カナダ留学

【カナダ留学のメリット】カナダ留学変わる価値観と考え方8選

【Values And Way Of Thinking That May Change In Canada】

「カナダ留学すると価値観が変わる!人生が変わる!」

このようにカナダ留学を経て、自分の中の価値観や考え方、人生観が変わったという感想を持つ人が多くいます。もちろんカナダでの留学に限った話ではないですが、留学で何かしら影響や変化を感じる人が多いと思います。

今、カナダ留学しようか迷っている方、カナダ留学する決断がいまいちつかない方、「カナダ留学で価値観変わるっていうけど、何が変わるの?」と思っている方に、具体的にカナダ留学で変わる価値観や考え方とはどういうものなのか解説していきます!ぜひ最後まで読んでいただき、留学しようか迷っている方、参考にしていただければ嬉しいです。

目次

カナダ留学でなぜ価値観や考え方が変わるのか?

まず初めに、なぜカナダに留学すると価値観や考え方が変わるのかについて答えてみます!

答えは、

A. カナダや他の国の日本とは異なる『言語・習慣・歴史・文化・環境』に直接触れることができるからです。国によって言語や文化が違うのは知っていても、今までは本やテレビなどを通してしか知れなかったものを、自分の目で、耳で、肌で直接感じることができます。カナダは移民が多く、多民族国家なのでカナダに住むと必然的に、カナダのみならずカナダ以外の国の人やその文化などにも触れることができます。

カナダ留学で変わる価値観と考え方

それでは具体的にどんな価値観や考え方がどのように変わるのか説明していきます!留学生一人一人によって体験するものはさまざまだと思いますが、主なものを8つ取り上げてみます。

1. 自分の意見を持つこと、意見を言うこと

まず最初に挙げられるのが、「意見を持つこと」そしてその「意見を言うこと」です。カナダに来なくてもそんなの既に出来てるよ、と思う方もいるかもしれませんが、日本の教育スタイルとカナダの教育スタイルの違いからカナダに留学して「意見を持つこと、言うこと」に対する考え方が変わる人も多いです。

日本の学校では授業中は静かに先生の説明を聞き、板書されたことをノートに書き写し、先生が質問したら答える、先生が質問はないか聞いたら質問するのが通常で、それが理想的な授業の受け方と考えられていることが多いです。しかし、カナダ(西洋文化圏)では、授業中に質問があれば、疑問に感じた瞬間に声に出します。時には先生が話している途中でも遠慮せず聞きます。

また、カナダではディスカッションや普段からの会話でも、他人に同調するだけでなく、違う意見や考えを持っていれば伝えることを積極的にする人が多いです。もちろん相手を真っ向否定するのではなく、誠意を示しながら気を遣っている人がほとんどです。そして、反対意見、別の意見を言われた側も気分を損ねたりすることはなく、違う意見があることを受け入れています。

2. 自信を持つこと

冒頭でも触れたように多民族国家カナダでは様々な人種が共存し、見た目も異なります。肌や髪の色、体形、顔の造形など多様でそれが当たり前です。そんな自分が好き、ありのままの自分が好きという人も多く、見た目ばかりを気にする人は日本に比べて少ないと思います。多様な文化などを知ることで「美の基準」が1つではないことが分かり、自分もこのままでいいんだ、と自信が持てるようになる環境です。

また、1つ目の「意見を言うこと」とも少しつながりがありますが、自分の意見を主張することも当たり前で、それで嫌な顔をされることも少ないのと、意見がないと子供っぽいと思われてしまうので、自然と自分の意見を持つようになり、「反対されたらどうしよう」と不安になる必要もないので、自信を持って意見を言うことができるようになります。

3. コミュニケーションの取り方、察する文化はないこと

カナダと日本ではコミュニケーションの取り方も違います。日本に比べてYes、Noをはっきりさせることが当たり前です。そのため「空気を読む文化」や「察する文化」も日本とは違ってほとんど認識されないです。

