない場合は冬物ジャケットを本格的に着始めましょう。秋編でも書いたように雪と言うよりも雨が多くなってくるのでレインシューズや防水性の高いブーツ、防水のジャケットを用意しておくと良いです。

1月:1月も気温的にはそれほど変わらず、マイナスになることも少ないので個人差はあると思いますが、厚手の手袋やマフラーをぎっちり巻くことなどは不要かもしれません。

2月:2月も1月同様の服装で問題ないです。機能性の高いダウンジャケットなどを着る場合はバンクーバーではそれで十分なので、カナディアンの中には真冬でもTシャツにダウンジャケットのみで出かける人もいます。

3月:中旬までは冬物ジャケットが手放せませんが、下旬にもなるとカナディアンのように中は薄着でダウンジャケットを上に着るだけでも平気になってきます。

【カナダ中央部】ウィニペグの天気・気候

カナダの都市の中でも最も冬の寒さが厳しいと言われるカナダのちょうど中央に位置するマニトバ州の州都ウィニペグを最後に見ていきましょう!冬はマイナス30度、40度(体感温度はそれ以下!)にもなるウィニペグの冬は一体どんなレベルなのか?どういう服装で生き延びればいいのか解説していきます!

  • ウィニペグの冬は何月から何月頃まで?
  • 『秋』編でウィニペグの秋は10月中旬頃までと書きました。10月下旬には最高気温が10度を切り、さらに5度以下になる日も出てきます。トロント、バンクーバーに比べても圧倒的に冬の始まりが早いです。(そして長い、、)11月、12月には早くも冬の本格さが増し、月の平均気温はマイナス10度前後、月の中で最も寒くなる日の最低気温はマイナス2桁台になります。そして1月、2月に冬のピークを迎え、ウィニペグの冬が本気を出してきます。3月になるとやや寒さが和らぎますが、まだまだ冬の終わりは見えず、4月中旬、下旬頃にようやく春めいてくるという感じです。なので『ウィニペグの冬』は10月下旬から4月下旬までと言えそうです。

  • 気温や湿度はどのくらい?
  • 10月:中旬頃までは15度前後、15度以上になり、秋らしい陽気を楽しむことができますが、下旬頃から徐々に最高気温が下がってきて10度前後、日によっては5度前後までしか上がらない日も出てきます。また下旬頃から軽く雪も降り始めることも多いです。

    11月:11月に入るとさらに気温が下がってきて、日中の最高気温が5度以下、マイナス1桁台までしかない日も多くなってきます。また雪も本格的に降るようになり、少しずつ地面に降り積もり、溶けきる前にまた雪が降ってくるといった感じです。月の平均気温はマイナス1桁台となり、最低気温がマイナス10度台、最高気温も―5~5度の間で既にとても寒いです。

    12月:上旬はマイナス1桁台、マイナス10度前後で推移しますが、上旬以降どんどん気温は下がり、日中の最高気温がマイナス15度以下、最低気温はマイナス20度台の日も続くようになってきます。降雪量も増し、外に出ると足元が埋まるくらい雪が降り積もり始めます。

    1月:寒いのには変わりはないですが、気温の変化は激しくマイナス20度台まで下がる日もあれば、マイナス1桁台、または氷点下前後で気温が落ち着く日もあります。ただ12月よりもマイナス2桁台になる日も多く、吹雪いたり、1日中雪が降り続いたりします。さらに晴れている日ほど気温が低く、空気が冷たすぎて外で息を吸うたびに鼻や喉がキンと痛くなるほどです。

    2月:2月がほぼ冬のピークで上旬、中旬にはマイナス2桁(マイナス30度台、体感温度マイナス40度)になることもあります。下旬にかけてもまだマイナス15度以下になることもありますが、少しずつ気温が上がってきます。(上がっても氷点下前後ですが)

    3月:上旬はまだマイナス2桁台になる日もありますが、中旬を越えると日中の最高気温がマイナス1桁台あるいは0度以上5度以下の日も増えてきます。下旬には10度前後まで気温が上がる日も出てきて、マイナス2桁に比べれば「春」のような気温になってきます。

    4月:上旬は10度以下の日もまだ多いですが、中旬以降徐々に寒さが和らぎ、冬の終わりを感じられるようになってきます。中旬以降には15度前後まで気温が上がる日もあり、ようやくウィニペグも春を迎えます。

冬のウィニペグおすすめの服装

10月:中旬頃までは秋物の服やジャケットで何とかなります。下旬には冬物ジャケットを出し始めるか、秋物服で重ね着してなんとかしのげる程度です。

11月:11月には早くも冬物ジャケット、ダウンジャケットが必要です。雪も降り始めるのでスノーブーツも必須です。まだ吹雪くほどではないので、マフラーや顔覆うほどのものは必要ないです。

12月、1月、2月:完全防寒対策が必要です。多くの地元カナディアンは車移動のため、それほど防寒対策をしない人もいますが、(それよりも車のケアが必要で、ガレージがあれば出かける少し前からエンジンをかけて温めておいたり、外に駐車している場合は雪をどけたり、窓の氷を溶かしたりする必要がある)留学生の多くはバスや徒歩での移動がメインなので少しでも肌の露出がなくなるようにして出かけるのがおすすめです。1月、2月もさらに寒くなってくるので、出来るだけ外にいる時間をなくすように工夫しましょう。バスを待っているだけでも凍える寒さなので、バスのスケジュールをチェックしたり、(時間通りに来ないことも多いですが、、)ダウンタウンなら建物間にスカイウォークと言う空中歩道があり、屋内を移動できるので利用するのをおすすめします。

3月:3月も引き続き冬物ジャケットが必要ですが、12~2月に比べて少し緩めても大丈夫そうです。気温の上昇とともに手袋やマフラーなどの小物はいらなくなってきます。

4月:上旬、中旬は冬物ジャケットがあると安心ですが、中に着るものを減らしたり、薄手のものに変更しても良さそうです。下旬にはダウンジャケットではなく、少し薄めの冬物ジャケットにしてもいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?今回はシリーズ最後のカナダの3都市それぞれの『冬』について紹介しました。ぜひ今後のカナダ留学の参考にしていただけたら嬉しいです!

【カナダ留学】カナダの各都市の『春の天気』はどんな感じ?

【カナダ留学】カナダの各都市の『夏の天気』はどんな感じ?

【カナダ留学】カナダの各都市の『秋の天気』はどんな感じ?