カナダ文化

【カナダの噂】マリファナ合法で危険な国?うそ/本当?な6選

【True Or False? Revealing Rumor About Life In Canada】

今回は『カナダ』と聞いてイメージすることや、噂で聞いたカナダのことについてよくある疑問6つを解説していきます!『カナダ』といえば「メープルシロップ」「ロッキー山脈やその周辺の湖などの雄大な自然」を思い浮かべると思いますが、「新鮮なメープルシロップがいつでもどこでも手に入るのか?」「雄大な自然ばかりで都会らしいところはないのか?」などイメージが先行して本当のところはどうなの?と思うことがあります。

ぜひカナダ留学前にカナダを噂ではなく、実際の様子を知るため、留学準備のために最後まで読んでみてください!

目次

1. 『カナダ人は全員公用語の英語・フランス語どちらも話せる?』

カナダの公用語は実は2つあり、「英語」「フランス語」と定められています。そのためこれを聞くと、「じゃあカナダ人は全員英語もフランス語も話せるんだ!」と思ってしまうかもしれませんが、実際のところカナダ人全員が英語、フランス語の両方を話せると言うわけではありません!

カナダ政府による統計を見てみると、カナダ全人口の約20%弱の人のみが英語とフランス語のバイリンガルなようです。モントリオールやケベックなどの都市を含むカナダ東部のケベック州では8割以上の人がフランス語を主に使っていますが、ニューブランズウィック州を除く他の州ではフランス語をネイティブに話せる人は人口の5%以下となっています。

首都オタワ出身でモントリオールにあるカナダの名門マギル大学を卒業したジャスティン・トルドー首相も、英語とフランス語のバイリンガルで公の場でも両言語で意見を述べていることも多いです。

参照:Statistics on official languages in Canada

2. 『カナダも銃社会?マリファナも合法だから犯罪が多い?』

州によって規制は様々ですが「銃社会であるアメリカと国境を接しているから、カナダも銃の所持が一般的なんじゃないの?銃犯罪が多く、危険なのでは?」と思う方もいると思います。また、カナダでは2018年10月にマリファナ(大麻)の医療目的以外の使用も合法化となり、マリファナの入手も身近となり、街中でマリファナを吸っている人も見受けられるようになりました。しかし、日本では違法になるため「マリファナ=危険物」と認識している方も多いかもしれません。

まず、銃規制に関してはカナダはアメリカよりも厳しいです。アメリカではすべての拳銃が登録されていますが、古い拳銃や長年所持されたもの、所持者が亡くなり時間が経った拳銃は申請や許可を受けずに、誰かに譲ったり、販売したりできます。州ごとの規制で銃を購入しても所持できるかどうかは、それぞれの州で異なるようです。一方、カナダでは基本的に銃を所持するには資格が必要で、指定のコースを受講し、テストに合格する必要があります。自然の多いカナダでは狩猟目的でライフルやハンドガンが許可制で使用されています。ただし、基本的には警察や軍関係者などを除き、銃を携帯することは認められていないです。

また、マリファナ(大麻)の効能は基本的に沈静作用睡眠作用があり、依存性もアルコールやタバコのニコチンよりもはるかに低いです。なのでマリファナで意識が飛んだり、気がおかしくなるほどではないため(※過剰に摂取した場合はリスクがある可能性も)マリファナを吸ったからといって犯罪に繋がると言うわけではありません。(※日本では所持自体が違法、犯罪行為になりますが)

カナダでの犯罪はほとんどない、と言うわけではないですが日本に比べてすごく多い、と言うわけでもありません。何が起きるか分からないので、100%安全と言えるところはないですが、それでもカナダは比較的安全な国だと思います。

3. 『食べ物は一人前の量が半端ない?!』

これもアメリカ同様にイメージする人も多いと思います。「一人前で頼んだつもりが一皿の量が多すぎて食べきれない!」という状況がカナダでもよく起こるかというと個人的にはカナダではびっくりするほど量が多い、と思ったことはあまりないです。

ただ、日本のサイズに比べると量が多いものもあります。有名どころではマクドナルドのドリンクのサイズが日本のマクドナルドのドリンクの倍くらい大きかったりします。笑 詳しくはこちらの記事(【カナダ文化】びっくり!『カナダサイズ』巨大容量な12品)でも細かく書いているので興味がある方はチェックして見てください!

4. 『雄大な自然が有名なカナダ。どこも自然ばっかりなの?』

「カナダといえば壮大なロッキー山脈エメラルドグリーンのレイク・ルイーズに東に行けばナイアガラの滝メープル街道、北に行けばイエローナイフでオーロラも見れる!」とたくさんの自然豊かな観光名所を思い浮かべると思います!確かにこれらの名所は本当に絶景とカナダの自然の雄大さを実感できる人生に一度は訪れたい場所です。

しかし、自然のイメージが先行し、都会的なイメージをカナダに持たないかもしれません。実際はカナダの最大都市トロントをはじめ、バンクーバーカルガリーモントリオールなど近代的なビルが立ち並び、交通機関も発達し、多くの人が街を歩いています。私も初めてトロントに降り立ったとき、「東京みたい!カナダ感ゼロ!」と思いました。笑

5. 『メープルシロップ農場はどこにでもある?農場から直購入が当たり前?』

「カナダに来たら、美味しいメープルシロップがどこでも手に入るのかな?」「メープル農場に行って、新鮮なメープルシロップが食べられる?!」と期待している方はいますか?

確かにカナダではほとんどどこのスーパーでも小売店でもカナダ産のメープルシロップを安価で購入することができます。しかし、それらは農家から直送などではないので本当に新鮮なメープルシロップが欲しいとなると、郊外のメープルファームに行かないとありません。また、メープルファームもどこにでもあるわけではないです。トロントにいるときにメープルファームツアーに参加しましたが、バスで30分ほど郊外にでなければなりませんでした。(30分なら近い方?)

6. 『カナダ人はみんな”eh?”って言う?』

カナダ文化について調べたりすると、カナダの方言?カナダ人がよく使う語尾として“eh?”(「エイ?」と発音します)が出てきます。いろいろな使い方がありますが、主に日本語でいう「〜でしょ?〜だよね?」と同意を求めるときに”~right?”の代わりに使われます。カナダ人なら誰でもこの”eh?”を頻繁に言うのでしょうか?

実際のところは、若い人で”eh?”とナチュラルに使う人はあまりいないです。どちらかと言うと年上の大人たちが使います。“Today is beautiful day, eh?”「今日ほんと天気いいよね?」と言うように使います。

まとめ

いかがでしたか?カナダに来る前に抱いていたイメージと実際に来てみると、そのイメージが崩されることはよくあります!ぜひカナダ留学前の参考にしていただけたら嬉しいです。