今までの日本で日本人同士の間でのコミュニケーションの取り方はカナダでは通用しにくいです。ちゃんと自分が言いたいこと、思っていることが伝わらなかったり、誤解が起きやすくなったりします。「ここまで言えば、後の残りの言いたいことは察してくれるだろう」では相手は分かっていないことが多いです。思っていることがあれば、きちんと言葉にして伝えないと理解してもらえません。

4. 年齢・上下関係を気にしすぎないこと

日本では学生時代から既に先輩・後輩などの上下関係が存在し、相手の年齢によって話しかけ方、呼び方を変えるように気を遣います。カナダでは確かに目上の人やビジネスにおいて相手に丁寧に話しかける面もありますが、日本に比べてそれほど厳密に年齢は気にしません

そもそも相手の年齢を聞くこと(相手が若くても、年を重ねていても)は一般的ではなく、「なんで年齢を知る必要があるの?」と思う人も少なくないです。なのでカナダ留学においても学校やバイト先、職場で年齢関係なくフレンドリーに話すのが日常ということを体験できると思います。日本では考えられなかった概念、価値観の変化を味わえます。

5. 自分の常識が世界の常識でないと知ること

自分が思う常識や日本での常識が、カナダに来ると必ずしも常識でないことを知ります。例えば、日本での接客業界において「お客様は神様」のように店員はお客に対してとても丁寧に(丁寧すぎるほどに)対応します。日本ではこれが当たり前で違和感をそれほど感じませんが、カナダではよほどハイクラスな場(高級ホテル、高級デパート、高級店など)でない限り、日本でのような接客はしません。(※ハイクラスな場であっても、フレンドリーに、フランクに対応するところもあります)

もちろんお客を不快にさせないのは前提にはありますが、度が過ぎるほど丁寧に対応はしないです。あくまでお客さんがリラックスして、肩ひじ張らずいられるように配慮するという方が強いです。これに限らずカナダ留学すると、様々な場面で自分の常識を覆される、自分の常識が絶対ではないんだと気づかされます。

6. 不便な中で生活すること、妥協すること

便利な日本で暮らすのは不自由がなく快適ですが、不便さを知ること、不便な中で生活していくことで新たに学べる、新たな視点で自分自身や生活について見ることができます。トロントやバンクーバーをはじめとした大都市のあるカナダでも、日本の生活に比べると不便に感じることがあります。

例えば、電車やバスは本数や路線数が少なく、サービスや車内の清潔レベルが低い、発着時間の正確さも日本の電車やバスシステムに比べると断然悪いです。また、日本ではどこにでもある便利なコンビニエンスストアですが、カナダはそれほど店舗数もなく(ティムホートンやスターバックスなどのコーヒーチェーン店は至る所にありますが)商品のバリエーションも少なく、そのクオリティーもよくないです。

ただその不便な生活になれると、ちょっとくらいの不便さや、時間が遅れたりすることには寛容になれます。さらに心に余裕が持てるようになります。

7. いろいろな考え方、生き方に触れること

先述したように、カナダには多様な人種、民族の人々がいて、さらに年齢関係なくフランクに他人と接する文化、また街中で見知らぬ人が話しかけてきて、ちょっとした立ち話から仲良くなって話すことも日常的なため、いろいろな人の自分とは異なる考え方、生き方に触れることができます。

8. 日本を外から見てみること

最後に挙げるのが、カナダに留学することで「日本を外から見る」ことです。今までは日本で起こっていることを日本の中で見ていたけれど、それをカナダにいながら見ることで、別の視点から見ることができます。1~7まででまとめた体験も含め、日本にいる時との違いを感じることで自分の考え方や、価値観が変わり、日本の文化やシステムについて考え直す機会になります。

まとめ

いかがでしたか?カナダに留学して英語を学び、磨くだけでなく、自分の中の価値観や考え方、人生観が変わり、自分の進む道や生き方を変える(あるいは意図せず自然と変わる)こともできます。この記事を読んで、カナダ留学での可能性について知っていただけたら嬉しいです。